「戦略プロフェッショナルの心得」の連載、始まりました


今月出版した「戦略プロフェッショナルの心得」から抜粋した記事の連載が、本日からITmediaエンタープライズで始まりました。

7回シリーズの連載で、第一回目は

「差別化」に潜む落とし穴

です。

本書のエッセンスをまとめていますので、ご興味をいただいている方は、ご一読いただければと思います。

「戦略プロフェッショナルの心得」の連載、始まりました」への3件のフィードバック

  1. 「戦略プロフェッショナルの心得」読みました。
    マーケティングに興味があり、いつも読んでいる別のマーケティング関連のblogから、永井さんのblogにたどり着きました。そして、永井さんのblogを読んでいたことがキッカケで、この本に出会いました。
    冒頭マーケティングに興味があると書きましたが、私自身は、マーケティングを生業としているわけではありません。そんなマーケティング初心者にも永井さんの本はわかりやすく、企業におけるマーケティングや事業戦略の勘所をとりあげた、非常に良い本だと思います。教科書にしたい本の1冊だと思います。
    ・キホンを押さえている。
    ・それでいて、現場の状況も押さえていて実践的
    ・読みやすい構成と文章
    等々
    例えば、SWOT分析、バリュープロポジション、キャズム、AIDA、AISAS、等の概念の説明は、その道の専門家にとっては当たり前なのでしょうが、私のような初心者には非常に役立ちました。マーケティングの理論や用語を解説した本は他にもあります。しかし、その解説がピンと来る本には出会う機会は、必ずしも多いというわけではありません。しかし、永井さんの本からはピンと来る何かを感じました。単なる理論や用語の羅列に終わることなく、例が適切にちりばめられており、わかりやすい説明だったためと思います。また文章を通して"現場感"を感じられ、結果、説明内容に"納得感"が持てたためとも思います。
    現場経験の少ない、あるいは、現場とコミュニケーションがうまく取れないマーケティング・経営企画・事業戦略担当者の陥りやすいのが、理論や一般論のみを背景に"上から落としていった"企画・戦略立案を行ってしまうことです。余程気をつけていないと"魂の入っていない仏"を作ってしまいがちです。これでは、現場に伝わりにくいし、現場は動きません。
    一方、現場の経験の"積み上げ"だけで良いかと言えば、それでは地に足のついた活動にはなるかもしれませんが、下手をすると"世の中"を読み切れず、客観性に欠ける"井の中の蛙"になりかねません。その結果、間違った活動を一生懸命やるという最悪のパターンに陥りかねません。
    "上から落としていった"話と、"積み上げ"た話はどちらも大切で、それらが、"整合している"ことが大切なのですが、永井さんの本からは、それが感じらました。
    ああそうだよなぁと感じた点は、他にもあります。
    ・KPI活用ではまりやすい注意点
    ・仮説と検証を繰り返すことの大切さ
    ・納得したところ筋の良い仮説
    ・数字の信憑性
    等々
    マーケティングを勉強しようと、本を読んだり、やセミナーを受講した結果「理論は話としては分かるんだけど、ピンと来ないなぁ」と感じている方に、腑に落ちる良い1冊なのではないかと感じました。
    良い本をありがとうございました。

  2. キタハラヒロユキさん、
    とても丁寧なコメントを下さり、ありがとうございました。
    まさに私が本で申し上げたかったことを、限られたコメント欄の中でまとめて下さり、感謝致します。
    これからもよろしくお願いします。

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