「100円のコーラを1000円で売る方法2」、有隣堂ヨドバシAKIBA店で大規模展開中

一昨日9/6から「100円のコーラを1000円で売る方法2」の販売が開始されました。

その一昨日の夜にTwitterを見ていたら、こんなつぶやきを発見しました。

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「これは行かなければ!」と思い、会社が終わってから早速秋葉原に行ったところ、ビジネス書のコーナーに「1000円コーラ」と「1000円コーラ2」が2冊並んで置かれていました。

「おお、ついに書店でも並び始めたんだ!」

と感動。

実は手持ちでは現時点で見本誌10冊しか持っていませんでした。この週末にお世話になった方々にお配りするのにはちょっと足りなかったので、とりあえず1冊購入。

レジで「あの、この本の著者なんですけど…。販売いただいてありがとうございます。この売り場を撮影してもよいでしょうか?」とお伺いしたところ、「担当者を呼んできます」とのことで、ご担当者にお目にかかったところ「POPのメッセージを書いて下さい」とのこと。

急遽、手書きの汚い文字で、POPを手書きで書きました。

ご担当者はPOPを持って、私が本を買ったコーナーとは別のところに歩いて行きます。

「あれ、そちら違いますけど….」

「いえ、こちらにもあるんです」

実はその行く先では、こんな感じで大規模に展開していただいてました。

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なんと24面置き。ビックリです。今回150冊入荷したとか。

私の手書きPOP広告もつけて下さいました。

POP広告は汚い文字なので読めないかと思いますが、

「数十冊分の内容を、仕事に役立つ一冊にまとめてみました。 永井孝尚」

と書いています。

ありがたいことですね。

 

その後、Twitterを見ていたら、こんなメッセージが。

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有隣堂ヨドバシAKIBA店・ご担当のY様、ありがとうございました!

 

 

2012-09-08 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「100円のコーラを1000円で売る方法2」が届きました。

昨日、「100円のコーラを1000円で売る方法2」の見本が自宅に届きました。

いい感じで仕上がっています。

原稿執筆やゲラ校正で数十回となくさんざん読み込んだ文章も、本になって改めて読むと感慨深いですね。

試しに、「100円のコーラを1000円で売る方法」と並べてみました。

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絶妙な色使いと光沢感で、いい感じでシリーズ感が出ています。デザインにご注力された中経出版様の努力のたまものですね。

 

来週には書店に並ぶ予定です。

 


 

「100円のコーラを1000円で売る方法2」アマゾンで予約開始、カバー表紙も初公開

「100円のコーラを1000円で売る方法2」が、いよいよアマゾンで予約開始です。

カバー表紙も本邦初公開。

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「100円のコーラを1000円で売る方法」はマーケティングの基礎がテーマでした。

シリーズ2冊目となる本書は、「競争戦略」や「成功体験からの脱却」をテーマに、1冊目に登場した宮前久美・与田誠・井上太郎・内山明日香に、個性豊かな新キャラも加えて描きました。

カバーの帯に書かれている「商品に頼るな、『戦略』で勝て。」にもあるように、「同じ土俵の戦い」から抜け出すためのビジネス戦略の考え方について紹介しています。

ストーリー仕立てでサクサク楽しく読める全10章で構成、各種理論を事例で解説、巻末に参考文献を網羅、という第一巻のスタイルも踏襲しています。

 

思い起こせば、オルタナブロガーやITmediaの皆様の多大なるご支援をいただいて、初めての本「戦略プロフェッショナルの心得」を上梓したのは2008年。

本書はそれから数えて7冊目の本になります。

このように本を出せるのも、皆様のお力の賜物です。本当にありがたいことです。

販売は9月6日の予定です。

 



 


結構使えるGoogle翻訳で、韓国語版「100円のコーラを1000円で売る方法」(韓国名”천 원짜리 콜라를 만 원에 파는 방법”)の読者感想を読んでみた

最近、Google翻訳がかなり使えるように思います。

まず言語のカバレッジがすごく広い。60言語以上に対応しています。さらに文字の音声読み上げ機能もあります。英語と日本語を聞いた限りでは、極めて自然に聞こえます。

特によく分からない言語、たとえば中国語や韓国語を読む場合は絶大な力を発揮します。

 

たとえば、韓国語版「100円のコーラを1000円で売る方法」販売サイトでは、こんな感じで本書を紹介いただいているのですが、

재미있는 스토리텔링으로 쉽게 배우는 MBA 경영 전략!
    『천 원짜리 콜라를 만 원에 파는 방법』은 일본 IBM 주식회사 소프트웨어 사업부의 시니어 마케팅 매니저인 저자가 상품 기획과 마케팅 전략, 경영 이론을 이해하기 쉽게 풀어 쓴 경영 소설이다. 상품기획부의 터줏대감인 요다 마코토가 전근 온 쿠미를 지도하는 과정을 통해 고객 지향적 사업, 마켓 챌린저와 마켓 리더, 밸류 프로포지션과 블루오션, 밸류 셀링, 이노베이터 이론과 캐즘 이론 등 중요한 경영 및 마케팅 이론을 실제 사례를 들어 쉽게 설명한다.

これを訳すとこんな感じです。

面白いストーリーテリングで簡単に学ぶMBAの経営戦略!
    "千ウォンのコーラを万ウォンで売る方法"は、日本IBM株式会社ソフトウェア事業部のシニアマーケティングマネージャーである著者が商品企画やマーケティング戦略、経営理論を理解しやすいように解いて書いた経営の小説だ。商品企画部の最古参の依田誠が転勤てきた來未を導くプロセスを介して顧客志向のビジネス、マーケットチャレンジャーとマーケットリーダー、バリュープロポジションとブルーオーシャン、バリューセリング、イノベーター理論とケジュム理論などの重要な経営とマーケティング理論を実際の事例を挙げて簡単に説明する。

ちゃんとした文章になっていて理解できるのが凄いですね。

 

読者のコメントのページもあるので一部を翻訳してみました。

一人目のコメントはこんな感じ。

ストーリーテリングは、韓国だけが人気あるのではないかよりも。それとも日本で回ってきたのかも…この本は、市中に有名なホンデリシリーズの日本版のような感じだ。

著者が日本人なので登場する人物も日本である。本の末尾には、低迷する日本企業の雰囲気にも苦言(?)をしている。

強引キャリアウーマン宮前久美は、新たに商品企画部に勤務することになる。
いわゆる "顧客の言うことは何でも受け入れます"という日本人の勤勉性の限界を代弁する役割をして依田誠というマーケティングの達人にトレーニングを受けて成長して新製品を企画から販売までの過程を描いた物語である。

著者は、顧客中心主義が根強く下した日本企業が過度の競争を生んで、その後失われた20年の時間を克服するために、さらにお客様のニーズを何でも聞き入れる開始しながら他の会社との差別化を失ってしまったと告げる。いわゆる "品質は良いが、収益は低い"矛盾に陥ったのだ。
お客様の様々な要求をすべて受け入れた高品質の最新機能を備えた製品ではなく、アップルのiPod、iPhone、iPadのように使いやすく、シンプルで勝負する製品が世界中で人気を呼んだことを見れば分かる。
顧客中心主義の新たな視点を提供するこの本は、日本、著者と自国の企業に対する苦言を、なぜか同様の道を歩いている私たちの企業にも競争力向上のための新しい方法が必要である。

コンビニで売っている千ウォンのコーラがリッツカールトンで満員に売れるのは快適な環境で最高のコーラを飲むことができるという経験からである。お客様は、コンビニのコーラは割引をしたいが、リッツカールトンのコーラには割引をほしいと思わない。その理由は、価値のある経験を売るためだ。
まさにプロダクト(Product)のセールスではなく、バリュー(Value)のセールスが必要な理由がここにある。

初めてこの本のタイトルを見て千ウォンを円に売るか?詐欺打つんだよねと言った時答えをきちんとできなかったが…今一言くらいは言えるだろう。
"価値で勝負せよ"

各段落の途中の中間に引用された本が出てくる、マーケティングを勉強したい人には結構役立つ本である。

なるほど、韓国の人が読むとこうなるのか、と目から鱗です。

 

他の感想を色々と読んでいくと、「….2012年夏に続編が出るらしい」というコメントもあったりしました。

 

こんなご感想もありました。

…..結論から話をしようとする私は、この本を読みながら、この本の内容に完全に納得を党した。私はもともと日本人が書いた経営理論書を別とてもワクワクしてたの理由は、通常の場合、彼らが書いた本は綿密に論理的な基盤をぴったりアーサー結論を提示するのではなく、あらかじめ結論を決めた後、少しの例を聞いて、その結論を正当化しようとする傾向があり、私には説得力がなかったのだ。

しかし、この本は一つの短い小説のように続く構成が興味深くたりと、それぞれのエピソードを通って伝達されるマーケティングの主要な理論がぐいぐい頭に入ってくる。エピソードごとに紹介されているほとんどの理論が分かる人は皆知っているほどの西欧の主要学者たちの理論だからなのかもしれない。しかし、著者の真の価値は、まさにここである。

すべての人々がみな知っているだけの理論かかるが、ほとんどの人々がその理論をお互いに有機的に結合して効率的に使用していない理論をこうことは興味深い話を通して、その理論が実際のマーケティングの現場でどのように強力な力を発揮できるかどうかを雄弁的​​に見せてくれているからである。本は多いが良い本は多くない頃、まれに大きな感動を受けた本である。

ありがたいご感想です。

 

ちなみに、Googleで検索オプションで「韓国語」を指定して本書のタイトル"천 원짜리 콜라를 만 원에 파는 방법"で検索して、検索一覧の「このページを訳す」をクリックすると、日本語でそのまま表示されます。

こちらの方が読みやすいですね。こんな感じです。

 

本書は中国と台湾でも出版が予定されているので、中国圏の方々がどのように思われるのかも楽しみですね。

 

 

2012-09-01 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

間もなく「100円のコーラを1000円で売る方法2」、出版です

昨年12月に上梓した「100円のコーラを1000円で売る方法」の続編が、間もなく出版される予定です。

「100円のコーラを1000円で売る方法2」

というタイトルです。

 

仮説思考・論点思考、コトラー、ポーター、ランチェスター等の差別化戦略・競争戦略、さらにミンツバーグの創発戦略といったマーケティング理論・経営理論をカバーした内容になります。

1冊目がマーケティングの入門書だとすれば、2冊目となる本書はもう少しビジネスの実践面にシフトしているとも言えます。

 

登場人物は前著と同様、宮前久美、与田誠、井上太郎、内山明日香に加えて、新キャラも登場します。

出版は、9月上旬の予定です。お楽しみに。

 

修正記録:2012/8/22 13:40 タイトルを修正しました

 

 

AneCan最新号に掲載いただきました

「私のようなオジサンには一生縁がないだろう」と思っていたAneCanの2012年9月号で、「100円のコーラを1000円で売る方法」を紹介いただきました。

 

p.226で、こんな感じです。

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セールス職やマーケティング職に留まらず、ナレーター・会社受付・フラワー教室主宰等のお仕事の方も「参考になった」とのこと。このようなご意見、本当にありがたいですね。

これがきっかけになって、ビジネス書やマーケティングに興味を持っていただける方が増えるととても嬉しく思います。

ご紹介いただいた皆様に感謝です。

 

それにしてもAneCanは初めて買いましたが、蛯原友里さんの素敵な写真が満載ですね。100枚以上はあるのではないでしょうか?しかも全て着ている服が違います。つい、撮影は大変なんだろうなぁ、なんて思ってしまいます。

 

 

2012-08-08 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

ラジオのインタビュー収録番組が、ネットで公開されました

先日ご報告した、「ベストセラーズチャンネル」の5月分収録が、掲載されました。(画像をクリックするとサイトに飛びます)

Bestsellerchannel

 

インタビューでは、本書執筆にあたっての裏話などを約20分間お話しさせていただきました。

東京FM傘下のMusic Birdより全国コミュニティFMラジオ50局で放送されたものです。

ありがたいことですね。

パーソナリティの畑哲郎様、サンディの立川亜美様、中経出版の谷内様はじめ、関係者の皆様には大変お世話になりました。

ありがとうございました。

 

 

2012-07-31 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「サクッと読めて分かりやすい」。実は凄く難しい

「100円のコーラを1000円で売る方法」で、以下のようなご感想を多くいただいています。

・気軽にサクっと読める
・わかりやすく飽きない
・物語仕立てで読みやすく、頭に入ってきやすい
・とてもシンプルで分かりやすい
・あっという間に読める
・サラッと読めてとても分かりやすい

とても有り難いことですね。

分かりやすくシンプルに書いているので、書くのも同様にシンプルで簡単か….というと実はその正反対。「分かりやすくシンプルに書くのは難しい」と日々実感しています。

 

読者の方々も目が肥えています。当たり前のことをシンプルに書いても「面白い」とは思っていただけません。

面白く読んでいただくためには、「新しい発見」を色々なところに入れ込むことが必要です。

ただ、この「新しい発見」が曲者。

映画を見ていて、「あ、ちょっとストーリーに無理があるなぁ」と感じることがありませんでしょうか?

そのようなケースでは、ストーリーが分かりづらくなり、感情移入も途切れてしまい、映画が楽しめなくなってしまうことが多いのではないかと思います。

本も同様です。「新しい発見」を無理なくストーリーに入れ込む。これがなかなかの難物です。

 

現在時間を見つけて「100円のコーラを1000円で売る方法」続々編のストーリーを練っています。この「サクッと読めて分かりやすい」(でも新しい発見がある)ストーリー作りに3ヶ月ほどかけているところです。既に3回目の書き直し作業に入っています。

このストーリーの大筋が完成すれば、あとは執筆に入って一気に書き上げるのみ。

仕事もあってなかなか思い通りの時間をかけられない状況ではありますが、正念場です。

 

 

2012-07-23 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

7月8日の琉球新報で紹介いただきました。

「100円のコーラを1000円で売る方法」が、琉球新報で紹介いただきました。(沖縄在住の友人・てだこさんが送ってくれました。Thanks!)

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かなりしっかりと紹介されていますね。

たまたま先週、那覇に行ったときに、ジュンク堂にも置いていました。

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ありがたいですね。

 

 

2012-07-13 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

実は、「100円のコーラを1000円で売る方法」は私小説である

よく『「100円のコーラを1000円で売る方法」の主人公・宮前久美のモデルは誰ですか?』というご質問をいただきます。

実は特定のモデルはいません。

ただ強いて言うと、宮前久美が直面し悩んでいることは、15年前・30代中頃に初めてマーケティングの仕事を始めた頃に自分が悩んだことそのものです。

そしてメンター役の与田誠は、現在の私とも言えます。

つまり現在の私(=与田誠)が、15年前に初めてマーケティングの仕事を始めた私(=宮前久美)に対してアドバイスをするとしたら、どのようになるかを考えながら書いたのが、「100円のコーラを1000円で売る方法」です。

自分が仕事で悩み考えたことを書いたのですよね。

 

Wikipediaによると、私小説は「….日本の近代小説に見られた、作者が直接に経験したことがらを素材にして書かれた小説をさす用語である」としています。

「100円のコーラを1000円で売る方法」は「私小説そのものである」とも言えるかもしれません。

 

2012/6/27の日本経済新聞夕刊の特集「複雑な世界、日本語の力で 私小説の枠組み拡大に挑む」で、作家のリービ 英雄さんが私小説に関して以下のように書いておられます。

—(以下、引用)—-

…..日本語は、日本のことしか書けない言語ではない。

日本語で書くとどこか感覚的になり、主観的になるようなところがある。そこに文学的な何かが宿るような気がしている。近代文学が培ってきた力がそうさせるのかもしれない。そんな日本語・日本文学の力を使って大きな世界を表現することに、作家は挑むべきだ。その一人として、私は同時代の日本人作家を挑発していきたいと考えている。

—(以上、引用)—

このように考えると、もしかしたらビジネスパーソンが自分の経験で書くビジネスの世界は、新しい私小説の世界を切り開く可能性があるのかもしれませんね。

 

 

2012-06-28 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「100円のコーラを1000円で売る方法」、2012年上半期単行本ビジネス書でなんと日販様調べ2位/トーハン様調べ3位に!ありがとうございます

「100円のコーラを1000円で売る方法」が、日本における二大出版取次会社である日販様およびトーハン様調べで、2012年上半期単行本ビジネス書部門ベストセラーでそれぞれ2位と3位になりました。

 

「2012年上半期単行本ビジネス書ベストセラーで、第3位」
(日販様調べ、集計期間:2011.12.01~2012.5.31)

「2012年上半期ベストセラー 単行本ビジネスで、第2位」
(トーハン様調べ、集計期間:2011.12~2012.5)

 

いつも書かせていただいておりますが、この結果は編集者の田中さん・谷内さん、会社を挙げてプロモーションして下さっている中経出版様の皆様、応援して下さっている書店様や読者の皆様、そして仲間の皆様のお力、さらに加えて色々な巡り合わせや幸運が奇跡のように組み合わさって生まれたものだと思います。

間違っても私の力ではありません。著者一人の力は非常に限られています。(痛感しております)

本当にありがたいことで、皆様に深く感謝致します。

 

 

2012-06-06 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「定価1100円の『100円のコーラを1000円で売る方法』を100円で売ってみた」キャンペーン開催中(2012/6/7まで)

角川グループ様直営の電子書籍ストアBOOK☆WALKERで、「定価1100円の『100円のコーラを1000円で売る方法』を100円で売ってみた」キャンペーンを開催中です。

6月7日(木) 12:00までだそうです。

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期間中にご購入いただくと1000円のキャッシュバックがあるそうです。

すごくよく考えられたキャンペーンですね。

 

本書を電子書籍で読んでみたい方、あるいはまだお読みでない方は、是非どうぞ。

 

 

2012-06-02 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

三省堂様・神保町本店3階にて、「1000円コーラ・マーケティング本フェア」開催中です!(6月末まで)

三省堂様の神保町本店3階にて、『100円のコーラを1000円で売る方法』を中心に、「マーケティングのわかる40の本」のフェアが行われています。

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本書の巻末に参考文献+解説で紹介させていただいた本を中心に、私がオススメするマーケティングや関連知識を学べる40冊を選ばせていただきました。

三省堂様のブログでもご紹介いただきました。→リンク

『100円のコーラを1000円で売る方法』の4ヶ月前に上梓させていただいた拙著「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」も並んで紹介いただいてます。

 

『100円のコーラを1000円で売る方法』は1-2時間でサラッと読める200ページ強のコンパクトな本ですが、実はその中にある理論はこんな感じになっているということで、ある意味、本書の中身の「見える化」フェアとも言えます。

改めて並んでいるのを眺めると、これら一冊一冊を仕事の経験を反芻しつつ読みふけっていた頃のことが思い出され、感慨深いものがあります。

 

6月末まで開催しているとのことです。お近くにお越しの際には、是非お立ち寄り下さい。

このような素晴らしい企画をされた三省堂様、ご支援いただいた中経出版様に、感謝です。

 

 

2012-05-31 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

PRESIDENT(プレジデント)様にインタビュー記事「100円のコーラを1000円で売る方法はあるか」を掲載いただきました

2012/5/28発売のPRESIDENT(プレジデント) 2012/6/18号に、インタビュー記事「100円のコーラを1000円で売る方法はあるか」(p.68)を掲載いただきました。→リンク

「100円のコーラを1000円で売る方法」をベースに、この夏に出版を予定している次回作のお話しも入れたお話しになっています。

 

もしよろしければ、是非ご一読下さい。

 

 

2012-05-29 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

bukubuku交換会でお話しをさせていただきました

一昨日の5/23、高木さんとテリー植田さん主宰の「bukubuku交換会」で、「会社員の出版」というテーマでお話しをさせていただきました。

 

実はこのテーマ、過去朝カフェ次世代研究会をはじめ様々なところでお話ししてきました。

しかし考えてみると最後にこの話をしたのは1年以上前です。

その後、会社の仕事を続ける傍ら、2011年7月に「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」、2011年12月に「100円のコーラを1000円で売る方法」、2012年3月に"50 Tips for Successful Customer-centric Strategies" (「バリュープロポジション戦略50の作法」の英語版)と、3冊の本を出版してきました。

また「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」の台湾版や「100円のコーラを1000円で売る方法」の台湾版・韓国版も決まり、「日本での学びをグローバルに発信し、よりよい世界にしていきたい」との思いも徐々に形になってきました。

 

改めてまとめてみると、1年前と比べてかなりの経験が溜まっていたためか、かなり話の内容をシンプルにした上で、深掘りすることが出来たように思います。

また機会がありましたら、チューンナップしていきたいと思います。

この機会を下さった高木さんに感謝です。

 

 

2012-05-25 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

【皆様に感謝】「100円のコーラを1000円で売る方法」、20万部に

昨年12月に出版した「100円のコーラを1000円で売る方法」の増刷が昨日決まり、合計20万部になりました。おかげさまで6ヶ月間、同じペースで増刷が続いています。

これも版元でプロモーションに力を入れて下さっている中経出版様、素晴らしい仲間として本書の編集にご尽力下さった谷内さん・田中さん、そして何よりもお買い上げいただいた皆様、応援・ご支援いただいた皆様のおかげです。

 

実は書店に本書が並んでいるのを見ても、私自身は自分のこととしていまだに今ひとつ実感が沸いていません。

私は自費出版で本を3冊出していることもあって、本を書く際に自分だけの力でできることは限られていることは痛感しています。自費出版の場合でも、とても多くの方々に助けていただいて初めて出版できました。

ましてや商業出版。リスクを取っていただいている版元さんや編集の方がついて下さっていることが、どんなに心強いことか。本当にありがたいことです。

 

本書の著者として私の名前を記載していただいていますが、私一人の力では絶対に出来ません。

本当に皆様のおかげです。深く感謝申し上げます。

 

 

2012-05-24 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

5/23「ビジネス書ブクブク交換」トークショーの準備中

先日、ブログでもご紹介しましたように、5/23夜、高木さん主宰の「第四回ビジネス書ブクブク交換」で講演致します。

はやくも来週です。

「30分のトークショー」とのことなのですが、何もなしでお話しするのはどうも苦手なもので、やはりパワポ資料を作成しています。

「100円のコーラを1000円で売る方法」がきっかけでいただいたお話しですが、本書の内容はお読みいただければ分かるお話しなので、この本を書くに至るまで、会社員がいかに四苦八苦してきたかをお話しようかな、と思っております。

会社員が本を出す魔法の方法がある訳ではありませんが(笑)、もし「会社員だけど本を出したい」と思っている方がおられましたら、もしかしたら少しはご参考になるかもしれません。

 

 

2012-05-19 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

ラジオ番組に出演、「100円のコーラを1000円で売る方法」についてお話ししました

一昨日の5月16日、「朝カフェ次世代研究会」終了後、ラジオ番組収録に行きました。平日なので半休をいただきました。

出演したのは、東京FM 傘下のMusic Bird (国内コミュニティFM ラジオ50局ネット)で放送している「ベストセラーズチャンネル」という番組。ゲストコーナーに25分間出演し、「100円のコーラを1000円で売る方法」についてお話ししました。

「ベストセラーズチャンネル」というインターネットラジオサイトにも、アーカイブを掲載いただく予定です。

 

収録後、番組のパーソナリティの畑哲郎さんと記念写真を撮影。

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ラジオ番組出演は、4月29日放送のNHKラジオ第一「著者に聞きたい本のツボ」に続いて二回目ですが、前回と比べると今回は割と落ち着いてお話しできました。

二回目で慣れてきたこと、収録が夜でなく朝だったこともありますが、加えてとても穏やかにリードして下さった畑さんに助けていただきました。

それにしても驚いたのは、畑さんの本業が歯医者さんだということ。ビックリです。

畑さんもブログで当日の様子をご紹介下さいました。→こちら

 

一介の会社員である私がこのような素晴らしい機会をいただけるのは、本当にありがたいことです。

 

放送は6月9日の予定です。後ほど紹介をご報告致します。

 

 

2012-05-18 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

インタビュー記事を掲載いただきました!

ブークス様に取材をいただいた内容が、昨日公開されました。

ブークス様ネット書店

レビューサイト「ブクレポ」

本屋さんの熱血仕事塾(Facebook)

Facebookは仕事塾ページに「いいね」をするとご覧頂けます。

 

インタビュー時間は短い時間でしたが、見事にエッセンスをまとめていただきました。

さすがプロのインタビュアーですね。感謝です!

 

 

2012-05-10 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

5/23、高木さん主宰「第四回ビジネス書ブクブク交換」で講演させていただきます

5/23に、高木さん主宰「第四回ビジネス書ブクブク交換」でお話しさせていただくことになりました。

 

「30分のトークショーで」ということなので、色々と考えてみました。

私は随分前から「本を書きたい」と思っていたのですが、2006年からブログを書いていてもなかなか本の出版に繋がりませんでした。

そこで2008年に「それじゃぁ自分で出版してしまおう」として自費出版したのが、最初のきっかけでした。

これまでに6冊の本を出しましたが、ふり返ってみると3冊が自費出版、3冊が商業出版です。

そして商業出版3冊のうち、最初の1冊目は廃刊、昨年7月出版の2冊目は発行部数17,000部、昨年12月出版の3冊目はおかげさまで発行175,000部という結果になっています。

改めてふり返ると、色々とやってきたなぁ、と思います。

今回はその辺りのこともお話しできればと思っております。

 

 

NHKラジオに出演。そのインタビューがウェブ公開中です

先日ご紹介しましたように、4/29(日) 6:40AMに、NHKラジオ第一「ラジオあさいちばん」のコーナー「著者に聞きたい本のツボ」に出演させていただきました。

10分ほどのインタビューですが、その様子がNHKラジオのサイトで公開中です。こちら

音声を直接聞くには、こちらをクリック下さい。

この番組の視聴者は250万人だそうです。250万人もの人にこの話を聞いていただいた、ということで、これはもう自分の想像力を超えた数字です。

このような機会をくださった皆様に感謝です。

 

2012-05-01 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

4/29の朝、NHKラジオに出演します

先日、仕事を終えた夜、渋谷のNHKに行って参りました。

実はラジオ番組で、「100円のコーラを1000円で売る方法」についてお話しする機会をいただきました。

今まで雑誌や新聞などの取材は何回かいただいたことはありましたが、ラジオやテレビといったメディアに出るのは今回が初めてです。

結構緊張しましたが、アナウンサーの野口博康さんが和やかな感じでお話しくださったおかげで、ゆったりと安心してお話しできました。

 

放送されるのは、NHKラジオ第一放送「日曜あさいちばん」(AM 594KHz)という番組のコーナー「著者に聞きたい 本のツボ」で、4/29(日) 6:40AMから10分間の放送になります。

もしよろしければ、お聞きいただければと思います。

 

ps. 本エントリーは手違いで昨日投稿してしまい、いったん削除しました。既にご覧になった方は申し訳ありませんでした。

 

 

2012-04-21 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

日本経済新聞夕刊「ベストセラーの裏側」でご紹介いただきました

2012/4/18の日本経済新聞夕刊「ベストセラーの裏側」で、「100円のコーラを1000円で売る方法」をご紹介いただきました。

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日本経済新聞サイトにも、記事の一部が掲載されています。→リンク

版元の中経出版様が日本経済新聞様の取材を受けて下さり、掲載に至りました。

 

関係者の方々に深く感謝です。

 

 

次回作、ほぼ目処が立ちました

昨年11月から骨子作りを開始。

年末年始にかけて参考文献数十冊を読んでほぼ内容を固め、ストーリー最終案を作成。

1月は業務の関係でほとんど時間が取れず、執筆開始は1月末からでした。

3月1日付けで異動のため非常に忙しくなることが分かっていたので、初稿は2月末に完成。

3月末から4月にかけて編集者の方と2回の調整でほぼ校正完了。タイトルも確定したところです。

改めてふり返ってみると、業務の間を縫って何とか書き上げた、という感じですね。

 

いつも感じますが、本というものは編集の方と企画の段階からお互いの意見を出し合い、切磋琢磨しながら作り上げていく、まさに共同作品だということですね。

出版は夏頃になりそうです。

 

 

2012-04-17 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「100円のコーラを1000円で売る方法」、電車の中つり広告開始

4月14日から京王線で「100円のコーラを1000円で売る方法」の「吊り広告」が始まっています。

残念ながら私はなかなか京王線に乗る機会がないのですが、昨日のブロガー会議では「知り合いが京王線で1000円コーラの吊り広告を見た、と言っていた」というお話しを聞きました。

これまでは主に日経新聞などで広告を出していただきましたが、ネットなどのご感想を拝読すると、これまでビジネス書を読まなかった方々からの反響も大きいようです。

ですので、今回の吊り広告で、また新しい読者層の方々にリーチできるのではないかと思います。

4月末まで続けるとのこと。結果が楽しみです。

 

 

2012-04-14 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

次回作の初校

一昨日の土曜日の朝、次回作の初校が届きました。

一ヶ月ほど前にワープロ原稿で入稿したものが、編集の方の手を経て、本の形になる。

この最初の姿を見られるのが初校です。

 

今回の初校を読んでみました。

自分で言うのも何ですが、これが本の形になって書店に並ぶことを想像すると、ちょっとワクワクします。

しかし考えてみれば、新しい仕事に異動したのが初稿を入稿した数日後。ちょうどいいタイミングで初稿を書き終えたということですね。

進捗しましたら、また追ってご報告致します。

 

 

2012-03-26 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「100円のコーラを1000円で売る方法」、韓国と台湾から翻訳オファーが来ました

「100円のコーラを1000円で売る方法」ですが、なんと、韓国と台湾から翻訳のオファーをいただきました。

 

以前より、「日本のビジネスパーソンが学んだことを、もっと世界に情報発信して世界をよりよくしていくことに日本が貢献できれば」と常々思っておりました。

「バリュープロポジション戦略50の作法」の英語版を3月に出版したのも、そんな思いがあったためです。

ですので、大変有り難いことと、感謝しております。

 

宮前久美や与田誠の言葉が、ハングル文字と中国語繁体字で読めることになります。

出版までに時間はかかりそうですが、楽しみです。

 

 

2012-03-24 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

なんと『王様のブランチ』で「100円のコーラを1000円で売る方法」が紹介されたそうです。しかも私の顔写真付き

昨日の土曜日の朝。

ふとiPhoneのFacebookのメッセージを見たら、

「永井さんが『王様のブランチ』で紹介されている!」

という複数のメッセージが。

知り合いからメールも入っていました。

「永井さんがTVに出てビックリ」

 

「??????」

 

「王様のブランチ」と言えば、「土曜日午前はコレ!」っていうくらいの人気定番番組。

全然心当たりがありません。

特に悪いことした覚えもないし。(笑)

もちろん取材も受けていなかったし。

 

よく調べたら、番組の中で「100円のコーラを1000円で売る方法」が紹介されたそうです。

「王様のブランチ」のサイトでは、当日3/17放送のビジネス書ランキングで、畏れ多くもなんと1位になっています。→ここ

ここのコーナーで約20秒間、本の内容とか私のプロフィール、さらに画面一杯の私の写真も紹介いただいたそうです。

人気番組のCM枠を15秒取るとすごい金額がかかります。しかもCMよりも効果がずっと高い番組の中です。

とてもありがたいことですね。

中経出版様の皆様が、これまで本書のマーケティング活動や地道なセールス活動など、様々なご努力をなさった結果であると思います。感謝の気持ちで一杯です。

教えて下さった皆様、ありがとうございました。

 

しかし実は私、その番組の映像を見ていないのです。

どんな感じで紹介されたのでしょうね。

ちょっと見てみたい気もします….。(笑)

 

 

「100円のコーラを1000円で売る方法」の感想

昨年11月末に上梓してから3ヶ月半。

おかげさまで、皆様からさまざななご感想をいただいています。

ブクログ…現在488件

読書メーター…現在127件

Amazon書評…現在20件

Twitterのつぶやきまとめ(Togetter)…現在2000件

色々なご感想をいただいていて、私自身もとても参考になります。

ご感想を下さった皆様、ありがとうございます。

 

 

2012-03-14 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「100円のコーラを1000円で売る方法」と「バリュープロポジション戦略50の作法」

最近ありがたいことに、「バリュープロポジション戦略50の作法」を読んでから「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んだ、という複数人の方から、ご感想をいただきました。

皆さんこれまでマーケティングに関わってこられなかった方々ですが、共通していたのは、

「バリュープロポジション戦略50の作法」は簡潔に書いているものの、当初は十分にハラに落ちなかった。

しかし「100円のコーラを1000円で売る方法」を読み、マーケティングの全体像を理解した上で、再度「バリュープロポジション戦略50の作法」を読むと、マーケティングのことがさらに詳しく理解でき、すんなりとハラに落ちた 

 

ということでした。

 

「バリュープロポジション戦略50の作法」の総ページ数は120ページ。

全50章で、1章あたり見開き2ページ。

非常に薄くコンパクトな本です。

しかし私が常日頃マーケティングやビジネスで考えてきたエッセンスを書いたものなので、自分で言うのもちょっとお恥ずかしいのですが、平易な文章でも内容はかなり濃くなっています。

 

一方で、
「100円のコーラを1000円で売る方法」は、様々な人達にマーケティングの勘所を知っていただこうと考え、できる限り分かりやすく物語形式で書きました。

恐らく1-2時間程度であっさりと読めてしまうと思います。

しかしここに書いている内容は、「バリュープロポジション戦略50の作法」で書いた理論をベースにしています。

 

ですので、

「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んだ後に再度「バリュープロポジション戦略50の作法」を読んだから、とてもよく分かった。

というお話しをお伺いして、そのように読んで下さる方がおられることが、本当にありがたいなぁ、と思った次第です。

 

なお、現在執筆中の本は「100円のコーラを1000円で売る方法」の続編です。

次回作も、「バリュープロポジション戦略50の作法」の第39章から第50章をベースに物語形式で書いています。

今年の中頃には出したいと思っています。

 

 

2012-02-27 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「物語は、キャラクターの首尾一貫性が必要」という話し

2012/2/18に日経プラスワンに掲載されていたコラム「私のひきだし 自分の都合で仕事しない」で、「下町ロケット」で直木賞を受賞された池井戸潤さんが以下のように書いておられます。

—(以下、引用)—

….物語の都合でキャラクターの性格や行動パターンをねじ曲げてしまうと、小説は破綻します。プロと呼ばれる作家の作品でも時折見られることですが、読者は見破り、読まなくなります。登場人物をただの人形と捉えるのか、人格を尊重するのか。この差は決して小さくありません。本質を見誤ってはいけません。

…..

相手が求めること、喜んでもらえることを最優先に考えるのが「本物」と呼べる仕事です。取引先はもちろん、上司や同僚から依頼されたことでも、何を必要とされているのかをまず見極めるべきです。私も顧客である読者がどういうことを考えているのか、想像しながら執筆しています。

—(以上、引用)—

このことは、「100円のコーラを1000円で売る方法」で色々な登場人物を描いていて痛感しています。

例えば、主人公の宮前久美がいきなり優等生発言すると、やはり好ましくないと思うのですよね。

あるいは与田誠が急に優しくなっても、「アレ?」って感じになると思います。

もちろん登場人物の意外な一面を描くことも必要ですが、ねじ曲げるのは良くないと思うのです。

 

「100円のコーラを1000円で売る方法」では、まずマーケティング理論に沿ってストーリーを組み立てました。

その上で、それぞれの登場人物のキャラクターをデザインしました。名前、年齢、性格、口癖、好きな食べ物、好きなファッション、住まい、家族、キャリア、好きな本や雑誌など、それぞれの登場人物毎に細かく作り上げました。いわゆる「ペルソナ」ですね。

そして、予め作ったストーリーの上で、読む方々が楽しんでいただけるように、それぞれの登場人物に演じてもらう、というアプローチで進めました。

ちょうど、ドラマのシナリオを書いて、キャスティングした上で、視聴者が楽しめるようにドラマを演じてもらう、といったイメージでしょうか?

現在書いている続編でも、同じ方法で書き進めています。

 

ちなみに、「100円のコーラを1000円で売る方法」のベースになった「朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力」でも、宮前久美が出てきます。

しかし前作の宮前久美は、実は「超優等生」で首尾一貫しています。同じ宮前久美ですが、前作と今の本では性格が正反対なのですよね。

残念ながら前作は絶版になっていますが、もし機会があれば、両者を読み比べていただくと興味深いかもしれません。

 

 

2012-02-21 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「100円のコーラを1000円で売る方法」の解説YouTube

「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んで下さった内田さんが、本書の内容を10分で紹介するビデオを作って下さいました。

(詳細に書かれているので、全画面で見ることをお勧めします)

 

本を書いた当の私が見ても「なるほど」と思いました。

とても分かりやすく1枚でまとめられています。

 

本書を読んでいない方は概要を理解するために、本書を既に読んで下さった方も頭の整理に役立つと思います。

もしよろしければ是非ご覧下さいませ。

まとめて下さった内田さんには感謝です。

 

 

本のストーリーというのは恐らく二つあって、使う脳の部分も違うのかもしれない

次回作を書いていて改めて感じるのは、本のストーリーというのは、恐らく二つあるということです。

 

一つ目のストーリーは、全体の流れ。

目次や章立てと言ってもいいかもしれませんが、単なる章立てだけでなく、その章でどのような話しの展開をして、何を伝えるか、というもの。

私の場合は、6ー8万文字程度の一冊の本ではこのストーリーは1万文字程度になります。

 

二つ目のストーリーは、それぞれの章の中での物語の展開。

例えばどのような表現で話しを展開させる、とか、登場人物がいる場合はどのようなことを言わせてスムーズな話しの流れにする、とかいったことです。

 

「1000円のコーラを100円で売る方法」では、前者の全体的な流れは「朝のカフェで鍛える実戦的マーケティング力」に基づいていますが、細部でかなり変更しました。

後者の物語の展開に至っては、全く異なる話しになっています。

 

現在書いている次回作は、全体の流れはほぼ完成し、現在は各章の物語の展開に取りかかっているところです。

両者とも、脳の中の全く違う部分を使う感じです。

あえて左脳(理屈)と右脳(感覚)の例でおおざっぱに例えると、前者の全体のストーリーは左脳(理屈)、後者の各章の中での物語の展開は右脳(感覚)、といったところでしょうか?

うまくスイッチを切り換えながら、進めていきたいと思います。

 

 

2012-02-05 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

次の本を書き始めかけています

次の本のストーリーがほぼ確定したので、書き始めかけています。

「書き始めかけています」と書いた理由は、ちゃんと書く状況がまだ作り出せないためです。

 

ビジネスパーソンで本を書く人は、その人によって色々なスタイルを持っています。

例えば、オルタナブロガーの大木さんは、早朝1時間集中して書く作業を毎日続けて、1冊を書き上げておられるそうです。

でも私の場合、これだと本を書くモードに切り換えられないのですよね。

平日に1ー2日の休みをいただいて土日含めて3ー4日程度の休みを確保し、一旦仕事モードから本を書くモードに頭のギアを切り換えて、早朝3時間+昼間3時間の2回ほど集中して書いています。この期間中に仕事のメールも処理し緊急な仕事もしたりしますが、基本的に本のことだけを集中して考えています。

但しこのモードが続くと逆に生産性と品質が落ちて疲労も蓄積するので、この3ー4日1サイクルを時間を空けて数回ほど回して、初稿を仕上げています。

一旦初稿を上げれば残りの書き直しや修正は細切れの時間(早朝や帰宅後、あるいは電車の中など)で仕上げることができます。だから初稿を上げるまでにどれだけのまとまった時間を確保できるかどうか、ですね。

 

実は私の場合、1月は1年間で特に忙しい時期なのです。事業部が1月に新体制になり、事業部長と密接に議論をしながら、新しい方針を具体的に短い期間で矢継ぎ早に社内外に整合性を持って出していく、という作業が続くためです。

ある意味、一番頭が活性化する時期ですし、新しい気づきも沢山得られる時期でもあります。このような場にいるとビジネスパーソンをしていて本当によかったと思えます。

ただちょっと悩ましいことは、本を書くためのまとまった時間がなかなか確保できないこと。

とりあえず現時点では時間を見つけて書くためのインプット等の色々な準備作業を行っておき、2月になったら本格的に書くモードに入れるように仕事の段取りを整えていきたいと思います。

 

 

2012-01-23 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

「100円のコーラを1000円で売る方法」、日経3面に全五広告を掲載いただきました

本日(2012/1/18)、日本経済新聞の3面に「100円のコーラを1000円で売る方法」の広告を掲載いただきました。

100020120118

 

おかげさまで、5万部突破とのこと。色々なお店で売れているようです。

ブックファーストチェーン1位(ビジネス)
文教堂渋谷店1位(ビジネス)
リブロecute日暮里店1位(法務ビジネス)
有隣堂ヨドバシAKIBA店1位(経営・マーケティング)
くまざわ書展全書店3位(法務経営)
ブックキヨスク新大阪店3位(ビジネス)

ご購入下さった皆様、ありがとうございました。

 

10の物語のタイトルも紹介いただいています。

【ストーリー1】 アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?—-事業の定義
【ストーリー2】 「お客さんの言いなりの商品」は売れない?——顧客絶対主義の落とし穴
【ストーリー3】 顧客の要望に100%応えても0点——顧客満足のメカニズム
【ストーリー4】 値引きの作法——マーケットチャレンジャーとリーダーの戦略
【ストーリー5】キシリトールガムがヒットした理由—-バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略
【ストーリー6】 スキンケア商品を売り込まないエステサロン——競争優位に立つためのポジショニング
【ストーリー7】 商品を自社で売る必要はない—-チャネル戦略とWin-Win関係
【ストーリー8】 100円のコーラを1000円で売る方法—-値引きの怖さとバリューセリング
【ストーリー9】 なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか——コミュニケーションの戦略的一貫性
【ストーリー10】 新商品は必ず売れない?—-イノベーター理論とキャズム理論

広告掲載を英断いただいた中経出版社様には、感謝です。

 

 

本業が忙しいのは、本を執筆する際の会社員の強み

本の執筆では、企画段階でおおよその出版日を出版社と合意して初稿を書き上げる時期を決めます。

これで本を書く期間が決められる訳ですが、会社員のように本業があると仕事がピークがあって、仕事とのやり繰りや気分の切り替えが難しいことがよくあります。

私も現在、次の本の企画が固まって書き始める時期なのですが、年初は事業部が新体制になることが多く、新リーダーの下で方針を決めて社内外に分かりやすく伝えるという仕事が集中するので、毎年1年間で一番仕事が多い時期でもあります。

 

では、この状況が本を書くために困った状況か、というと、決してそんなことはないのですよね。

 

例えば、本を書くためにまるまる2週間があっても途中で行き詰まります。

私はこの年末年始にお休みをいただき次の本の企画を立てていました。でも1週間考え続けていると、アイデアが固定化してなかなか発展しなくなります。

逆に厳しいスケジュールで本業の仕事が次々と入ってくる状態だと、緊張感が保てますし、本のことはすっかり忘れることで新しいアイデアが触発されることもあります。この合間に書いたりすると新しい視点で書けたりします。

 

「会社員だと本業が忙しく本を執筆するのは難しい」と思われがちかもしれませんが、新しいアイデアを生み出すという観点では、「本業で忙しいのは本を執筆する際の会社員の強み」なのではないか、と思う今日この頃です。

ただ時間のやり繰りはなかなか難しいで、「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」に書かせていただいたような方法でなんとか時間を確保するようにしています。

 

 

2012-01-14 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

やはり編集者の存在は偉大です

私はこれまで自費出版を2冊出版しました。

そして昨年は、中経出版様にお世話になり、2冊出版しました。

そこで改めて感じるのは、編集者の存在の有り難さです。

 

自費出版の場合は、全て自分で作業をこなすことになります。

編集作業や校正作業もとても大変な作業ですが、それだけに留まりません。

企画段階で、ターゲット読者の設定、ストーリー作り、シナリオのチューンアップ、いわゆるアイデア出しの段階でよい本になるかどうかが決まりますが、これも一人で行うことになります。

これを一人で行うのは、とても大変です。

アイデアを一緒に考えていただける編集者の方がいることが、どんなに心強いことか。

独力で自費出版した経験がないと、おそらくこのことは分からなかったかもしれません。

 

現在、そろそろ次回作の大まかなストーリーが決まります。2ヶ月ほどかかりましたが、このストーリーも編集者の方のお力なしには出来ませんでした。

本に限りませんが、人間、一人で出来ることには限界があるとつくづく感じます。

色々な人々の知恵をいただくことで、よいものが出来る。

本当に有り難いことです。

 

 

2012-01-11 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

色々な文献を読み込み、自分の経験に照らし合わせて消化した上で、本を書く、という作業

先日も書きましたが、次回作を書くために、この年末年始は色々な本を読み直しました。

改めて整理すると、結構な量の本を読んでいました。

戦略サファリ(ヘンリー・ミンツバーグ)
競争戦略論I (マイケル・E・ポーター)
競争優位の戦略(マイケル・E・ポーター)
マーケティング・マネジメント 基本編 第3版(フィリップ・コトラー、他)
松下電器の経営改革(伊丹敬之、他)
【エッセンシャル版】マネジメント(P.F.ドラッカー)
知識創造企業(野中 郁次郎、他)
仮説思考(内田和成)
論点思考(内田和成)
「関係の空気」「場の空気」(冷泉彰彦)
99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方(竹内薫)
「空気」の研究(山本七平)
失敗の本質(戸部良一、他)
まず、世界観を変えよ(田坂広志)
企画力(田坂広志)
使える弁証法(田坂広志)
経営の心得(小山昇)
巨象も踊る(ルイス・V・ガースナー)
ランチェスター戦略関連の本を、数冊
孫子関連の本を、数冊
クラウゼヴィッツ「戦争論」関連の本を、数冊

一度考えたストーリーも、このように文献を読んで学び、自分の経験と照らし合わせて消化したことを反映すると、まだまだ見直せると感じます。

 

考えてみれば、「100円のコーラを1000円で売る方法」も、最初に色々な本を読み込んで消化・整理した上で、なるべく専門用語は使わず身近な話題を取り上げて分かりやすいように書きました。巻末をご覧いただくとお分かりのようにかなりの量の文献が引用されています。

ですので、「1時間でスラスラ読めました」とか「高校生ですがマーケティングの面白さが分かったので大学はマーケティングが勉強できるところに進学します」という感想をいただくと、本当に嬉しく思います。

一方で例えば、「カスタマーマイオピア」という日本ではまだ流行っていない概念も紹介しました。でもこの概念も仕事をしている人達にとっては「あ、コレ、確かに自分も仕事で経験ある!」というものなんですよね。

大木さんもコメントして下さいましたが、シニアな方でもある程度は読み応えを感じていただけるのではないかと思います。

 

次回の本は文献を整理してストーリーを構成している段階ですが、この本も最後の参考文献をご覧になって「あ、わかるわかる。でもこんな理論が書いてあったんだ。気がつかなかった」と思っていただけるような、スラスラと読みやすい本にしたいと思っています。

 

 

2012-01-06 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

この年末年始は、次の本のストーリー作り

次の本のストーリーを考えています。

個別アイデアは出てくるのですが、それらを分かりやすく、一本のストーリーにまとめるのは、やはり結構大変です。

 

今年11月末に上梓した「100円のコーラを1000円で売る方法」 は、あとがきにも書いている通り、2009年9月に上梓した「朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力」がベースになっています。

前作である「朝のカフェ….」の場合、企画段階で編集の方とやり取りしながら、2008年末から2009年4月まで5ヶ月間かけて3回作り直し、最終方針が決定してから、2008年のGW休暇の3日間集中して実際のストーリーに落としました。

「100円のコーラを1000円で売る方法」は、マーケティング理論と各章への割り振り、紹介する事例については「朝のカフェ…」で考えたものをベースに、分かりやすいように書き換えています。

時間をじっくりかけてカッチリと骨太なストーリーを作り上げていたので、「1000円コーラ」ではストーリー展開の執筆に集中できました。

読者の方から、「あっという間に楽しくサラッと読めた」「マーケティング知識ゼロだったが、すんなりとマーケティングが理解できた」というご意見をいただくたびに、本当にありがたく思います。

 

現在考えている次の本も、現在このような骨太なストーリーを作っているところです。色々と材料は集まりつつあり、大まかな流れも出来たのですが、この骨太でシンプルなストーリーをどのように作り上げるかが、現在の課題です。

編集の方とも何回か打ち合わせてアドバイスをいただきながら、進めています。やはりプロの方々の意見は凄いですね。とても勉強になります。

この年末年始は、ストーリー作りに集中することになりそうです。

実際には、こうして色々と考えているのが、実は自分にとっては何よりも楽しい時間なのですよね。

 

 

2011-12-30 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom

ド、ドラマ化ですか?(注:いえまだです) 「100円のコーラを1000円で売る方法」

「100円のコーラを1000円で売る方法」ですが、12/19(月)に広告を掲載いただいてから、大変なことになっています。

■ここのところ、アマゾンでずっと100位以内に入っています。私にとっては、全くの未体験ゾーン。広告の効果は絶大です。

 

■12/19に読売新聞で本書を紹介いただきましたが、「久美を菅野美穂、与田を佐藤浩市でドラマ化できそう」とのこと。YOMIURI ONLINEでご覧になれます→リンク

「ドラマ化ですか〜?本当ですか〜?」と勝手に盛り上がっています。

もちろん書評を書いて下さった方が「そうなるといいなぁ」とおっしゃっているだけです。(笑)

TV関係者の方々、何とぞご検討賜りますよう、よろしくお願いいたします。出版社様も著者もお待ち申し上げております。

 

■3月に自費出版で上梓した「バリュープロポジション戦略50の作法」がこの10日ほど売れています。本書はアマゾンのみで販売していますが、先月までランキングは10万位以下。この10日間は1万位以内に入っています。

「100円のコーラを1000円で売る方法」の巻末に参考文献として掲載されているためのようです。

急に売れて品切れを起こしているためご注文いただいた方々にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。

マメにアマゾン配送センターに出荷していますので(注:自費出版なのでこの作業は私が自宅で行っています)、注文いただければ7-10日程度でお手元に届くと思います。

 

ということで、改めて購入いただいた方々、応援して下さっている方々には、深く深く感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

 

2011-12-21 | カテゴリー : 商業出版 | 投稿者 : takahisanagaicom