文化放送オトナカレッジ 第11回「無理めなお客さんの課題が、世の中を変える」


昨日2月18日(木)の夜は、文化放送オトナカレッジへのレギュラー出演第11回目。

今回は「無理めなお客さんの課題が、世の中を変える」と題して、お話ししました。

前回の放送では、「お客さんが言うことに余裕で対応できるようになるのは、危険な兆候だ」という話をしました。逆に、無理めなお客さんの要望こそ、ビジネスの大きなチャンスです。今回はそのことについて考えてみました。

ということで、今回の講義内容レジュメです。

1.お客さんの要望が高すぎて対応が難しい状況こそ、ビジネスの大きなチャンス

2.1964年の東京オリンピック、ホテルニューオータニ、「浴室工事は1年半かかるが、ホテルは1年で完成させろ」という無理めの要求で生まれたユニットバス工法→世界に広がった

3.1964年の東京オリンピック、ストップウォッチで計測したタイムを人力で順位を集計していたのを、コンピュータによる競技成績の集計システムを導入した日本IBMのケース→翌年、三井銀行が日本初のオンラインバンキングのサービスを開始

4.ゲリー・ハメル(経営学者)「イノベーションと変革への意思は情熱から生まれる。つまり、現状に対するもっともな不満の産物なのである」

 

後半のお話しでは、様々な事例について掘り下げてお話ししました。

今回の講義前半の様子は、「オトナカレッジ 聴く図書館 Podcastアーカイブ」でもお聴きになれます。→今回分はこちら

 

恒例、アナウンサーの砂山さんとのツーショットです。

オトナカレッジ20160218

 

次回の第12回目は3月3日(木)、『ヒット商品のヒントは、どこにある?』というテーマでお話しします。