これから人はどこで学ぶのだろう、と時々考えます。
昔は、といっても私が社会人になった20−30年前の頃のことですが、会社の上司や先輩が時間をかけて厳しく教えてくれました。しかし最近は、上司や先輩も若手と接する時間がなかなか取れなかったりします。
さらに、会社が一生の面倒を見てくれる時代ではなくなりました。
最近、スキル開発に脚光が当たっているのも、今まで職場が果たしてきたスキル開発の役割がなかなか機能しなくなってしまい、仕事として外出しせざるを得なくなった反動なのではないか…と思ったりします。
ですので、これからは自ら学ぶかどうかが、今後のキャリアを作っていくにあたってとても大切なことなのではないか、と思ったりします。
月一で開催している「朝カフェ次世代研究会」も、そのような役割を少しでも担えたら、と思います。
このところ、何でも簡単に調べられるので、自分で発見するというか、何とかする事を学ぶ機会が少ないような気がしますね。本当のノウハウは、簡単には見つからない。人に聞く機会も少ない。自分で学ぶということをする人が少なくなった気はします。
「自分で調べろ」と言って、検索をさせる中間管理職は多いですね。検索しているだけなので、学ぶ、ということとは全然関係ないわけですが。
若い人を批判する人が多いですが、実は管理職のスキルが落ちているのかも知れない、と感じました。
学ぶことは、自分のアタマで考えること。
調べたり聞くだけでは、本当に学んだことにはならないのですよね。
自分のアタマで考える機会を、会社の仕事の中でどれだけ作っていけるのか?それをしっかり考えることが必要なのでしょうね。