一番最初の問題定義は、とても大事


目的を決めてタスクやプロジェクトを始めたけど、色々な人の様々な期待や考え方が錯綜してしまい、目的が四散してしまい、なかなか進まない、そんな経験はありませんか?

やはり、「どのような問題を解決したいのか?」という最初の問題定義が非常に大切なのではないか、と思います。それを関係者でシェアすることで、目的が定まります。

ただ、そのように解決すべき問題を最初に定義しても、本来は手段であるモノをプロジェクトの目的とする議論に陥ることもあり、なかなか進まないことが多いのも現実です。

例えば、タスクやプロジェクトで定められる数値設定(KPI: Key Performance Indicator)は、本来、課題解決の進捗状況を把握するための管理指標です。しかし、プロジェクトを進めるうちに、いつの間にかみんなでその数字設定をクリアすることそのものが目標になってしまうこともあります。これでは本末転倒です。

このように、なかなかプロジェクトが進まないのも、これまた現実ではないでしょうか?

様々な手段を使って数値目標だけを必死にクリアしても、問題が解決しなければ意味はないのです。

このような場合、常に最初の問題定義に立ち返る必要があるのではないかと思います。

結局、関係者で最初の問題定義に十分に時間をかけて、問題意識の共有を行うことが、遠回りに見えて一番近道なのかもしれません。

一番最初の問題定義は、とても大事」への1件のフィードバック

  1. 「最初の問題定義に立ち返る」非常にシンプルなやり方ですが私も心がけたいです。それは決して過去に固執している訳ではなく、立ち止まって深呼吸するだけのゆとりが必要、ということですよね。自分が何をしたいのか、どこに向かっているのか、その為には何ができるかを常に考えていたい。永井さんのように最先端の職種に携わっている方でも、初心を大事にされているんだなと、改めて自分のスタートを見直しました(ウチの彼氏のようにいつも行き当たりばったり人間ですら、考えているみたい^^;)

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