朝活永井塾 第94回「マルクス『資本論』 」を行いました

12月4日は、第94回の朝活・永井塾。テーマは「マルクス『資本論』 」でした。

現代社会は「資本主義」の社会です。私たちにとって、資本主義は常識です。

しかし資本主義社会が生まれたのは、ほんの200-300年前。

今回取り上げた『資本論』は、150年前にカール・マルクスが、その資本主義の本質について洞察した1冊です。

『資本論』がわかれば、資本主義の限界や課題も見えてきます。 さらにマルクスが本書を執筆した時代〜150年が経ち、世の中は大きく変わりました。『資本論』が理解できれば、現代の私たちビジネスパーソンが、自分自身のキャリアをどうすべきかも、見えてくるのです。

そこで今回の朝活永井塾では、下記書籍をテキストにして、仕事に役立つヘーゲル哲学について学んでいきました。

『資本論』(マルクス著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

来年の朝活永井塾は、隔月で偶数月の開催になります。

次回・2025年2月5日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「『会計』と『財務』のキホン」です。申込みはこちらからどうぞ。

朝活永井塾 第93回「世の中の裏構造が見えてくる『ヘーゲルの精神現象学』 」を行いました

11月6日は、第93回の朝活・永井塾。テーマは「世の中の裏構造が見えてくる『ヘーゲルの精神現象学』 」でした。

ヘーゲルの弁証法がわかれば、これまで見えなかったことが見えてきます。社会の裏にある構造が見えるようになり、ビジネスも見通せるようになって、自分の思考に「骨太さ」が宿るようになります。

しかしヘーゲル哲学を理解するには、大きな壁が二つあります。

一つ目は、日本ではヘーゲル哲学が誤解されていること。「ヘーゲル哲学は、正反合でアウフヘーベン」という人が知識人の中にも多いですし、困ったことに教科書にも書かれているのですが、これは実は大間違い。ヘーゲルは「正反合」なんて言ってません。

二つ目は、ヘーゲルの主著書である『精神現象学』が超難解で、読みこなせている人が少ないこと。哲学の世界でも、カントの『純粋理性批判』、ハイデガーの『存在と時間』に本書『精神現象学』を「三大難解書」として挙げられたりします。

しかしヘーゲル哲学の本質は、色々な解説書を読みながら学んでいくと、実は意外と難しくないのです。難解だが、挑戦し甲斐もある。それがヘーゲル哲学です。

そこで今回の朝活永井塾では、下記書籍をテキストにして、仕事に役立つヘーゲル哲学について学んでいきました。

『精神現象学』(ヘーゲル著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・12月4日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「資本主義が限界に突き当たる現代でこそ理解すべき 『マルクスの資本論』」です。申込みはこちらからどうぞ。

朝活永井塾 第89回『悪いヤツに騙されないための「影響力の武器」』を行いました

7月3日は、第89回の朝活・永井塾。テーマは『悪いヤツに騙されないための「影響力の武器」』でした。

私たちは自分で考えているつもりでも、実はかなり他人の影響を受けています。その仕組みと対処法を紹介した世界的なロングセラーが、米国を代表する社会心理学者チャルディーニの著書『影響力の武器』です。

本書にはセールスや募金勧誘業などへのリアルな潜入体験が盛りだくさん。だから説得力があります。

私たちは普段の生活で「思考の近道」を使っています。常に考え続けると疲れてしまうので、思考を省略してもいい時、人は簡便法を使うのです。

たとえば私たちが商品を買う時、品質が価格に見合うかを詳しく調べず「高いからいい商品なのだろう」というスイッチが入るのはその一例です。このおかげで私たちは、日々の生活で大量の判断が必要でも対応できます。

ただ中には、この思考の近道を悪用し詐欺まがいの方法で相手にイエスと言わせる者もいます。そこで本書は相手にイエスと言わせる戦術を心理学の原理に基づき分類して紹介しています。

私たちビジネスパーソンは、日々の仕事で常に交渉しています。 そこで今回の朝活永井塾では、下記の本をテキストに、相手の攻撃パターンを理解し、よりよき交渉をするためにも、「影響力の武器」から学んでいきました。

『影響力の武器』(ロバート・B・チャルディーニ著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・8月7日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは『ビジネスの本質が学べるビジネスパーソン必読書 アダム・スミス『国富論』』です。申込みはこちらからどうぞ。

朝活永井塾 第88回『会社に縛られない時代の「サルトルの実存主義」』を行いました

6月5日は、第88回の朝活・永井塾。テーマは『会社に縛られない時代の「サルトルの実存主義」』でした。

サルトルを読むと、たとえばこんな言葉が出てきます。

「実存は本質に先立つ」

「人間は自由の刑に処せられている」

「人間はみずからつくるところのもの以外の何ものでもない」

私は会社員生活を30年続けた後に独立した時、まさにサルトルが言う「人間は自由の刑に処せられている」ということを、リアルに実感しました。

独立すると、24時間365日すべて自分の自由です。

一方で会社という組織の保護膜で覆われて守られてきた一切のモノがなくなります。たとえば「毎月、確実に給料が振り込まれる」という状態は消滅しますし、病気して働けなくなっても自己責任です。

現代では、終身雇用制は事実上なくなっています。会社に縛られない時代になりました。自分の生き方は、自分で決める時代でもあります。

こんな会社に縛られない時代だからこそ、「人間は自由といかに向き合うべきなのか?」を考えたサルトルの実存主義は、役に立ちます。

そこで今回の朝活永井塾では、下記の本をテキストに、会社に縛られない時代にいかに生きるかについて、サルトルの実存主義から学んでいきました。

『実存主義とは何か』(サルトル著/伊吹武彦・海老坂武・石崎春己訳、人文書院)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・7月3日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは『「影響力の武器」を学ぼう』です。申込みはこちらからどうぞ。

朝活永井塾 第86回『超弱小プロチームの売上を急成長させた方法が学べる「エスキモーに氷を売る」』を行いました

4月3日は、第86回の朝活・永井塾。テーマは「『超弱小プロチームの売上を急成長させた方法が学べる「エスキモーに氷を売る」』」でした。

あなたは超弱小のプロチームの経営を任されました。
業績を劇的に回復しなければいけません。さて、あなたは何をしますか?

「チーム力強化だ!」
「地元愛に訴えて、ホームタウンのチームとして売り込もう」

脊髄反射で、こう考えたりしなかったでしょうか?

本書は「ニュージャージー・ネッツ」という北米プロバスケットボールリーグ(NBA) 27チーム中、入場料5年連続最下位、成績も最下位から2番目という超弱小チームの社長に就任した著者スポールストラが、業績を劇的に回復させた過程を描いた1冊です。

しかし「がんばれベアーズ」のようなチーム成長物語ではありません。スポールストラは、チーム力には一切手を付けず、マーケティング戦略のみで成果をあげたのです。

「プロチームなのに、それでいいの?」と思ってしまいますよね。
でもこれは、とても大事なポイントなのです。

チームが強くても、ファンが来るとは限りません。プロ野球でも、閑古鳥がなく優勝争いの試合がよくあります。これは「いい商品を作れば、顧客は買う」という製品志向の考え方と同じです。

スポールストラが成功したのは、先入観を全て捨てて「地元のニュージャージー住民にとって、ネッツの商品力とは何か?」を顧客視点で考えた結果です。

そしてスポールストラの挑戦は、私たちにとっても実に大きな学びがあります。

そこで今回の朝活永井塾では下記の本をテキストに、一見すると奇抜でエクセントリックなマーケティング思考の裏にある、マーケティングの王道の考え方について学んでいきました。

『エスキモーに氷を売る』ジョン・スポールストラ著

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・5月8日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「思考 日本企業再生のためのビジネス認識論」です。申込みはこちらからどうぞ。

朝活永井塾 第85回 「余裕で多くの成果を上げる仕事術が学べるゴールドラット著『ザ・ゴール』」を行いました

3月6日は、第85回の朝活・永井塾。テーマは「余裕で多くの成果を挙げる仕事術が学べるゴールドラット著『ザ・ゴール』」でした。

いつもものすごく多忙なのに、成果があまり出ない。そんな人は少なくありません。 

一方でいつも余裕でゆったり仕事をしているのに、いつの間にか大きな成果をあげている人もいます。

こんな人は、仕事上のボトルネックを見極めていることが多いのです。この秘密が学べる名著が、エリヤフ・ゴールドラット著「ザ・ゴール」です。

本書は米国の大ベストセラーですが、著者は15年以上日本語版を許可しませんでした。理由は、1984年刊行当時の日本企業が米国が貿易戦争の標的にするほど強かったからです。著者はこう書いています。

「日本人は部分最適の改善では世界で超一級。その日本人に本書の全体最適の手法を教えると、強くなりすぎて世界経済が破滅する」。

これは見方を変えると、本書は日本人が強化すべき全体最適の考え方を教えてくれる本なのです。

あらゆるプロセスには、全体のプロセスのスピードを決める「ボトルネック」があります。そしてボトルネックを見極めて対応すれば、生産性は劇的に改善します。

本書の理論は、その後、TOC理論(制約条件の理論)と名づけられ、工場の生産性を劇的に改善する方法として世に広まりました。そしてこの考え方は、私たち一人一人が自分の仕事の生産性を上げる上でも役立ちます。

どんな人も、一日は平等に24時間しかありません。ならば、同じ時間を有効に活用したいですよね。

そこで今回の朝活永井塾では、下記の本をテキストに、TOC理論を誰にでもわかりやすいように噛み砕いて学んでいきました。

『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット著

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回・4月3日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは「超弱小プロチームの売上を急成長させた方法が学べる『エスキモーに氷を売る』」です。申込みはこちらからどうぞ。

朝活永井塾 第72回 「グーグルを一枚岩の組織に変えた管理手法 OKR」を行いました

2月8日は、第72回の朝活・永井塾。テーマは『グーグルを一枚岩の組織に変えた管理手法 OKR』でした。

最近は日本でもOKRの話題を時々見かけるようになりました。

OKRとは、社員の能力を目一杯引き出しながら、全社員が同じ課題に一枚岩で取り組めるようにする目標設定・管理の方法論です。全員で課題共有し、個人の能力を目一杯引き出せば、会社はとてつもない力を発揮できます。

OKRは、ツイッター、リンクトイン、オラクルなどのシリコンバレー企業だけでなく BMW、ディズニー、サムソン、エクソンなどの大企業でも活用されています。日本企業でも、花王などの大企業が本格導入を始めています。(なおOKRは目標(Objective)と主要な結果(Key Result)の頭文字をとったものです)

このOKR関連本で一番まとまっているのが、『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法OKR』(ジョン・ドーア著)です。本書に序文を寄せているグーグル創業者のラリー・ペイジは、こう述べています。

「グーグルが大きく成長する上で、OKRは重要な役割を果たした」

実際にグーグルは創業2年目からOKRを採用し、大きく成長しました。
OKRの方法論は「目標設定→評価」というシンプルなものです。PDCAと一見似ていますが、根本的に違う点は「100%達成」を必ずしも評価しないことです。むしろ100%達成だと「目標が低すぎたのでは?」と悪い評価が下されます。

つまりOKRは「堅めの目標」を設定しがちなPDCAの弱点を克服するために考えられた方法論なのです。

そこで今回の朝活永井塾では、下記の本を使ってOKRの方法を学んでいきました。

『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法OKR』(ジョン・ドーア著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回3月8日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは『ビジネスパーソンのための「悟り」の世界を道元「正法眼蔵」から学ぼう』です。申込みはこちらからどうぞ。

朝活永井塾 第67回 「シリコンバレーのマネジメント・バイブル 『High Output Management』」を行いました

9月7日は、第67回の朝活・永井塾。テーマは『シリコンバレーのマネジメント・バイブル 「High Output Management」』でした。

シリコンバレーの経営幹部に読み継がれてきた超実践的経営書があります。

インテル創設メンバーでありCEOや会長も務めた伝説的人物アンディ・グローブが執筆した「High Output Management』です。 

数多くのシリコンバレーの経営者が、本書を読んで自社の経営に役立ててきました。初版は1983年で1995年に改訂。もはや古典とも言えますが、現代でもシリコンバレーではバイブルです。対象読者はマネジャーですが、仕事の基本が学べるので、一般企業の会社員にも役立ちます。 

そこで今回の朝活永井塾では、8月の朝活永井塾「マネジャーの実像」(ミンツバーグ)に続くマネジャーシリーズ第2弾として、下記をテキストにマネジャーとしてのあり方を学んでいきました。

 『High Output Management』(アンディ・グローブ著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回10月5日(水)の朝活勉強会「永井塾」は、『プロフェッショナル・マネジャー』がテーマです。申込みはこちらからどうぞ。

「何したいの」と聞かれて、答えられない中高年社員。どうする?

朝活永井塾で「マズロー」のお話しをしました。こんな内容でした。

【講義内容】
・「自己実現」は、人によって違う。天職を知りやり遂げるのも、自己実現の一つの形。
・自己実現を目指す人と、そんな人が集まる企業の相乗効果・好循環を、いかに生み出すかがカギ。
・「個人の目的=組織の目的」の状態になれば、あらゆる問題が目的達成の手段選びになる
・「パーパス経営」もこの流れで理解することが必要

そして質疑応答で、ある大企業で人事を担当する方からこんなご質問をいただきました。

【ご質問内容】
『パーパス経営の理解が深まりましたし、個人と企業の目的の一致が大事だということもよく分かりました。そこで中高年社員の変容についてご相談です。会社はパーパス経営の考え方になっているのですが、当社の中高年社員の多くは会社に入って20年間「上司に言われた通り仕事をする」という仕事スタイルが身についていて、「あなた、何したいの?」と質問しても、答えられる人がいない状態です。こんな人に気付かせるポイントはありますか?』

【私の回答】
これ、なかなか難しい状況ですよね。

私の経験では「自分は何をしたいのか、考えてみましょう」と聞かれても、答えられないビジネスパーソンは、実に多いのです。たとえばこのメールを見ているあなただったら、この質問にどのように答えるでしょうか?

特にご質問のような「言われた通りにやってきた」という中高年社員に上司が「あなたは何したいんですか?」と尋ねると、「あれ、自分、リストラ候補ですか?」と身構えちゃったりします。

「自分がやりたいこと」は、あくまで個人のことです。ですから会社から直接働きかけるのは、そもそも難しいのですよね。ご自身で気付くしかありません。

そこで会社にできることは、そのようなことを促す仕組みを作ることです。

ヒントは「人は場所が変わると、まったく変わることも多い」ということ。しおれていた植木も、置く場所を変えると見違えるように元気になったりしますよね。人も同じです。

そして、その人に合う環境は人それぞれです。転職して変わる人もいれば、別部門や別職種に変わった途端に見違えるような働きを見せる人もいます。

だから会社ができることは、まず社内で自由に異動したり、別職種(別プロフェッション)に変わりやすい環境を整えることだと思います。そしてできれば上司が介在しない形で、本人の意志で、自由に異動できることが望ましいと思います。

さらに社外で副業などの形で新しいことに挑戦するのをやりやすくするのも、一つの方法です。大企業にいる人材は、もともと能力が高い人が多いはず。社内に閉じこもって花開かなかった人も、社外の空気を吸って「自分のスキルが世の中で役立つ」と気づけば、花開くことも多いのです。

このような気づきの機会をできるだけ多く用意することが必要だと思います。

これらの施策で全員が100%変わることはありません。しかし変わる人は確実に増えます。確率戦です。全員は無理かもしれません。でも救われる人は増えていきます。

このような考え方で様々な施策を立てていくことで、徐々に会社の体質が変わり、社員も少しずつ変わっていくのではないかと思います。

 

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朝活永井塾 第46回「オープン・イノベーション」を行いました

質疑応答の様子です

12月2日は、第46回の朝活・永井塾でした。今回もZoomでした。全国からのご参加をいただき、有り難うございます。

テーマは『オープン・イノベーション 「宝の持ち腐れ」から抜け出すために』でした。

私は大企業の商品開発エンジニアとお話しする機会が多いのですが、いつも二つのことに驚かされます。

1つ目は「こんな凄い技術を持っているんだ!」ということ。日本企業は凄い技術を持っています。

2つ目は、エンジニアの方々が社内に閉じこもって社外の人と会おうとしないため、そんな凄い技術が社外で全く知られておらず、使われもせずに、宝の持ち腐れになっていることです。

「実にもったいないなぁ」といつも思います。

社内だけでイノベーションを進める方法をクローズド・イノベーションと呼びます。「自前主義」とも呼ばれますが、現代では社内だけで成功させるのは難しくなっています。むしろアイデアを世の中とオープンにやり取りするオープン・イノベーションの成功確率の方が高いのです。

このオープン・イノベーションは、ヘンリー・チェスブロウ教授が提唱した概念です。

そこで今回の朝活永井塾では、下記をテキストに、オープン・イノベーションとは何か、その限界と課題は何かをご紹介し、さらに日本企業にとって現実的な解決策であるオープン・クローズ戦略について考えていきました。

「OPEN INNOVATION ハーバード流 イノベーション戦略のすべて」(ヘンリー・チェスブロウ著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

オープンイノベーションの考え方

オープン&クローズ戦略の考え方と事例

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は来年1月6日(水)。
テーマは「意外と知らない サービス・マーケティング」です。申込みはこちらからどうぞ。

Zoom朝活永井塾 第44回「両利きの経営」を行いました

10月7日は、第44回の朝活・永井塾でした。今回もZoomでした。全国からのご参加をいただき、有り難うございます。

テーマは「両利きの経営」でした。

コロナ禍で今までの常識が一気に変わりました。
激しかった市場の変化は、さらに激烈になりました。
そこで多くのビジネスパーソンの悩みが「いかに変わればいいのか?」

私も、多くの方から「どう変わればいいのでしょうか?」というお悩みをよく伺うようになりました。

その多くのお悩みに対応する現実的な処方箋は、既に「両利きの経営」(チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タシュマン著)に書かれているのを、ご存じでしょうか?

著者の二人はイノベーション研究の第一人者として、コンサルタントとして企業に入り、数多くの事例分析をしています。
本書でも実に多くの企業事例に圧倒されます。

新規事業と既存事業とでは、やり方が異なります。
新規事業は、未知の新分野への探索が必要です。リスクが高いので、試行錯誤を通じて失敗から学ぶことが必要です。
既存事業は、既存の組織能力を活用し、確実に効率を追求する深化が必要です。

探索と深化は正反対の考え方が必要なので、両立が難しいのです。
そこで、探索と深化を両立する両利きの経営が必要になります。
いわば「あえて、二兎を追う戦略」です。

企業は既存事業で、実に数多くの強みを育んでいます。
新規事業の探索で、せっかく持っている自社の強みを活かさないのは、実にもったいないこと。そのために両利きの経営には、様々な配慮が必要になります。

そこで今回の朝活永井塾では下記をテキストに、このテーマを考えていきました。

「両利きの経営」(チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タシュマン著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

 

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は11月4日(水)。
テーマは「バイロン・シャープのブランド論(2)」です。申込みはこちらからどうぞ。

Zoom朝活永井塾 第43回「バイロン・シャープのブランド論」を行いました

9月2日は、第43回の朝活・永井塾でした。今回もZoomでした。全国からのご参加をいただき、有り難うございます。

テーマは「バイロン・シャープのブランド論」でした。

オーストラリアのマーケティング学者・バイロン・シャープは、次のように主張しています。

「『マスマーケティングは終わった』というコトラーは、大間違いだ。むしろマスマーケティングはますます大事である」
「『既存顧客を大切にすべき』というライクヘルドの顧客ロイヤルティの考え方は、大間違いだ。必要なのは新規顧客獲得である」
「注目すべきはブランド愛好者ではない。ブランドに興味がない人である」
「差別化を追うのは大間違いだ。差別化は不要。独自性を追うべきである」

現代のマーケティングの考え方をひっくり返す主張ですが、荒唐無稽なことを言っているわけではありません。
アレンバーグ・バス研究所のマーケティング・サイエンス・ディレクターを務めるバイロン・シャープは、同研究所における50年以上の緻密な調査実績を元に主張しています。彼自身も論文を各種学会誌に100本以上寄稿しています。

さらにバイロン・シャープの考え方は、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)V字回復の立役者である森岡毅さんが提唱する「数学マーケティング」の考え方の元にもなっています。

そこで今回の朝活永井塾では下記をテキストに、彼の理論を考えていきました。

「ブランディングの科学」(バイロン・シャープ著)
「確率思考の戦略論」(森岡毅・今西聖貴著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分(プライバシー保護のため永井以外はお顔をボカしています)】

 

 

【質疑応答部分(プライバシー保護のため永井以外はお顔をボカしています)】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は10月7日(水)。
テーマは「両利きの経営」です。申込みはこちらからどうぞ。

Zoom朝活永井塾 第42回「マーケティングの基本 レビットとコトラーのマーケティング論」を行いました

8月5日は、第42回の朝活・永井塾でした。今回もZoomでした。全国からのご参加をいただき、有り難うございます。

テーマは「マーケティングの基本 レビットとコトラーのマーケティング論」でした。

レビットは60年前に書いた「マーケティング近視眼」という論文で世界的に有名な人です。マーケティングの基本中の基本ですが、60年経った今でもこれが出来ていない企業が実に多いのが現実です。また「マーケティングの父」と賞されるコトラーも基本を教えてくれます。

そこで今回の朝活永井塾では、下記をテキストにして、この二人の考え方をご紹介し、最後に豊富なデータを基に「コトラーは間違っている」と言っているバイロン・シャープの考え方の触りを紹介しました。

「T.レビット マーケティング論」(セオドア・レビット著)
「コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理」(フィリップ・コトラー、ゲイリー・アームストロング、恩藏直人著)

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

【プレゼン部分】

【質疑応答部分(プライバシー保護のため永井以外はお顔をボカしています)】

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は9月2日(水)。
テーマは「コトラーは間違っている? バイロン・シャープのブランド論」です。
今回、最後にお話ししたコトラーへの反論について深掘りしていきます。

 

Zoom朝活永井塾 第41回「アル・ライズのポジショニング戦略、ブランド論、広告/PR論」を行いました

7月8日は、第41回の朝活・永井塾でした。今回もZoomでした。全国からのご参加をいただき、有り難うございます。

テーマは「アル・ライズのポジショニング戦略、ブランド論、広告/PR論」でした。

「ポジショニング」はマーケティングの基本概念の1つです。
1969年にアル・ライズとジャック・トラウトが提唱しました。
彼らは、ポジショニングとは「消費者の脳内に、商品を位置づけること」であるとシンプルに定義しました。

アル・ライズはその後、このポジショニングの考え方をブランディングやマーケティングコミュニケーションに発展させました。
アル・ライズのシンプルな考え方はマーケティングの本質を捉えています。

そこで今回の朝活永井塾では、下記をテキストにして、アル・ライズのポジショニング戦略を出発点に、ブランディング、さらにマーケティングコミュニケーションについて考えていきました。

「ポジショニング戦略[新版]」アル・ライズ、ジャック・トラウト著
「ブランディング 22の法則」アル・ライズ、ローラ・ライズ著
「ブランドは広告で作れない 広告vsPR」アル・ライズ&ローラ・ライズ著

今回もプレゼンの後、活発な質疑応答ができ、充実した会になりました。有り難うございました。

【プレゼン部分】

【質疑応答部分(プライバシー保護のため永井以外はお顔をボカしています)】

 

またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は8月5日(水)。
テーマは「マーケティングの基本:レビットとコトラーのマーケティング論」
マーケティングの基本に立ち返り考えていきたいと思います。

Zoom朝活永井塾 第40回「サブスクとカスタマーサクセス」を行いました

昨日6月3日は、第40回の朝活・永井塾。今回はZoomで行いました。
全国から大勢のご参加をいただきました。有り難うございます。

テーマは「サブスクとカスタマー・サクセス」でした。

サブスクリプション(サブスク)とは、顧客が継続購入してもらえる長期的な関係を作るビジネスモデルのことです。サブスク自体は雑誌定期購読のように昔からありますが、現代のサブスクはデジタルで届けられ、その過程で生まれる膨大なデータを使い顧客毎にサービスを最適化する点が、大きな違いです。このためサブスクはソフトウェアの世界から、エンタメ業界、交通業界、製造業など、あらゆる世界に拡がっています。

サブスクは売上が安定し不況に強いため、多くの企業がサブスク化に挑戦を始めています。
一方で既存事業をサブスク化するには、一時的な利益低下などの大きな壁もあります。

またサブスクでは「売って終わり」という従来の販売モデルが一変します。
新規顧客獲得の一方、既存顧客を大切にして顧客単価を上げ、長く繋ぎ止めることが必要になります。
そこで生まれたのが、既存顧客の成功を最大限に支援し、顧客解約(チャーン)を防止するカスタマーサクセスという仕事です。

そこで今回は下記をテキストに使いながら、サブスクとカスタマーサクセスについて学んでいきました。

「カスタマーサクセス」 ニック・メータほか著
「サブスクリプション」 ティエン・ツォ著

今回はこんな感じでZoomで行いました。3ヶ月ぶりに朝活永井塾で活発な質疑応答ができ、充実した会になりました。有り難うございました。

【プレゼン部分】

【質疑応答部分】

 

今回もリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は7月8日(水)。
テーマは「アル・ライズのポジショニング戦略、広告論、ブランド論」
7月と8月もZoomで行います。楽しみです。

朝活・永井塾 第37回「顧客体験を見える化する」を動画配信しました

昨日3月4日は、第37回の朝活・永井塾。テーマは「顧客体験を見える化する」でした。

新型肺炎の影響を考えて、今回は動画配信のみにしました。

商品やサービスの酷いトラブルを経験をしたという方、多いのではないでしょうか?
しかし企業側は、そんな状況を全く知らないことも多いのです。これは自社に置き換えると、とても怖いことです。

企業の収益は、顧客体験によって大きく左右されます。
必要なことは、顧客を見える化し、顧客に不快な思いをさせず、常に顧客から学び続けることです。

そこで今回は下記をテキストに使い、いかに顧客を見える化し顧客満足を高めるかを考えていきました。

「顧客体験の教科書」(ジョン・グッドマン著)
「マッピングエクスペリエンス」(ジェームズ・カールバック著)
「真実の瞬間」(ヤン カールソン著)
「サービス・イノベーションの理論と方法」(近藤隆雄著)
「ラブロック&ウィルツのサービス・マーケティング」(クリストファー・ラブロック著)

永井塾ではいつも申し込まれた皆様に動画配信をしています。
今回もこんな感じの動画(1時間)を配信しました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は4月8日(水)。テーマは「全てのビジネスはサービスである 〜 サービス・ドミナント・ロジックの世界」です。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活・永井塾 第36回「超実践マーケットイン企画術・実戦編」を行いました

2月5日は第36回の朝活・永井塾。テーマは「超実践マーケットイン企画術・実戦編」でした。

現代のビジネスパーソンに求められるのは、「言われた通りに仕事をすること」ではなく「自分で何をすべきかを考え、仕事をすること」。
そこで必要なのが、企画力です。

しかし企画の作り方について教わったことがある方は、意外と少ないのではないでしょうか?
企画はアイデアを出すだけでは企画になりません。
企画で必要なのは、マーケットインで考えることです。

そこで今回は、永井がIBMで実際に取り組んだ二つの事例(マーケティング戦略事例と人材育成事例)を挙げながら、どのように企画を進めるかを具体的に紹介していきました。

今回の様子です。早朝からご参加いただき、有り難うございます。最近はネット参加の方も増えてきました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は3月5日(水)。テーマは「顧客体験を見える化し、作り込む」です。最近話題になっているCXやカスタマージャーニーの考え方を掘り下げていきます。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

夜学永井塾・第9回「人はなぜ動くのか」を行いました

昨日は第9回の夜学・永井塾。テーマは「人はなぜ動くのか」でした。

経営戦略も組織のマネジメントも必ず人が絡むので、人がなぜ動くかを理解することは大切です。

ビジネスでは「報酬がやる気を高める」が常識です。この動機付けが「外発的動機付け」です。

一方で自ら学び成長したいという動機付けを「内発的動機付け」と呼びます。

心理学者デシは、やる気などの内発的動機付けは、外発的動機付けで低下し、さらに競争などでも弱まることを実験で明らかにしました。この仕組みを理解しないと、組織が停滞してしまいます。

そこで今回は下記のテキストにして、人はなぜ動くのか、どうすれば幸せに働くことができるのかを考えていきました。

「人を伸ばす力」(エドワード・L・デシ著)
「選択の科学」(シーナ・アイエンガー著)
「フロー体験入門」(M・チクセントミハイ著)
「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代」(アダム・グラント著)
「ティール組織」(フレデリック・ラルー著)

今回も参加された皆様が抱える人にまつわる様々な課題を伺いながら、組織経営を成功させるためのポイントを学びました。

夜学・永井塾も、残り2回となりました。
次回は2月19日(水)、テーマは「リーダーシップ/変革/企業文化」です。

参加希望の方は、こちらからどうぞ→ https://night-nagaijuku-10.peatix.com/

 

朝活・永井塾 第34回「ソーシャルネットワーク理論」を行いました

今朝は第34回の朝活・永井塾。テーマは「ソーシャルネットワーク理論」でした。

SNSで、私たちは多くの人たちと簡単に繋がるようになりました。
人との繋がりについては、海外ではSNS登場のはるか前、1960年代から研究されています。しかし日本ではこれら研究はほとんど紹介されていないのが現実です。

この人間同士の社会的な繋がりに関する理論は、「ソーシャルネットワーク理論」と呼ばれています。
この理論が登場した当時、ネットワーク経由で人がコミュニケーションすることはありませんでしたが、現代でも基本的な人の関わり方はあまり変わっていません。ソーシャルネットワーク理論を理解することは、SNS時代に私たちがリアルな世界やネットの世界での人との繋がりを考える上で、大いに役立ちます。

そこで今回の朝活・永井塾では、ソーシャルネットワーク理論の主要な海外論文をまとめた下記テキストを使って、学びました。

「リーディングス・ネットワーク論」(野沢慎司編著)

今回の様子です。早朝から皆さんご参加いただいています。有り難うございます。

次回の朝活勉強会「永井塾」は来年1月8日(水)。テーマは「超実践・マーケットイン企画術(理論編)」です。
詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活・永井塾 第32回「最新キャズム理論」を行いました

今朝は第32回朝活勉強会「永井塾」。テーマは「最新キャズム理論」でした。

新商品は、最初に目新しさに注目する人たちが買った後は、なかなか売れないことが多いもの。これを説明するのが「キャズム理論」です。
ジェフリー・ムーアが1991年に「キャズム理論」を提唱してから28年が経ち、キャズム理論は進化しています。

最新キャズム理論は、新商品を市場に浸透させるための方法論として、大きく進化しています。
次の3ステップに応えながら、自社の新事業が市場でどのような状況にあり、どこに焦点を絞り、どのように支配していくかを考えていきます。

ステップ1:“Where?” 今、自社商品は技術市場モデル(TMM: Technology Market Model)のどこにいるか?
ステップ2:“Which?” どこにフォーカスするか?
ステップ3:“How?” ビジネスを刈り取るためにどうするか?

そこで今回の朝活・永井塾では、下記の本をテキストにしてキャズム理論の基本的な考え方を紹介した後に、最新キャズム理論の活用方法を考えていきました。

「キャズム Ver.2」(ジェフリー・ムーア著)

今回の様子です。早朝からのご参加、感謝です。

次回の朝活勉強会「永井塾」は11月6日(水)。テーマは「ゲーム理論で勝つビジネス」です。
詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活・永井塾 第30回「ブランド戦略のポイント」を行いました

今朝は第30回朝活勉強会「永井塾」。テーマは「ブランド戦略のポイント」でした。

強いブランドは、お客様から信頼されるようになり、値下げしなくても売れるようになります。
しかしブランドとは、単なるロゴや、かっこいい商品のことではありません。ブランドとは、「お客様との約束」です。
強いブランドを戦略的に作る方法を提唱しているのが、世界的なブランド戦略の大家・デービッド・アーカーです。そこで今回は、下記をテキストに、ブランド戦略について皆様と考えました。

「ブランド優位の戦略」(デービッド・A・アーカー著)

今回も早朝から多くの方々に参加いただき、感謝です。

次回の朝活勉強会「永井塾」は9月4日(水)。テーマは「日本の優秀企業と米国のエクセレントカンパニー」です。
詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活・永井塾 第29回「シュンペーターのイノベーション論」を行いました

今朝は第29回朝活勉強会「永井塾」。テーマは「シュンペーターのイノベーション論」でした。

世の中では「イノベーション」が大流行です。
現代のイノベーション論の源流は、100年前の経済学者・シュンペーターです。

シュンペーターは、次のように言い切りました。
「経済発展の原動力はイノベーション(革新)である」
「イノベーションとは、既存知と既存知の新しい組み合わせである」

現在の数多くのイノベーション論の源をたどると、このシュンペーターに行き着きます。
シュンペーターを理解することで、イノベーションの本質がわかるようになります。

そこで今回は、シュンペーターを題材に、イノベーションのあり方について考えていきました。

今回も早朝から多くの方々に参加いただき、感謝です。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は8月7日(水)。テーマは「ブランド戦略のポイント」です。
詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活勉強会「永井塾」第28回「デザイン思考、はじめの一歩」を行いました

今朝は第28回朝活勉強会「永井塾」。テーマは「デザイン思考、はじめの一歩」でした。

デザイン思考とは、デザイン手法を応用し、問題解決の方法論へ進化させて、イノベーションを生み出すためのものです。

デザイン思考はおおはやりです。「ウチの社員もデザイン思考を学べば、いいアイデアをたくさん出してくれるはず!」と考えて、デザイン思考を社員に学ばせる会社は少なくありません。
しかし一方で、私はある種の「危うさ」も感じています。

デザイン思考の出発点は「全ての人には、創造性がある」という考え方です。リアルな顧客を自分自身で観察し、アイデアを重視して、プロトタイプを問題解決手段として使います。

しかし単に手法だけ踏襲しても、デザイン思考で成果を挙げるのは難しいのです。それは、アイデアを出す段階に起こります。
意図せずして社員の新しい発想を会社が呪縛してしまっていることが多いのです。

私は、成功を左右するのは、社員が持つ内発的動機付けを引き出せるかである、と考えています。

そこで今回は下記をテキストに、デザイン思考の考え方と課題を考えていきました。

「発想する会社!」(トム・ケリー著)
「イノベーションの達人!」(トム・ケリー著)
「知識創造企業」(野中郁次郎、竹内弘高著)

今回も早朝から多くの方々に参加いただき、感謝です。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は7月3日(水)。「シュンペーターのイノベーション論」がテーマです。
詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活勉強会「永井塾」第27回「人はなぜ動くのか?」を行いました

昨日、第27回朝活勉強会「永井塾」を行いました。
テーマは「人はなぜ動くのか? 内発的動機付け、フロー、利他的動機付け」でした。

マーケティングも、組織のマネジメントも、最後は人が絡みます。だから人がなぜ動くのかを理解することは大切です。
ビジネスの世界では、「報酬こそやる気を高める」が常識になっているのが現実です。この動機付けのことを「外発的動機付け」と呼びます。
一方で、自ら学び成長したいというやる気のことを「内発的動機付け」と呼びます。

1970年代に心理学者のデシが実験したところ、報酬などの外発的動機付けで、やる気などの内発的動機付けは低下し、さらに競争などでも内発的動機付けが弱まるとわかりました。

そこで今回は下記をテキストに、人はなぜ動くのか、どうすれば幸せに働くことができるのかを考えていきました。

「人を伸ばす力」(エドワード・L・デシ著)
「フロー体験入門」(M・チクセントミハイ著)
「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代」(アダム・グラント著)
「選択の科学」(シーナ・アイエンガー著)
「ティール組織」(フレデリック・ラルー著)

今回も早朝から多くの方々に参加いただき、感謝です。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は6月5日(水)。「デザイン思考の出発点」がテーマです。
様々な企業様とお話ししていていると、「ウチもデザイン思考をやることになりました」という声をよく聞きます。
しかし一方で、「デザイン思考って、要はデザイン手法を活かして、いかにクールな商品を作るかということでしょ」と勘違いしている人もいます。
実際にはデザイン思考は、デザインの方法をビジネスの現場での問題解決方法に発展させたものです。
そこで次回は、デザインコンサルティング会社IDEOのエグゼクティブであり、デザイン思考の提唱者であるトム・ケリーの下記の本をテキストに、デザイン思考の出発点について考えていきます。

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朝活勉強会「永井塾」第26回「良い戦略、悪い戦略」を行いました

今朝、第26回朝活勉強会「永井塾」を行いました。
テーマは「良い戦略、悪い戦略」でした。

よく「この戦略は筋がいい」「この戦略は筋が悪い」と言われますが、前者が「良い戦略」、後者が「悪い戦略」です。
「良い戦略」とは単純明快。シンプルで、状況を見て決定的要素を見極めます。
しかし世の中では「悪い戦略」が圧倒的に多いのが現実。実は私たちは「悪い戦略」を立ててしまうことが少なくありません。

両者の違いを明確に教えてくれるのが、その名もまさに「良い戦略、悪い戦略」という著書を書いたリチャード・P・ルメルトです。日本では知名度が低いルメルトですが、エコノミスト誌は「マネジメントコンセプトと企業プラクティスに対し最も影響力ある25名」に選んでいます。

そこで今回の朝活勉強会「永井塾」では、ルメルト著「良い戦略、悪い戦略」を題材に、戦略のあり方を考えていきました。

多くの方々にご参加をいただき盛況でした。有り難いことに参加者が毎回増え続けています。感謝です!

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は5月8日(水)。「人はなぜ動くのか?」というテーマです。
人の問題は、マーケティング戦略や変革で避けて通れません。
ですので経営戦略の上でも、次第に重要な要素になってきています。
そこでエドワード・デシやチクセントミハイなどのポジティブ心理学の考え方を中心に、内発的動機付けについて考えていきます。

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朝活勉強会「永井塾」第25回「企業の強みを考える」を行いました

今朝、第25回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

テーマは「企業の強みを考える 〜 コアコンピタンス、RBV、ダイナミックケイパビリティ」でした。

ビジネスを成功させるには自社ならではの強みを活かすことが必要です。
しかし「自社ならではの強みは、何か?」と尋ねられても、即答できる人は必ずしも多くないのではないでしょうか?
自社の強みは、自分たちにとって当たり前になっていて、なかなか気づけないのです。

そこで必要なのは、企業の強みはどのような構造になっていて、どのように活かし、さらに環境の変化にあわせて育てていけばいいかを理解することです。

そこで今回の永井塾では、ゲリー・ハメルの「コア・コンピタンス」、ジェイ・バニーのRBVでも紹介されているVRIO、さらにデビット・ティースの「ダイナミック・ケイパビリティ」や、リタ・マグレイスの「競争優位性の終焉」といった最新の考え方も紹介しながら、企業の強みについて、皆さんと考えていきました。

多くの方々にご参加をいただき盛況でした。有り難うございました。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は4月3日(水)。「良い戦略、悪い戦略」というテーマで行います。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活勉強会「永井塾」第24回「法人営業のための戦略販売」を行いました

今朝、第24回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

テーマは「法人営業のための戦略販売」

会社で営業を担当している方の多くは、法人セールスです。
ともすると現場では、こんな指導をするマネージャーを見かけます。

「オフィスで考えるのは時間のムダ。お客様に自分を売り込め!」

確かにお客様と話すことは大切です。しかし場当たり的なセールスは成功確率が低いのも現実です。法人セールスでは多くの人たちが複雑に絡むので、戦略が必要です。

この法人営業で世界のバイブルと言われているのが、R.B.ミラーの「戦略販売」。30年以上前の本ですが、世のセールス本の多くはこの本がベースになっています。そこで今回の永井塾では、本書で紹介している法人営業の6要素を紹介した上で、最新の考え方もご紹介し、法人営業に関わっている方々と生の体験を話し合いました。

今回はお申し込みが30名。多くの方々にご参加をいただき盛況でした。有り難うございました。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は3月6日(水)。「企業の強みを考える(コアコンピタンスとVRIO)」というテーマで行います。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

 

朝活勉強会「永井塾」第23回「第5水準のリーダーシップ」を行いました

昨日1月9日(水)、第23回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

テーマは「第5水準のリーダーシップ」。

「低迷企業を変革するのは、先見性とカリスマ性を持ったリーダーだ」と思われがちです。
しかし経営学者ジム・コリンズが、長期低迷した後、飛躍して好業績を長期間継続した企業11社を実際に調査してみると、真実はまったく違いました。

カリスマ性があるトップ就任が飛躍のきっかけになった企業は皆無。
11社では、就任時に「彼で大丈夫か?」と心配されたトップが飛躍を実現していたのです。

ジム・コリンズは彼らを「第5水準のリーダー」と名付け、「ビジョナリーカンパニー2」という本にまとめました。
彼らは一見謙虚でおとなしく人前に出たがらないのですが、「偉大な企業を作る」という強い意志を持ち、大胆な判断をします。

そしてジム・コリンズは「ほとんどの企業はこのやり方で努力を続ければ偉大になれる」という方法論を提示しています。
ということで、テキストはこちらでした。

本書は米国11企業への調査でが、本書に書かれていることは、「日本の優秀企業研究」(新原浩朗著)で示された次の「優秀な日本企業の特性」と強い整合性があるのも、興味深い点でした。

日本の優秀企業とは…
「自分たちが分かる事業を、やたら広げずに、
愚直に、真面目に
自分たちの頭できちんと考え抜き、
情熱をもって取り組んでいる企業」

質疑応答時間は、参加された方々と30分間議論して、全社員が意思決定権を持つ「ティール組織」について考えるなど、さらにこのテーマを深掘りできました。

今回も多くの方々にご参加をいただきました。有り難うございました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は2月6日(水)。「法人セールスのための戦略販売」というテーマで行います。

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朝活勉強会「永井塾」第22回「リーダーシップ、変革、 そして企業文化を考える」を行いました

本日12月5日(水)、第22回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

テーマは「リーダーシップ、変革、 そして企業文化を考える」。
「リーダーシップって、生まれつきのもの」と思いがちですが、現実には育てることができるものです。
そしてリーダーシップと変革、企業文化は、密接に繋がっています。
そこで今回はこの3つのついてお話しし、質疑応答を行いました。

本日のテキストはこちらでした。

今回も多くの方々にご参加をいただきました。有り難うございました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は来年1月9日(水)。「第5水準のリーダーシップ」というテーマで行います。

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朝活勉強会「永井塾」第21回「なんで、その価格で売れちゃうの?」を行いました

昨日11月14日(水)、第21回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

テーマは「なんで、その価格で売れちゃうの?」

価格戦略は大切ですが、意外と知られていません。特に現代の価格戦略で重要なのは、マーケティング理論だけでなく、行動経済学です。

人は意外と合理的に考えないで行動します。この不合理な行動を理解する上で役立つのが行動経済学なのです。

そこで今回は、11月16日発売の同名の新著から抜粋してお話しし、質疑応答を行いました。

今回も多くの方々にご参加をいただきました。有り難うございました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は12月15日(水)。「リーダーシップ、変革、そして企業文化を考える」というテーマで行います。

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朝活勉強会「永井塾」第20回「リーン・スタートアップ」を行いました

本日10月3日(水)、第20回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

いまや「調査→商品企画→商品設計→商品生産→販売」というこれまでの商品開発は通用しなくなっています。
そこで生まれたのが、「リーンスタートアップ」をはじめとする、「顧客開発」の方法論です。
ポイントは、顧客から学びながら商品開発をムダなく高速で進めることです。

そこで今回は、この「リーンスタートアップ」の考え方について30分間お話しし、30分間の質疑応答を行いました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は11月14日(水)。11月18日に出版する新著「なんでその「価格」で売れちゃうの?」(仮題)で書いた価格戦略をテーマに行います。価格戦略を、マーケティング理論と行動経済学で考えていきます。

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朝活勉強会「永井塾」第19回「顧客満足を、 どのように把握するか?」を行いました

本日9月5日(水)、第19回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

今回のテーマは「顧客満足を、 どのように把握するか?」

顧客満足で重要なのが、「顧客ロイヤルティ」という考え方。1998年に出版されたフレデリック・F・ライクヘルド著「顧客ロイヤルティのマネジメント」で、一気に世の中に広がりました。その後、顧客ロイヤルティを把握するためのNPS (ネットプロモータースコア)という考え方も生まれました。

そこで今回は、まず顧客ロイヤルティの考え方を紹介し、顧客満足度調査の限界と、NPSの考え方、その勘所と批判について45分お話しし、15分の質疑応答を行いました。

前日の台風で、関西からこちらに来られなかった方が2名おられました。(遠くから有り難いことです!)

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は10月3日(水)。「爆速で顧客から学び商品開発する『リーン・スタートアップ』」というテーマで行います。

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朝活勉強会「永井塾」第18回「ジョブ理論を学ぼう」を行いました

本日8月8日(水)、第18回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

今回のテーマは「ジョブ理論を学ぼう」

ジョブ理論とは、実際のお客様を観察しながら「お客様は、どんなジョブを片づけるために、商品を雇用するのか?」を考えて、お客様が商品を買う理由を探し当てる方法論です。

今回はこの「ジョブ理論」について様々な事例を挙げながらご紹介し、30分の質疑応答を行いました。

今日も朝早くから多くの方々に参加いただきました。有り難うございました!

質疑応答でも、「永井さんが日頃言っているバリュープロポジションに近い考え方なのでは?」というご指摘がありました。

これはご指摘の通りで、最近のビジネス理論は「いかにターゲットのお客様を絞り込み、その隠れたニーズを見つけていくか?」が大きなテーマになっています。

先月の朝活勉強会永井塾でご紹介した「ブルーオーシャン戦略」も、「非顧客層は誰か?」「その人達は何を必要としているか?」を考えていく方法論です。世の中には様々な理論がありますが、根っこの「お客様をいかに本質的に理解するか?」という目的のところは、繋がっているのですね。

次回の朝活勉強会「永井塾」は9月5日(水)。「顧客満足を、どのように把握するか?」というテーマで行います。

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朝活勉強会「永井塾」第17回「ブルーオーシャン戦略」を行いました

本日7月4日(水)、第17回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

今回のテーマは「ブルーオーシャン戦略」
有り難いことに、わざわざ九州から参加の方もおられました。

ブルーオーシャン戦略は、既に一般用語になっている感があります。
しかしブルーオーシャン戦略は必ずしも一般的に理解されていません。
またブルーオーシャン戦略自体も進化していますし、誤解や批判もあります。

そこで今回はそれらについて30分でお話しし、30分の質疑応答を行いました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は8月8日(水)。「ジョブ理論」というテーマで行います。
これは「イノベーションのジレンマ」で著名な経営学者クリステンセンが提唱しているイノベーションを起こすための方法論で、現在ベストセラーにもなっています。「(顧客が)片付けるべきジョブ=用事」を特定し、そのために自社の商品やサービスが「雇用」されるように解決策を作ろうという考え方です。

そこで次回はこのジョブ理論をテーマに考えていきます。

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朝活勉強会「永井塾」第16回「戦略の基本『競争戦略』について考えよう」を行いました

本日6月6日(水)、第16回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

今回のテーマは「戦略の基本『競争戦略』について考えよう」

マイケル・ポーターの競争戦略(5つの力と、3つの競争基本戦略)、ポーターの競争戦略への誤解、さらにポーターの競争戦略への批判と考えるべき対策までを45分でお話しし、20分の質疑応答を行いました。

皆様のご感想です。

■短い時間でしたが、要点がまとめられていて勉強になりました。自社に落とし込んで考えてきたいと思います。

■ポーターの理論を中心に、最後には反論も交えてお話をいただいたので、疑問を持ちながら、様々な理論の良いところを取り入れることが大事だと感じました。

■創発戦略との組み合わせの重要性を知ることができたのが良かったです。本日はありがとうございました。

■業界内での力関係の中で、何をすべきなのかが見えてきたように思います。中堅ならではの営業展開の方法が必ずあるように思えてきました。現実の業務の中で活かしてまいります。

■戦略は、やりながら徐々に完成させていくものだと言うことに感動しました。

■興味あるポーターの競争戦略を整理することができました。

■ポーターの競争戦略のポイント、およびその問題点について改めて理解することができました。今まで読んだどの本よりもわかりやすかったです。

■集中戦略。この考えを得てから私の仕事への取り組みは飛躍的に生産性がアップしました。本当に大好きだ考え方です。また、戦略を秘めつつも、それを全面に出す事なく、自分の人柄を生かして、営業としての業績は向上しています。親身さとが、そんな目も大切にしてうまくいってます。情緒的なものが意外と響く要因だと実感しています。

■受講前はよく議論が理解できなかったが、受講してよく理解できた。

■業界で給料に差があると言うことが、5つの力で見ると見えてくると言う部分が面白かったです。

■ポーターの競争戦略は何度か勉強しましたが、事例を基づいた説明と、さらにその先の考え方(仮説検証の重要性)のご説明は目から鱗でした。

■現在サービス化(事業化)を目指している企画を見直し整理する上で非常に参考になりました。ある業界向けのサービスを企画しておりますが、私の市場では、買い手と代替品が強く、その状況下でいかに利益を出していくかを悩んでおります。本日の勉強会で、コスト構造を見直し、新技術(AI/RPA)の活用などをし、加えて仮説検証をして参りたいと大きな気づきを出ました。ありがとうございました。

■知っているようで、あるいは言葉を知っていても内容について知らないのが、「競争戦略」だと改めて思いました。頭の中で整理をして、スライドの内容を自分の業界にはめてみると、見えてくる課題がありました。

■なかなか読めない本だったので勉強になりました。

■競争戦略の考え方が理解できた。セブンイレブンの鈴木さんは、社員が競合コンビニを見学することをNo!と言った。本当の競争相手は消費者の心の変化を見逃す事であり、他社ではない。鈴木さんの価値の追究の原点をよく理解するにいたりました。

■斜陽といわれる我々の業界ですが、まだできること多いと思っています。本日の話を参考に自分の立ち位置を見極め、戦略を立てたいと思いました。

 

皆様、ご参加いただき有り難うございました。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は7月4日(水)。『「ブルーオーシャン戦略」って、ちゃんと説明できますか?』というテーマで行います。

いまや一般用語になった感がある「ブルーオーシャン」。でも単なる新規事業を「ブルーオーシャン」と言ったり、これまでにない新市場だけを「ブルーオーシャン」と思ったり…。
ブルーオーシャンとは何なのか、どうすればブルーオーシャンを作れるのか?
説明できる人は、意外と少ないのではないでしょうか?

そこで次回はこのブルーオーシャン戦略をテーマに考えていきます。

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朝活勉強会「永井塾」第15回『あらためて価格について考えよう』を行いました

本日5月9日(水)、第15回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

今回のテーマは『あらためて価格について考えよう』。行動経済学の考えを取り入れながら、知っているようで意外と知られていない価格のナゾについて議論しました。

皆様のご感想です。

■アンカリングという言葉は初めて聞いた気がします。説明を聞き、価格戦略におけるアンカリングの重要性を理解できて良かったと思います。

■アンカリングを意識しながら価格を見つけたいと思います。

■アンカリングと言うキーワードを通して、シンプルに価格設定について考えることができました。化粧品のファンケルがアジア圏で高級ブランドイメージを作って売っていると言う話を聞いたことがあり、思い出しました。ブランドイメージに関するマーケティングをより深く知りたいと思いました。

■講義内容にポイントがまとめられていてとてもわかりやすかったです。

■とても参考になるお話をありがとうございました。より高い価値をお客様に感じていただくための付加価値を考えていきたいと思います。

■テーマに関するお話だけではなく、質問を通じて一人ひとりの課題解決のためにしっかりお答えいただけることがありがたいです。また他の方の質問の中にも、自分にとっての気づきのヒントがあり、参加してよかったです。

■価格設定は正解のない世界だということがよくわかりました。

■現在新サービスを企画中でこれから価格を決めていく予定です。アンカリングの議論が参考になりました。また参加させていただきます。

■何週間か前に、行動経済学に関する番組を見たばかりだったので、面白かったです。

■アンカリングの考え方は非常に納得でした。航空業界もLCC 対 フルサービスでお客様が感じていらっしゃる価値観が違い、サービスに対する期待度も変わると言う事ですね。

■競合他社、通販等と価格競争中ですが、付加価値をつけるということがどういうことなのか、探しておりました。今日はヒントをいただきました。自分たちの営業力を養う事は継続、各々がどのような営業展開していくかの面談も継続、次は付加価値をつけるための何かを考えます。

■ソニーの盛田さんがいらっしゃった時に、コスト割れでウォークマンを販売した話をお聞きし、凄いと思いました。価格決定にはお客さんの感覚を把握する力と、長いスパンで物事を考えていく力が重要なのだと感じました。

■価格がテーマなので楽しみでしたし、改めて営業としての責任を果たすに当たって気をつけなければならないと気持ちを新たにしました。当社では価格戦略は未だに浸透しておらず、説明する立場として他者を腹落ちさせるには良い材料を出ました。 この頃、あらためて自分の築いた人脈がいわば良い土壌となって、実りをもたらしてくれるようになってきました。楽しくかつ利益率の出るお仕事が、しかも残業せずにできています。自分の個性と戦略を両輪として今後もやっていきたいと思いました。

 

皆様、ご参加いただき有り難うございました。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は6月6日(水)。「戦略の基本、競争戦略について学ぼう」というテーマで行います。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録下さい。ご参加をお待ちしております。

 

 

 

朝活勉強会「永井塾」第14回『「売れる」仕組みを作る「トルネード式仮説検証」事例編』を行いました

本日4月4日(水)、第14回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

今回のテーマは『「売れる」仕組みを作る「トルネード式仮説検証」事例編』。前々回の基礎編、前回の実践編を受けて、実際に成長企業の事例をご紹介しました。ちょうど明日から販売する「売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証」の内容を先取りしました。

皆様のご感想です。

■期待を裏切らない内容に加え、新たな視点での話があり面白かったです。

■非常にわかりやすい事例でした。本を読ませていただくのが楽しみです。

■仮説検証の具体的事例があり、とてもわかりやすかった。これからは具体的に自分の生活の中で実践していきたい。

■事例をもう一つ深く聞きたかった。

■仮説検証。失敗を責めない文化を作りたい。

■ジャパネットたかた社長の言葉として紹介された『「何かあったら言ってくれ」は無責任な上司』。これは自分がよく言ってることなので反省しなければと思いました。また多くの商品を数多く登録しているので、絞り込もうと思いました。

■高田社長の「部下に声をかける」という行動が印象的でした。毎回感じているのですが、弊社では、全く反対のことをやっています。自分の身近なところから変化させていきたいと思いました。

■3社の具体的な事例を通して一般化できる仮説検証のポイントを学ぶことができ、非常にわかりやすかったです。

■いま、当社では変革のフェーズにあり、大変勉強になりました。計画をしっかり作り実行するフェーズから、見ながら検証して変えていくフェーズに取り組んでおり、考え方が近いと思いました。

■実例、実践例で伺うと、自分の中でどのようにトーネード式仮説検証実践したらよいかと言うイメージが湧いてきます。そして計画は80%程度と言うのも納得。残りの20%は走りながらで良いと。修正していきながら、トルネード式にスパイラルアップできたら、と思いました。

■弊社の現在のビジネスは成熟期に入っており、次の課題を探っていかないと衰退することが見えています。マクドナルドの事例を通して対策を考えたいと思います。ジャパネットたかたの品目数削減は、商社向きには比較的良いと思いますが、工業原料では難易度が高いかもしれないと感じました。

 

皆様、ご参加いただき有り難うございました。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は5月9日(水)。「あらためて価格について考えよう」というテーマで行います。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録下さい。ご参加をお待ちしております。

 

 

朝活勉強会「永井塾」第13回『「売れる」仕組みを作る「トルネード式仮説検証」実践編』を行いました

本日3月7日(水)、第13回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

今回は『「売れる」仕組みを作る「トルネード式仮説検証」実践編』。前回の基礎編を元に、実際にこの方法を行う際に、職場で直面する問題と対応策についてご紹介しました。

ちなみに今回から、大手町駅から徒歩数分という新会場での開催です。(便利になりました!)

皆様からは、こんなご感想をいただきました。

■前回からより具体的になりわかりやすかった。Q&Aで深掘りできた。次回の事例編が楽しみ。

■問題点で挙げられていた「議論しっぱなし」は組織でよく陥りがちな問題であり、解消するためには誰かがアクションプランを決めることをリードしなければならない。リードする人間にならないと物事を進めることができるビジネスパーソンになれないと思った。

■セミナーで学んだことを実際の仕事の現場で実施することは簡単なことではなく、しばしば挫折しますが、今回のように「実践編」として事例を示していただければ非常にありがたい。

■「人」のやる気を出させることは大切だと思うので、本人の納得があるとなしとでは違うなと感じました。異動の説明も、ちゃんと情を含めて配慮しないと、結果的に生産性は落ちますね。

■仮説検証の問題と対策がシンプルでわかりやすく、マネージャーとしての現業の進め方を見直す良いきっかけになりました。

■トルネード式仮説検証について、詳しくすることができ、良かったです。まずは新しい職場で、「思い込み」ではなく「仮説」を立てて、仕事に臨んでみます。

■もう少し具体的な事例、生々しい話をお聞かせいただけると嬉しいです。永井さんの社内試験のお話しは面白かったです。

■自分の部署で使いたい。

■現在の抱えている問題につながっている話で、大変勉強になりました。

■「問題と対策」で具体的な話を聞けて理解が深まりました。本の出版が楽しみです。

■いつも実例が多く、自分の置かれている現場に置き換えて講義が受けられるので勉強になっています。参加者の方々の質問も勉強になっております。

■前回のトルネード式仮説検証から、一歩踏み出して、いかに自分たちの仕事・ミッションと重ね合わせていくか、自分自身の課題も浮き彫りになったように思います、次回の事例編が楽しみです。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は2018年4月4日(水)開催。テーマは『「トルネード式仮説検証」事例編』です。実際に成長している企業3社のトップに、どのように仮説検証を社内で実践しているかをインタビューした結果をお話しします。規模も状況も異なる3社ですが、いずれも、個人の想いたパッションを大切にするとともに、事実も重視し、仮説検証から学び続けて成長していることがおわかりいただける内容になります。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録下さい。ご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

朝活勉強会「永井塾」第12回『「売れる」仕組みを作る「トルネード式仮説検証」』を行いました

昨日2月7日(水)、第12回朝活勉強会「永井塾を行いました。

今回のテーマは『「売れる」仕組みを作る「トルネード式仮説検証」』。4月上旬に出版する同名の本から、その考え方をご紹介しました。

こんなご感想をいただきました。

■今回の気づきは、(1)小さく始める、(2)仮説は目標とは異なる、(3)失敗を重ねればいつかは見えてくる。正しいと思うことを、信念を持って、続けていきたいと思います。

■ダメなパターンに陥っていることが多いことに今さらながら気づいた。そしてなぜ上手くいかないのか、という常日頃から考えていることの答えが分かったような気がします。仮説ばかり立てて実行していないことが多いので、80点仮説→実行→検証を心がけたいと思います。「事実は神」という言葉はまさにその通りだと思いました。

■永井さんのこのテーマにかける強い想いを感じました。

■仮説検証、わかっているつもりでわかっていない自分がいました。知識として知っているつもりで終わっていることもあり、中途半端でもあり、反省です。

■概念、思想的には非常に理解できるものだが、実際に行うとなるとハードルは高いように感じた。「これやりたい!」という思いが弱いのか、問題意識が弱いのか、「なぜハードルが高いのか?」という分析が弱いのか?

■仮説検証をまた一歩理解を深めることができました。

■失敗から学ぶ、自分の中にも、過去の経験の中にも、たくさんのケーススタディがあるはずなのに、意外と気づいていませんでした。仕事の中で、自分のスキルも、仕事も、考え方も、トルネードでスパイラルしていけるように心がけたいと思います。

■参加者からの質問が多いことに驚きました。そして東京以外からの参加者も。

■仮説検証のスピード化の重要性がよくわかりました。集まった方々も同じような問題を持っていて、日々取り組んでいることがわかり、この塾で学び実践されていることもよかったです。

■自身の課題と重ねて一歩踏み込んだ内容を考えながら聞くことができました。来月の実践編が楽しみです。

最近は遠方から参加される方も増えました。この勉強会にあわせて出張をスケジュールいただいているとのこと。本当に有り難い限りです。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は2018年3月7日(水)開催です。次回テーマは『「トルネード式仮説検証」実践編』。実際にこの『トルネード式仮説検証』を行おうとすると、様々な問題が起こりますので、その対応方法をお話しします。

なお会場が2月いっぱいで閉鎖になるため、次回から開催場所が大手町・竹橋近辺に変更になります。詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録下さい。ご参加をお待ちしております。

 

 

朝活勉強会「永井塾」第11回『質問大会』を行いました

1月10日(水)、第11回朝活勉強会「永井塾を行いました。

今回は、参加される皆様から事前にご質問をいただき、お答えするスタイルで進めました。

こんなご質問をいただき、個別にお答えしました。

■永井さんが起業に踏み切った経緯と、採算が取れると思った根拠はなんでしょうか?

■会社で仮説検証のテーマで講演することになりました。気をつけるべき点を教えて下さい。

■既存事業と新規事業の共存・両立について。会社の規模が大きいほど、社内起業は難しい傾向があります。社内新規事業の成否を分けるポイントや、「これはほぼ確実に失敗する」というパターンを教えて下さい。

■縦割り意識が強い組織を破壊するためのアクションについて。会社もトップが様々なプロジェクトを立ち上げていますが、兼務者が多く片手間になっているのが現実です。

ご参加下さった皆様、有り難うございました。

 

次回の朝活勉強会「永井塾」は2018年2月7日(水)開催です。次回テーマは『売れる仕組みを作る「トルネード式仮説検証」』。4月に出版する本の内容を事前に公開します。メルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録下さい。ご参加をお待ちしております。