昨日の『「メールのやり取りだけで、人柄がかなり正確に判断できる」という怖~い話』の続きです。
今日は、「メールのやり取り」ではなく、文章の話。
採用や審査では、書類選考があります。
「書類だけで、自分のことなんて分かるはずがない」と思いがちかもしれません。
しかし、決してそんなことはないのです。
私の経験でも、まだ会っていない人の書類を読んで受けた第一印象と、その後実際に会ったり仕事や様々な活動をご一緒したりして、分かった人柄が違うケースは、ほとんどありません。
たとえ美辞麗句の文章を綴っていたとしても、その人の人格が、不思議とその文章の後に透けて見えるのです。
ですので人様に見せる文章は、細心の注意で書くようにしたいですね。
特に初対面の人に読んでいただく文章や、採用や審査のための文章であれば、なおさらです。
その文章を読む人があなたを判断する基準は、その文章だけですし、実はその判断というのは結構当たっていたりするのですから。
このように書くと、「自分がそのまま文章に現れるというのなら、努力しなくてもそのままでいいじゃないか」という考え方をする人もいるかもしれません。
しかし私自身は、人様に見せる文章をちゃんと書こうという努力自体が、自分の人格を少しずつ高めていくのだ、と考えたいと思っています。
毎日ブログを書き続ける理由のひとつでもあります。
実際、このように書いているブログやTwitterなどの文章も、読んで下さっている皆様の多くは私がお会いしたことがない方々です。
本を出版する場合も、同様ですね。
この緊張感、常に持ち続けていきたいとい思います。
本当に正確に判断できているかどうかについてはいろいろ議論(異論?)のあるところかもしれませんが、ある一定の印象を植えつけていることは間違いありませんものね。
常々、文章の意味は書く側ではなく読む側が決めていることに注意しているつもりですが、時間が経って読み直すと、いろいろ心配りの不足が露呈します。
修行が足りません(>_<)
通り過ぎさん、
コメントありがとうございました。
読み返して気づくことが大切なのでしょうね。