仕事では、100点満点を狙うか?80点主義でよしとするか?


1年半前に当ブログで「80点主義 vs. 100点主義」というエントリーを書きましたが、これをもう少し考えてみました。

「仕事では常に100点満点を狙う」
「それでは続かないので平均80点を狙う」

これは常にどちらか一方が正しいとは言えません。

 

80点の仕事を100点満点にするには、60点を80点に上げるのと比べて10倍の手間と時間がかかります。つまり100点の仕事は、「時間」という貴重な経営資源を80点の仕事の10倍消費します。

一方で、「ここではどうしても100点の仕事が必要」という場面もあります。

だから、ここで考えるべきなのは仕事で必要とされている要求品質を知ること。

 

たとえばアイデア出しで必要な叩き台を用意するのに、「叩き台」なのですから、100点の案を用意する必要はないのは明らかです。60点で十分です。一方で社運をかけた製品の発表では、ジョブスのように100点満点を目指して準備する必要があります。

前者で時間をかけて100点の仕事をするのは過剰品質ですし、後者で80点の仕事をするのは問題です。

これを絵にすると、こんな感じになります。

仕事の品質

アウトプットの要求品質を自分で考えて、提供する仕事の品質をコントロールしたいものです。