動物写真家の岩合光昭さんは、私が最も尊敬する写真家の一人です。
その岩合さんの写真展「ネコライオン」が、東京都写真美術館で10月20日まで開催されています。→詳しくはこちら
この写真展のオープニングで、岩合さんご自身が作品の解説をなさっているのですが、この様子がYouTubeで公開されています。
こちらは全編45分を収録したもの。
お急ぎの方は、6分のダイジェスト版もあります。
以前、岩合さんが写真を撮っている様子をテレビで見たことがあります。
普通、動物は人間が近寄ると警戒したり逃げたりするものですが、岩合さんの場合、動物はまったく逃げません。岩合さんを受け入れているのですね。
しかし見ている限り、岩合さんは特に動物に気を遣って近づくということはなさっていないのです。動画でもお話になっておられますが、動物の気持ちをそのまま受け入れておられるようですね。
岩合さんのお話しを伺っていても、とても自然体で、エゴというものを全く感じません。その岩合さんのお人柄を、動物も敏感に感じ取っているのかもしれませんね。
岩合さんはこの動画で、「ライオンを撮っていて怖いと思ったことはないけど、動物を撮っていて一度だけ怖いと思ったことがある。それは馬を撮っていたとき。馬が『お前、食べてやる』と考えているのがわかって、ゾッとした」とおっしゃっています。
岩合さんは普通にお話しなさっておられますが、動物の心がわかるのでしょうか?
岩合さんのお話しは、色々な意味でとても勉強になりました。
ほんの10年前までは、岩合さんのこのようなお話しは写真展オープニングの日に会場に行かなければ聴くことができませんでした。
実際、私も10年前に、岩合さんのお話しを聴くために、岩合さんの写真展のオープニングにお伺いしたことがあります。
今はいつでもYouTubeで見ることができます。有り難いことですね。