昨日、朝カフェ次世代研究会で、「会社員しかできない本の執筆術」と題してお話しさせていただきました。
今回は35名の方に参加いただきました。今回初参加の方も多くおられました。
少しずつ、「朝カフェ」の輪が拡がっていることを感じます。
昨日、講演資料をこちらに掲載しましたが、今回はパワーポイントを使用せずに、ワープロのレジメを配布して、お話ししました。
皆様にTwitterでつぶやいていただいた内容も、こちらにまとめました。
ありがたいことに、全体的に好意的な感想をいただきましたが、反省点が二つあります。
1.ちょっと構成を間違えたかなぁ?
最初に「何で私が本を書くのか」ということを10分ほどお話ししました。
「そもそも、会社員が本を書く意味は何なのか?」という最初の動機付けを、自分のケースを例にご説明しました。
しかし考えて見ると、本を書きたいという人の動機は様々です。お話ししたのはあくまで私の個人的なケース。
ここはもう少し短くして、質疑応答に時間を回した方がよかったかな、と思いました。
2.「10,000時間の投資」の説明が不十分
本来であれば、
「死にもの狂いで10,000時間没頭することで一流になる。しかし会社員は1年間で2,000時間仕事をしているので、5年で10,000時間に達する。本当に死にもの狂いで5年間過ごせば一流になる筈。しかし我々は本当に5年間でそうなっているのだろうか?」
という問題提起をした上で、
「死にもの狂いで10,000時間の経験を持つ人間にしか書けないことがある。それを書きましょう」
というお話しをするつもりでした。
しかし、ここの説明は中途半端のまま、次に移りました。
パワーポイントであればチャートに書いていることは話さなくても伝わることが多いのですが、話しだけでプレゼンする場合は、話さないことには当然伝わりません。
Twitterを見ると「10,000時間、会社員は5年間で一流になる」という、逆の意味で伝わってしまったようです。
私がちゃんとお伝えする力(というか、語りだけで全てを伝えるという覚悟)が足りなかったためですね。反省しています。
しかしTwitterならば、このようなことも後でチェックすると分かります。通常のプレゼンだと、アンケートを見てもここまで分かりません。
よく考えてみたら、凄いことですね。
このように色々なことが学べたとともに、プレゼンの怖さを改めて痛感したプレゼンでもありました。
おつきあい下さった皆様、本当にありがとうございました。
今回お話しした話しは、これから徐々にチューンアップしていければと思っております。
竹下さんに、講演の様子を写真を撮っていただきました。竹下さん、ありがとうございました。
2週間後の12月23日の朝カフェは、休日のためお休みです。
次回、2012年1月11日(水)の「朝カフェ」は、永井千佳さんによる「クラシックに学ぶ、心を伝える発声法」です。
最近、「ちゃんと相手に伝わるいい声で話せるようになりたい」というビジネスパーソンが多いようです。そういう方々には参考になるお話しになるかもしれませんね。
「しか」「だからこそ」と考えればあなたでも本が書ける?
「僕は普通の会社員だから、本をかけるわけがない」「僕はプログラマーだから、面白い