表題は、先々週、ある方から聞いた話です。
「なんで遅刻したのですか?」
「いやぁ、電車が遅れちゃったんですよぉ~」
オフィスでよくある会話ですね。
しかし、このような理由を言う人に限って、遅刻する回数が多いように思います。
何を意味しているかというと、一見すると電車が遅れたのが原因に見えるけど、実はもっと深いところに原因があるということですね。
厳しいことを言うと、例えば、「遅刻したのは、そのような電車に乗ってしまう、自分の行動が原因」ということです。考えてみてはいかがでしょうか?
電車が遅れることは、比較的頻繁に発生します。
だから、普段遅刻しない人は、電車が遅れるリスクも考慮して、余裕を持って出かけたりして、リスク回避につとめます。
発生した問題を、他責にしている間は、問題はまた必ず発生します。
発生した問題を、自責の問題として、自分自身でどのように解決するかを主体的に考えることで、問題は解決できます。
自分の経験では、他者に責任転嫁するよりも、自分で考えて解決する方が、楽しいし達成感があります。
先日、数ヶ月かけて、やっと解決できたあの問題も、結局、原因はすべて自分にあったのだなぁ、と改めて痛感する、今日この頃です。
え?
「寝過ごしたんだもん。仕方ないじゃん」ですって?
ううむ、なんと申上げてよいやら….。(_;)
変更記録: 2010/7/3 0:01 赤字部分を修正しました
管理者の第一歩は、正しいコミット
人は、言い訳をします。他人、もしくは、自然現象に責任を押し付けたりもします。
よくある話なのですが、
「電車…遅れました!」ってとこで、…な部分をゴニョゴニョ言うと、何だかわかりづらくなります。
「電車」+「遅れました」の接続で「電車が遅れました」と「電車に遅れました」の「が」か「に」で大きく違うものだなぁ・・・と思い出しました。
悪用厳禁です(笑)
確かに『発生した問題を、他責にしている間は、
問題はまた必ず発生します。』そのとおりだと思います。
そういえば、昨夜の乗った電車が(大雨の影響で)3時間ほど遅れてしまい約束の時間に着けませんでした。この場合、リスク回避のために早めに出るにしても、前の予定がありますし限度もあります。これでも遅れる電車に乗ったのが原因といわれて、まさに仕方ないじゃんwって感じでした。(※脱線しますが、この場合大切なのは遅れたあとのフォローということで)
話しを戻すと「遅刻してしまった原因は」実は、さらに深いところにあると私は考えます。
まず知らなければいけないのは遅刻することでのリスクを
遅刻した本人が理解しているかどうかです。
そもそも、遅刻してもリスクが少ないことであれば、そんなに前もって来る必要も無いでしょうし、逆に遅刻(社則等で)にならなかったとしても、大きなリスクが発生するのであればリスク回避できる時間に来ないと行けないわけです。
個人的な意見になりますが、今回のテーマで大切なことは
日ごろから、ギリギリな行動をしたり、発生した問題を他責にしている、ために、リスクに気がついていない人に対して、いかに気づかせる行動や環境を作るかだと思います。
ちなみに、リスクだと気づいているのに行動しない、自分勝手な人もいますがそういう人は、厳しいようですが排除するしかないでしょう。
え?電車が遅れたなら、そりゃ電車のせいでしょう。
もしも日本の電車が、海外のように定時発着できないのであればその言い分もわかりますが、ほぼ100%定時発着できる日本の電車で、遅れることは想定外でしょう。
まぁ、遅れ具合にもよるとは思います。もし電車が5分遅れただけでだけで遅刻になるなら、もともとギリギリに到着する予定だったわけで、それは確かに危険でしょう。でも、30分、60分電車が遅れるのは完全に想定外ですし、「遅れる電車に乗ったおまえが悪い」と言われるのはかわいそうです。
そんな考えが広がると、なんでも個人の責任にされてしまいそうです。
「買った冷凍食品に針が混入してたのはおまえがちゃんと確認して買わなかったからだ」とか「コンビニで買ったホットドックにケチャップがついてなかったのは、おまえが確認しなかったせいだ」みたいな。
新倉さん、
「電車…遅れました」
面白いですね。「も」とか「と」とか、いろいろと入れてみると、結構シュールな感じですね。
ハンドウォーカーさん、3時間遅れ、大変でしたね。お疲れ様です。
>>日ごろから、ギリギリな行動をしたり、発生した問題を他責にしている、ために、リスクに気がついていない人に対して、いかに気づかせる行動や環境を作るかだと思います。
これはとても大切ですね。
eさん、
私が乗っている田園都市線って、こんな感じで、頻繁に1時間とか2時間遅れるのですよね。
http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2007/12/post_0e98.html
このような遅れと満員電車を避けたいので、このようなことがあってから、私は早朝出勤に切替えました。
コレはその方なりの「リスクの保有」なのではないですか?w
通りすがりの者です。コメント失礼します。
「発生した問題を、他責に、、、」という総論はいいとしても、電車までは予測不可能なのでは。責任者が一定の確率で電車が遅れることを考慮して仕事を配分すべきです。
確実にプロジェクトを遂行するには、個々人が電車の遅延を予測するよりも、リーダーが遅延の確率を考慮して全体のリーダーシップを取るべきでしょう。
同じように遅刻したのに、「道路が混んでた」と言った同僚は怒られなくて、「電車が混んでた」と言った俺だけが怒られるのは納得行かない。
ヨシムラさん、
>>コレはその方なりの「リスクの保有」なのではないですか?w
なるほど!
Cさん
そうですね。
本来、責任者は責任は逃れられませんね。
その上で、各自の責任でリスク管理ができるといいですね。
ssmさん、
それは大変でしたね。道路が混んでいても、同じ事ですよね。
「遅刻してしまった原因は、飛行機が遅れたからではない。遅れる飛行機に乗ったからだ」でもシャチクなら通用しそうですね(w 何でも自己責任ですかねぇ と思ってしまいます。むしろ多少の遅れくらいよほどのことがなければ同でもいいと思いますが、日本ではそれが受け入れられないのでしょうね。始まりにばかりうるさいですよね。
遅刻されても許せる社会になれば楽になるのに。
大統領でもあるまいし5分ズレたところで仕事に支障をきたす場合なんざ稀。
もちろん程度の違いはありますよ。
ただいつも遅刻する側に定時を求めるくらいなら同時にその1/10でも遅刻しても許せるおおらかさを社会全体が持ってもいいんじゃないかと思う今日この頃。
日本人はあくせくしすぎだって。
redmanさん、
コメントありがとうございました。
時間に対する許容度が高い環境も、確かにあるのでしょうね。海外でも、時間にかなりルーズな国もあれば、日本と同様に時間に厳しい国もありますよね。
私の場合は、多少の遅れで信頼を失うような環境にいることが多かったので。(お客様との打合せ等は、まさにそうですよね)
SUさん、
社会がおおらかさを持つといいな、というのは同感です。
当ブログでは私の考えを書かせていただきましたが、遅刻してもよいかどうかも含めて、それを決めるのは結局自分ですし、他人はその判断を強制することはできないのでしょうね。
無限のリスクを許容することができない。
電車の遅れを許容することができるかどうかは、電車が遅れること云々ではなく遅れによって自分が行なおうとすることにどれだけのリスクがあるか、ということで図るべきでは.
高々、会社の日常の出勤でそんなリスクを許容することは到底できないし重要な顧客相手ならそれなりに考える. 自分の人生に関わる重要事と思っているような事なら事前に近場に宿を取ってでも対処するし、そうでないなら当日の電車移動でもよい. 当然遅れる可能性は潰しきれない.
いうまでもなくマネージャが遅刻は云々、というならマネージャはそれなりの価値を提示できているのだろうし、顧客の約束云々というのであればそれなりに重要な顧客である、というだけで精神論の介在する余地のないトレードオフな関係だと思うのだが.
まず確認したいのは、電車が遅延するのを予測することが可能なのか、不可能なのかです。
こんにちは。最近私の身近な人に起きたことに照らし合わせてみました。路線に差はありますが、朝、通勤ラッシュ時間の電車は遅延が頻発しますね。その遅延ははじめから見こして前倒しに行動して欲しいと切実に思います。
例えば会議に必要な人物がこれを怠ると、先に来ている全員の時間を無駄にしかねませんし、士気に影響を及ぼします。また、不測の事態で遅れるのは仕方がないとしても、遅刻回数が目立つ人は登用しないという視点です。時間を守る、という基本的な約束事が果たせないようでは、大きな仕事は任せられないと考えるからです。
私にとって、大変参考になりました。ありがとうございました。
こういう人がたくさんいすぎるから
福知山線での事故みたいなのが起きるんじゃないかと
なんとなく思います。
数分遅れただけで死ぬの?
その遅れを取り戻そうとした運転手さん。
すみません、電車遅れて自分も遅れたました。
でいいんじゃないんですか?
極論からするとそのリスク回避とやらのために
遅刻するかもしれないから、
電車が遅れるかもしれないから
会社をうんと早く出ても誰も文句言わない
ってことなんですよね。
おそらく、電車が遅れて自分も遅刻しました。でいいのだと思います。それがまれに起きることなのか、頻繁に起こりうることなのかをしっかり理解することが大事だと考えます。しばしば電車が遅れる可能性があるのなら、それを予見した行動をとるのが期待されることだと私は思います。
皆様、
コメントを下さり、ありがとうございました。
先程、この件でエントリーをアップさせていただきました。
http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2010/07/post-ba3d.html
wanwanさん、
リスクとコストのトレードオフで勘案すべし、というのはご指摘の通りですね。
cさん、
遅延は予測できないでしょうね。だから確率としてリスクを見込むということではないかと思います。
玉川さん、
ありがとうございました。
当り前の小さいことの積み重ねが、信頼に繋がる、というのは全く同感です。
hogeさん、
私も玉川さん(NewTamaさん)と同じ意見です。