コミック化される本 vs. 書物


書物がコミック化されるケースが増えています。

あのスティーブ・ジョブスの伝記も、「テルマエ・ロマエ」の作者であるヤマザキマリさんによりコミック化が始まりました。こちらで立ち読みもできます

また、拙著「100円のコーラを1000円で売る」シリーズも、阿部花次郎さんの画で、有り難いことに第2巻までコミック化されています。


コミックと、文字中心の書物を比較してみると、….

■読む時間は、コミック版は30分。対して書物だと2時間というところでしょうか?

■伝えられる内容は、コミック版はエッセンス、書物だと細部まで伝えることができます。実際、コミック版コーラシリーズでも、わかりやすさと流れを最優先し、書物版からエッセンスを絞って抽出しています。(なお、コミック版では補足のために各章に解説文も新たに入れています)

■対象読者は、FacebookやTwitter、書評サイトを拝読していると、やはりコミック版は普段書物を読まない方々が多いように思います。

ただ必ずしも若い方々が書物版を読まないと言うことではないようです。実際、「書物版を読んでマーケティングの面白さを知った。大学で学びたい」という中学生や高校生の方々も多くおられます。

また私自身も、他の書物を読む際、早くエッセンスを把握したい場合はコミック版を読むこともあります。

 

今後、書物版とコミック版は、対象読者層、読者ニーズ、伝えるコンテンツによって、担っていく役割が違ってくるのではないかと思います。

 

Tweet

 

2013-09-13 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom