近藤麻理恵さん著「人生がときめく 片づけの魔法」は、凄い本だった


遅ればせながら、あの140万部を突破したミリオンセラー、近藤麻理恵さん著「人生がときめく 片づけの魔法」を読みました。

本書は発売丸4年が経過しているにも関わらず、なんとアマゾンで100位前後をキープしています。

 

読んで実感しましたが、凄い本です。

何が凄いかというと、その圧倒的な説得力。

 

実は私、モノが捨てられない性格です。

昨晩本書を夢中で読んでいたらあっという間に1時間が経過、風呂に入る時間になりました。

風呂に入る前に無性に片付けがしたくなり、衣類の片づけを始め、5分間でビニール袋1袋分のゴミが出ました。

「モノを片づけたい」という強烈な動機付けをしてくれる上に、その具体的な方法論もとてもわかりやすく書かれています。

自分の行動や習慣を変えるという意味では、近年読んだ本の中では最強の本でした。

 

どこが凄いのか、改めて考えてみました。

 

まず、効果が明確です。

アマゾンの紹介文は、シンプルに一行だけです。

リバウンド率ゼロ。一度習えば、二度と散らからない、「こんまり流ときめき整理収納法」

 

方法論も明確でシンプルです。

片づけでやるべきことは2つだけ。「モノを捨てるかどうか見極める」「モノの定位置を決める」

モノを選ぶ基準は、「触ったときに、ときめくか」 ときめかないものは捨てる。

 

さらに、片づけノウハウが網羅的です。たとえば、片づけるモノについては、…

・衣類の片づけ

・本の片づけ

・書類の片づけ

・小物の片づけ

・思い出品の片づけ

・写真の片づけ

「モレなく、ダブりなく」(MICE)になっていますね。

それぞれについても、極めて具体的に方法論が書かれています。

 

また文体がユーモアあふれ、かつとてもわかりやすく、説得力があります。たとえば、

「謎のコード類は永遠に謎のままです。…謎のコード類は捨ててしまいましょう」

「途中まで読んだ本も最後まで読みきる必要はありません。その本の役割は途中まで読むことだったのです」

 

くわえて、「捨てるときは、モノに感謝する」という優しさがうかがえるお人柄。

 

「どうしても、モノが捨てられない」という方に、モノを捨てる強いモチベーションを与えてくれる本です。私も、片づけに励もうと思います。

 

こういう本、素晴らしいですね。