ITmedia エグゼクティブセミナーリポート「ワークライフバランスは人生にも企業にも、そして社会にも好循環を作り出す」で、株式会社ワーク・ライフバランス社長の小室淑恵さんの講演の様子が掲載されています。
今回の私の新著「3時間の残業を朝30分で片づける仕事術」も、ワークライフバランスという言葉こそ使ってはいませんが、朝シフトで仕事/プライベート/ライフワークの両立を目指すものなので、興味を持って拝読しました。
特に、
「10年後には、仕事に何らかの制約を持った人が8割にもなるだろう。今のままの仕事内容や評価方法であれば、その人たちは評価されずモチベーション低下、残る2割の人には仕事が集中して過労死寸前といった状態になってしまう。育児中の女性という限られた一部の社員のためでなく、男性を含めた全社員の働き方の変革が必要」
という部分は、新しい気付きでした。
長期的に見ると、団塊ジュニア世代が親の介護や自身の病気などで、様々な制約を持ちながら働き続けなければならない、ということですね。
そういう状況でも、企業は利益を上げていくことが求められます。
新著にも書きましたが、gooリサーチ「残業と仕事の効率化に関する意識調査」(2008年、20歳以上のビジネスパーソン1080名が回答)によると、効率化の工夫は「特に何もしていない」が66%もあります。
「何もしていない」のであれば、例えば本書に書いたような工夫を、個人レベルで具体的に実施するだけでも、生産性が大きく上がり、ワークライフバランスが実現できる筈です。
記事を拝読し、これからの世の中、個人にとっても、企業にとっても、いい仕事を高い生産性で行っていく考え方や仕組みが必要になってくる、と実感しました。
休暇の単位が一時間で、自宅から職場まで車で5分だと制約があってもなんとかなりますよ。
通勤時間を短くする。
休暇の単位を短くしてもらう。
この二点でも大分違いますよ。
Ifreetaさん、
私も昔、通勤徒歩25分という時期が10年続きました。職住接近だと、状況はかなり違いますね。
ただ、残念ながら日本では、多くの人達が、残念ながら職住接近が難しいのですよね。特に首都圏では。
海外の人達に通勤1時間だというと、目を丸くされることが多いですね。