朝活永井塾 99回「ビジネスと人生を豊かにする創造力の本質をアートから学ぼう 」を行いました

10月8日は、第99回の朝活・永井塾。テーマはビジネスと人生を豊かにする創造力の本質をアートから学ぼうでした。

創造力は、ビジネスも人生も豊かにします。
創造力は「個人のセンス次第」と思われがちですが、実は学ぶことができます。そこで今回の朝活永井塾では、2冊の本をテキストにして、創造力の本質について学んでいきました。

一冊目は、『アート・スピリット』(ロバート・ヘンライ著)。

1923年刊行の本書は、芸術家を目指す若者に愛読されてきた定番の教科書です。「創造の本質」を教えてくれる本書は、ビジネスパーソンが読んでも多くの学びがあります。

1980年代に活躍して31歳で早世したストリートアートの先駆者キース・ヘリングは、「この本はぼくの人生をすっかり変えてしまった」。

人気テレビドラマ『ツイン・ピークス』などを手がけた映画監督デイヴィット・リンチは、「本書は、アート・ライフの規範を定めるバイブル」。

Twitter(現X)創業者ジャック・ドーシーも、起業家向けイベントのプレゼンで本書を朗読した上で、こう述べました。

「大事なのは『自分自身のために作る』こと。そうして伝染力が宿り、人々を強力に惹き付けるんだ」

本書にはビジネスパーソンにも役立つ創造の本質が満載です。

 

二冊目は、『風姿花伝』(世阿弥著)。

室町時代初期に能を大成させた世阿弥は、芸術とビジネスの両立を徹底して考え続けた現実主義者でした。

一座の棟梁としても、そして経営者としても、大きな責任を背負っていた世阿弥が、一族繁栄の「秘伝の書」として残したのが本書です。1909年に歴史学者・吉田東伍が学会で発表して存在が知られるようになり、私たちも読めるようになりました。

この世阿弥の思想は、現代のビジネスにも通用する骨太な内容です。だから本書の外国語訳も、国外で高く評価されています。

今回の朝活永井塾では、この2冊を通して「創造力の本質」を考えていきました。ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・2025年12月3日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「太平洋戦争から学ぶ日本人の悪い癖」です。申込みはこちらからどうぞ。