当ブログで何回かご紹介していますように、私のライフワークは写真です。これまで何回か写真の個展を開催してきました。最後に開催した個展は、1996年に渋谷で開催した「風の景色」でした。
有り難いことに富士フイルムフォトサロン・写真展審査委員会の審査が無事通り、昨日、19年ぶりの個展開催が決定しました。
開催日: 2015年12月11日(金)~17日(木)
場所: 富士フイルムフォトサロン東京 スペース1 (@ 東京ミッドタウン)
展示するのは、「水」をテーマにした「水の景色 – 上高地の清流」という作品です。
久しぶりの個展、しかも学生の頃から三十数年来「いつかはここで写真展を!」と願っていた富士フイルムフォトサロンでの開催で、とてもワクワクしております。
同時に、このように再び写真展を開催できること、本当に有り難く思っております。
このビジネスブログで、写真展開催のご報告をするのには、理由があります。
今年1月1日に書いた年頭のブログで、「今後、ビジネスとアートがますます融合していく」、「企業の経営でも、人間らしさの追求が重要になってきている」ということを書きました。
実は昨年12月に、このように思い至った体験がありました。それはIBMの大先輩である倉重英樹さんに招かれ、倉重さんが率いるコンサルティング会社・シグマクシスの虎ノ門オフィスに伺った時の話です。オフィスの一角で、シグマクシス経営幹部が描いた絵が展示されていました。すべてのリーダーと組織の「創造する力」を覚醒させるために取り組んでおられるVision Forestというプログラムでした。
プリンシパルの齋藤 立さんがリーダーとして推進しており、既に数十社で実績を挙げておられます。
このプログラムの元となる考え方が、まさに「アートが企業変革を導く」。
倉重さんも「アルゴリズム型の経営から、ヒューリスティック型の経営へ、変わるべき時代だ」とおっしゃっています。
私が写真活動を再開したのも、この数年間で「感じること」と「それを伝えること」の大切さを感じたからでもあります。そして年末のこの体験で、改めてその意味を考えさせられました。
一方で「自分の衝動を、表現すること」自体に、ビジネス面での意味を求めるべきなのか、という問いもあります。このあたりは手探り・試行錯誤です。
そこに「ビジネスとアートの融合」の可能性があるかどうかは未知数ですが、色々な体験をしたいまだからこそ、実際に「表現すること」を改めて体験してみて、わかることもあると思っております。
当ブログでも追ってご紹介してまいります。よろしくお願いいたします。