私のThinkPad、現在九代目


私の同僚に、

「MacでLotus Notesも動くし、Mac版Lotus SymphonyでMS Office文書も編集できるし、ブラウザーがあれば他も全部一通りできるし、永井さんもそろそろMacにしましょうヨ!」

と言われたのがきっかけで、改めて私はノートブックPCはThinkPad以外使ったことがないことに気がつきました。(正確には、ThinkPadの前身であるPS/55 Noteも使いましたが…)

ということで、たまにはITmediaらしい話題を、ということで、自分のThinkPad遍歴を書いてみることに致しました。

初代:PS/55 Note (5523-S04)
スペック:386SX 12MHz, Memory 2MB, HD 40MB, DOS/V V4
時期:1991年
会社から支給されたものです。でもあんまり昔なので、どんな理由か忘れてしまいました。会社ではPS/55をメインで使っていましたし、会社のネットワークには接続できなかったので、一太郎を入れて年賀状印刷とか、写真のデータ管理とかで使っていました。使用頻度は週に1-2回程度。

二代目:PS/55 Note N23SX (5523-S14)
スペック:386SX 16MHz, Memory 2MB, HD 40MB, DOS/V V5
時期:1992年
これは今はなき某パソコン通信にシスオペとして参加することになった際に、支給されたものです。初代からちょっとだけスペックアップしました。モノクロディスプレイでしたし、間もなく自宅のメインPCとしてPS/V Masterを購入して毎晩パソコン通信をやるようになったので、こちらもあまり使いませんでした。

三代目:ThinkPad 230CS
スペック:486SX 33MHz, Memory 12MB, HD 130MB, Windows 3.1J
時期:1994年
私にとって初めてのThinkPad。あの一世を風靡したThinkPad 220のカラー版です。社内販売ではありますが、自腹で買った初のノートブックPCでもあります。しかし256色表示で写真がきれいに表示されない等、スペック面では自宅のメインのPS/V Masterの方が勝っていたので、オフ会等に持っていくバックアップ用でした。
その後、同僚に5000円程度で払い下げました。

四代目:ThinkPad 535
スペック:Pentium 120MHz, Memory 40MB, HD 810MB, Windows 95
時期:1996年
写真がきれいに表示できました。230CSの後継用に、自腹で秋葉原で買いましたが、486DX4 100MHzのPS/V Masterの方が総合パフォーマンスがよく、もったいないことに、これはあまり使いませんでしたね。

五代目:ThinkPad 560X
スペック:Pentium 200MHz, Memory 96MB, HD 2GB, Windows 98
時期:1998年
会社で使用していたThinkPad。当然会社支給です。美しいボディでしたね。これはかなり使い込みました。ファイル編集中、一日数回落ちるWindows 95には、「私の時間を返してくれ」と随分と泣かされました。この頃から、自宅からダイアルアップで会社のネットワークに接続できるようになりました。ただ、会社支給なので、個人的な作業はこのPCでは行えませんでした。

六代目:ThinkPad 600E
スペック:Pentium II 400MHz, Memory 128MB, HD 6.4GB, Windows 98
時期:1999年
これも会社で使用したパソコン。560と比べて丈夫でした。でも重かったですね。

七代目:ThinkPad X21
スペック:Pentium III 700MHz, Memory 384MB, HD 20GB, Windows 2000
時期:2001年-2005年
久し振りに自腹を切って社員販売で購入し、仕事とパーソナル両方で使ったもの。2001年までは通勤時間は徒歩25分という環境だったのですが、翌年から田園都市線・半蔵門線の終点(中央林間)から終点(水天宮・当時)まで1時間半通勤する見込みだったので、通勤時間有効活用のために購入しました。初のB5ファイルサイズのノートブックで、非常に快適でした。
その後、20GBのハードディスクが手狭になり、40GB⇒80GBと2回換装しました。
恐らく一番酷使した機種で、液晶と本体のヒンジの交換2回・液晶交換1回・マザーボード交換1回、キーボード交換1回、と、かなり修理しましたが、その度に新品同様に戻って、活躍してくれました。

八代目:ThinKpad X41
スペック:Pentium M 1.6GHz, Memory 1GB, HD 60GB, Windows XP
時期:2005年
X21がスペック的に限界が来たので、耐えられる限界までX21を使った上で、社員販売で購入。アプリ起動は格段に速くなり、軽快に使えるようになりましたが、60GBの1.8インチディスクは当初から容量一杯一杯で、外付けディスクを使うも、1.8インチディスクの容量アップ版が出る前に私のデータ量が限界に来てしまい、わずか1年で次世代機種に交代。現在、このX41は妻が使用しています。

九代目:ThinkPad X60
スペック:T2300 1.66GHz, Memory 1.5GB HD 160GB, Windows XP
時期:2006年
昨年末に購入した機種。現時点ではスペック的にはまだまだ余裕。ビジネス・プラベート両面で大活躍です。

 

このようにして改めて見てみると、昔と比べるとスペックがいかに向上しているかがよく分かりますね。でも、「ムーアの法則」が続く限り、今は余裕と思っているスペックでも、10年後には「よくあのスペックで使っていたなぁ」と思うのでしょうね。

ということで、使い始めて16年目、本格的にThinkPad 560Xで愛用を始めてから10年目のThinkPadですが、昨年購入したX60からはIBMロゴに加えてlenovoロゴも記載されるようになりました。

来年からはIBMロゴも使用されなくなるとか。

IBM社員としてちょっと寂しい気もしますが、私はThinkPad大好きですし、個人的にlenovoは応援し続けたいですね。

私のThinkPad、現在九代目」への2件のフィードバック

  1. 486DX4 100MHzのPS/V Master懐かしいです!
    私がはじめて買ったパソコンです。イイPCでしたよね。最近まではThinkpad i1200 1161-92Jを使っていましたがついにヒンジ部分が壊れちゃいました。
    ThinkpadからIBMのロゴが消えるのは寂しいですよね。残ってるうちにもう1台と思っちゃいますよね。

  2. sozさん、
    いやぁ、本当にPS/V Masterは銘機でしたね。パソコンで写真を始めたのも、このマシンでした。
    総合性能というか、「地力」を感じさせてくれるパソコンでしたね。今から考えるとDX2-66MHzにせず、DX4にしておいたおかげで長い間使えた訳で、結果的にDX4を選んでよかったと思います。

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