第20回朝カフェ、伊藤さんの『ものづくりと3D』 #asacafestudy


昨日、第20回朝カフェ次世代研究会は、伊藤宏隆さんによる『ものづくりと3D』でした。

朝カフェも、昨年4月に始めて、早くも20回になるのですね。

オープニングの自己紹介で、今日初参加の数名も「こんなに朝早く、明るい雰囲気で、モラルが高い朝活ができている秘訣を知りたい」とおっしゃっていました。

これも、会場をご提供下さっている坂本さん、Ustreamを担当されている方波見さん、山田さん、首藤さん、オープニングの司会をしていただいている大木さん、そして何よりも参加して下さる皆様のおかげです。

 

今回ご講演の伊藤さんとは、伊藤さんがIBM時代に仕事をご一緒させていただいていたので、ソリッドワークス様に移られて何をなさっているか、興味津々でした。

わかりずらい3Dの世界を、とても分かりやすく説明して下さいました。

同時に、ものづくりの世界では、3Dを中心にものすごい変革が起っていることも分かりました。

ある意味で従来のものづくりの「コモディティ化」と「超高速化」なのかな、と思いました。

従来までは試作品は金型で部品を作って組み立てる必要がありました。この金型を作るのに数週間の時間が必要でしたし、さらに組み立ても大変でした。ここが職人芸だったのですね。

今は3Dでコンピュータ上で完成品の動きをシミュレーションできますし、実物が必要な場合は「3Dプリンター」にそのまま出力することができます。3D出力物は、メカもそのまま動きます。試作段階で金型製作が不要になったということですね。

しかも、個人で3Dデータを3D印刷を行ってくれるウェブサービスに送り、出力することも出来るそうです。

講演では、この仕組みを使って、米国でオープンソース風に自動車を作る例が紹介されていました。Rally Figherという車です。すごい世界ですね。

このような世界で、日本がものづくりの世界で差別化し続けるためには、「いかに作るか」にこだわっていてはなかなか厳しいように思います。「何を作るか」にシフトしなければいけないのだな、ということを痛感しました。高付加価値化へのシフトですね。

 

伊藤さん、ありがとうございました。

TwitterのつぶやきもTogetterでまとめました。


 

次回、6/8開催の第21回の「朝カフェ次世代研究会」は、柳下剛利.さんの「Quest for Win-Win — Win-Win 関係をつくる方程式を探る」です。

柳下さんは、朝カフェ3回目のご登壇です。

どのような内容になるか、楽しみです。