朝活永井塾 第79回 『OODAループ』を行いました


9月6日は、第79回の朝活・永井塾。テーマは『OODAループ』でした。

ビジネスでは「PDCAサイクル」が有名です。しかしPDCAは計画にこだわりすぎて成果が出なかったり、想定外のことが起こると対応できない、という問題があります。

そこで最近、多くの企業が注目するのがOODA(ウーダ)ループという意思決定方法。米空軍の戦略家であるジョン・ボイドが生み出した思想です。

ボイドは古今東西の戦いに加え、孫子や宮本武蔵などの東洋思想、大野耐一のトヨタ生産方式などから深く学び、自身の理論を体系化しました。

この欧米諸国の軍事戦略に大きな影響を与えたボイドの思想・OODAループを、直弟子の著者が初めてビジネス向けにまとめた著書が『OODA LOOP』です。

たとえば普通のチェスプレイヤーが、最強のチェス・プレイヤーに勝つ方法をご存じでしょうか? 実はルールを2つだけ変えれば勝てます。

❶対戦相手が最初に指す
❷対戦相手が1手指すたびに、こちらは2手指せる 

これで駒落ちでも、余裕で勝てます。つまり最強の敵でも、相手が1手指す間に2手指すような圧倒的なスピードを獲得すれば勝てるのです。

ビジネスも同じ。OODAループを使いこなせば、あたかもチェスで相手が1手指す間に2手指すように、圧倒的なスピードを獲得して勝てます。

このOODAループは、さまざまな分野に広がっています。起業家のエリック・リースは、OODAループを新規事業立ち上げに応用した、有名な「リーン・スタートアップ」という方法論を提唱しています。

そこで今回の朝活永井塾では、下記の本をテキストに、OODAループについて学んでいきました。

『OODA LOOP』(チェット・リチャーズ著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回10月4日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは『組織行動学を学ぼう』です。申込みはこちらからどうぞ。