本日4月1日、新社会人になられた皆様、おめでとうございます。
今日から(あるいは職場によってはもっと早い時期から)、入社式や新しい職場で、先輩や同期になる皆さんと新たな出会いを得ておられることでしょう。
実は一生の間で、この時期しかできないことがあります。
それは、同期入社の仲間を作ることです。
同期入社の仲間は、不思議なものです。
様々な業界に巣立っていく学生時代の友人と違い、多くの場合、数十年間同じ業界で仕事をすることになります。
また入社時点で利害関係はありません。学生時代の延長で、時にタメ口で、将来の夢を語り合うことも多いでしょう。
社会人生活を10年・20年と続けていくと、そんな同期入社の仲間も、様々な岐路に分かれていきます。
転勤して別事業部や地方・海外に移ったり、あるいは同業他社(時にライバル)やビジネスパートナー等に移る同期もいるでしょう。同期同士で、職位が上になったり、下になったりすることもあるでしょう。
微妙な利害関係も、徐々に生まれてきます。
しかし年末などの同期会で会えば、利害関係はひとまず脇に置いておいて、一瞬で入社当時のタメ口の関係に戻れるのもまた、有り難い同期入社の仲間でもあります。
時に仕事で助け合うこともあり、時に心のよりどころにもなるのも、同期入社の仲間です。
これから研修や実習などで、同期入社の仲間と一緒に過ごす時間もあるでしょう。しかしそのような時間は、一生の間で今しかありません。
かけがえのない同期入社の仲間は、今しか作ることができません。そのありがたさは、数十年経つと、よくわかってきます。
ちょうど30年前の今日、1984年4月1日に新社会人としてスタートを切った、私自身の実感です。
以前、当ブログで何回か申し上げてきたことですが、大切なことかな、と思ったので、再度書かせていただきました。