なぜ「夢中になることをやり、情報発信し続けること」が必要なのか?そしてそれは、社会貢献になるのか?

昨日ご紹介したアエラのインタビューで、文字数の関係で掲載できなかったことをご紹介したいと思います。

『自分を変えるための2つのルール』が、なぜ

・夢中になれることをやること
・情報発信を続けること

なのか、です。

二週間前に当ブログで「天才は回数で勝負、という話」というエントリーを書きました。

デイヴィッド・ケリー/トム・ケリー著「クリエイティブ・マインドセット」では、モーツァルトやダーウィンといった天才的な創造力の持ち主は、失敗の数も多いことを挙げて、

……最終的に”天才的ひらめき”が訪れるのは、他の人よりも成功率が高いからではない。単に、挑戦する回数が多いだけなのだ。

と書かれています。

実際、創造的なことに挑戦するとうまくいかないことが多いのです。しかし挑戦の回数が多いほど、学びが蓄積され、深まります。

だから失敗を、「苦しい失敗」と思うのではなく、「楽しい学び」と考えることができればいいわけですね。

実際にはうまくいかないと落ち込むことも多いのですが、夢中になれることであれば、一時的に落ち込んでも「一つ学んだ。また挑戦だ」と気持ちを切り替えることができます。

つまり、

夢中になれることだったら、何回失敗しても、挑戦し続けられる

ということですね。

さらに情報発信で「これをやりたい」と意思表示し行動すると、仲間が集まってきます。

桃太郎の場合も、「幸せな世の中にしたい」というビジョンを持って、「鬼ヶ島の鬼をやっつける」という具体的な行動をすることで、仲間が集まったわけです。

加えて情報発信は、成長を加速してくれます。

自分一人で学び続けても成長します。これを仮に「自己完結モデル」と名付けます。。

しかし学びを情報発信すると、外部の人たちからのフィードバックも得られます。これを「情報発信モデル」と名付けます。厳しい意見、洞察に満ちたアドバイスなど色々と教えてくれることもあるでしょうし、仲間のご縁も得られることもあります。そこからさらに学びを得ることもできます。

「自己完結モデル」は成長がリニアになるのに対して、「情報発信モデル」は成長は指数関数的に増殖していくイメージになります。

重要なことは、「情報発信は、目的でなく手段である」ということです。単に情報発信すればよいのではありません。読み手にとって価値ある情報を発信し続けることが必要です。価値ある情報を創り出すことで、自分の学びも深まり、読み手からのフィードバックも得られるのです。

私自身、ブログを書き始めて、自費出版をやり、「100円のコーラを1000円で売る方法」を出版するまでの道のりが、まさにそうでした。

8年前の2006年に、マーケティングに関する情報発信をブログで開始。色々な学びをいただき、ご縁も広がりました。

本を書きたかったものの、出版未経験の人間に出版社はなかなか興味を持っていただけませんでした。当たり前ですよね。そこで2008年、自費出版で初めての本を上梓。その後も失敗を重ねながら色々な方々のご縁のおかげで「100円のコーラを1000円で売る方法」を出版。その後の活動に繋がっています。

うまくいかずにへこむことも多かったのですが、「マーケティングについて学びを深めて、世の中に情報発信し、よりよい世の中にしたい」という夢中になれることだから続けられたのですね。

このように考えると、『自分を変えるための2つのルール』は、

・夢中になれることをやること
・情報発信を続けること

に集約されるのではないか、と思います。

そしてその「夢中になれること」「世の中の役に立つこと」であれば、社会貢献にも繋がるのだと思います。

 

スタバ1杯1850円!コーヒーは本格的に高付加価値の戦いへ

昨日2014/8/28の日本経済新聞に、「スタバ1杯1850円 希少な豆使用」という記事が掲載されています。

9月17日から、「パナマ アウロマール ゲイシャ」という商品名で、パナマ産「ゲイシャ種」のコーヒー豆を使い、一部店舗で販売するそうです。

「全国約1000店のうち、希少性の高いコーヒーを販売している48店で数量限定で扱う」としています。

記事には明確に書いていませんが、StarBucks Reserveのメニューとして出すのでしょうね。Reserveは500円から900円前後。これが一気に2倍の価格になります。

 

コーヒーも本格的に高付加価値の戦いに入ってきたことを象徴している出来事だと思いました。

一方でセブンカフェに代表されるように100円で美味しいコーヒーもあります。底辺が大きく広がり底上げされる一方で、山の頂は高くなっているのですね。

 

ちなみに「ゲイシャ」とは、日本の「芸者」とは関係はなく、Geishaという地名に由来しているそうです。

 

まるで自然の造形物のようなアートに浸った日

今週月曜日の昼下がり、銀座で行われているある作品展に行ってまいりました。

その作品展は、銀座一丁目にある、古いビルの3階と地下1階で行われていました。

 

展示されていたのは、アルミニウムを素材に使い、織物として縫って制作された「ファイバーアート」と呼ばれるアートです。

作品は数メートル規模のものから数十センチ程度のものまで多種多様。

大きなサイズの作品が多いのですが、しかし一方でそれぞれの作品に目を近づけると、細部にまで力がみなぎっていることが感じられます。

「神は細部に宿る」という言葉が頭に浮かびました。

 

作品に浸りながら、ふと山を登って森を歩いている時の感覚を思い出しました。

爽やかな空気に浸りながら森を歩いていると、「これは見事!」と思えるような、木の皮などの自然の造形物に出会うことがあります。

作品から受ける印象は、まさにそのような自然の造形物から受けるものと同じなのです。

 

会場となるビルは、築83年になろうとする古い昭和初期の建物です。

部屋の古いコンクリートがむき出しになっている白い床や壁の質感と、暖かい銀色を主体とした展示作品が溶け合い、会場となる空間全体が作品のメッセージを出しています。

作者の方にお話しを伺ったところ、「作品とのマッチングを考えてこの会場を選んだ」とのこと。

実はお花を持って行ったのですが、展示会場に入ってすぐに「この空間に、花は飾れないな…」と思いました。それほど完璧に空間全体がデザインされていたのです。(幸い作者の方は、快くお花を受け取ってくだいました)

作品は、それを納める器となる会場と一体となることで、メッセージ性を持つのですね。

 

アートの世界に浸るのは久しぶりの体験でしたが、よいひとときを過ごすことができ、幸せな時間でした。

 

この作品展は、今週8月30日(土)まで銀座で開催されています。もし今週、銀座でお時間ができたら、お立ち寄りになってはいかがでしょうか?

場所は銀座1-9-8にある奥野ビル。

3階にある「巷房1」と、地下1階にある「巷房・階段下」で行われています。

田坂 須美子 展 elegant control system

(ちなみに作者の田坂須美子さんのサイトはこちら)

 

2014-08-27 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

IBM 6代目CEO ジョン・エイカーズ、逝去

IBMのサイトで、IBM 6代目CEOであるジョン・エイカーズの逝去を伝えています。

An appreciation  John F. Akers   December 28, 1934 – August 22, 2014

私が日本IBMに入社した1984年、IBMのCEOはジョン・オペルで、プレジデントがジョン・エイカーズ。

翌1985年、エイカーズはCEOに就任しました。

当時20代前半で駆け出しの若造だった私から見ると、エイカーズは雲の上の、さらに上にいるお方。さらに当時のIBMは超階層組織。お目にかかる機会はありませんでした。

しかし写真やビデオ、また実際に会った方のお話しを伺うと、まさに「紳士の中の紳士」であり、IBMの文化を体現する方でもありました。

当時のIT業界では、IBMは世界最強。様々な独占禁止法の訴訟を受けていましたが、それらも1983年までにほぼ解決。

独禁法の鎖から解き放たれたIBMが何を仕掛けてくるか、IT業界やマスメディアは注目していました。

その時点で満を持してのCEO就任でした。

 

皮肉なことに、IT業界におけるIBMの相対的な地位はその時がピーク。

その後、PCなどによるダウンサイジングの波が始まり、大型コンピューター中心だったIBMは、企業変革に苦しみ抜くことになります。

1991年に創業以来初の赤字計上。1993年までに累積赤字は150億ドル(1.5兆円)。

そんな中、エイカーズは1993年までIBMを率いました。

そして後任の7代目CEOとして、IBM生え抜きでなく初の外部から招いたトップとなるルー・ガースナーが就任。IBMをサービス・カンパニーへと大変革をしていきます。

 

IBMが素晴らしいのは、今回のアナウンスにもあるように、そのような過去100年の歴史を積極的に肯定し、苦しい時代にも尽力してきた人たちに対して深くリスペクトをしているところです。

エイカーズは、2011年にIBM創立100周年を記念して作成されたビデオ“IBM Centennial Film: 100 X 100”にも、1934年生まれのIBM社員として登場しています。

 

ご冥福をお祈りしております。

 

「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」……ジョージ秋山の3作品「捨てがたき人々」「銭ゲバ」「アシュラ」を読んで

歎異抄に、「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という言葉があります。

ジョージ秋山の3作品を読んで、この言葉の意味を考えました。

 

ジョージ秋山の作品は、小学生の頃はとても苦手でした。例えば全編カニバリズム(人肉食)が繰り広げられる「アシュラ」はおどろおどろしい世界が描かれ、当時小学校2−3年だった私はページを見るのも怖く感じました。

 

先日、ジョージ秋山の作品「捨てがたき人々」が映画化されるというブログを読みました。このブログでは「『捨てがたき人々』は個人的にジョージ秋山の最高作品と思っている」と紹介されていました。

これがきっかけで「捨てがたき人々」を購入して読了。その勢いで「銭ゲバ」「アシュラ」も立て続けに購入。

3作品で分厚い文庫本6冊です。改めてこの歳になってジョージ秋山の3作品を一気に読み切ってしまいました。

 

時代背景はそれぞれ異なります。

「銭ゲバ」…昭和の日本 (1970-1971年)
「アシュラ」…飢饉に見舞われた中世の日本 (1970-1971年)
「捨てがたき人々」…1990年代、日本の地方都市 (1997-1999年)

いずれの作品も、人間の弱さやグロテスクなエゴがテーマであり、主人公は悪人です。

「銭ゲバ」の主人公・蒲郡風太郎は、貧乏のため母を死なせてしまったトラウマを抱えて「銭のために生きる」と決め、手段を選ばずに殺人などを犯し、会社社長に納まり、政治家になります。

「アシュラ」の主人公・アシュラは、赤ん坊の頃に飢えを満たそうとした母親に火に投げ込まれて運良く逃れ、人肉を食いながら育ち、人を殺めていきます。

「捨てがたき人々」の主人公・狸穴勇介は、犯罪スレスレのことを行い、自堕落な生活を送っています。

一方で私は平和で豊かな現代日本に生まれ、ありがたいことに幸せな家庭で育ってきました。

しかし、…

蒲郡風太郎のように、どうしようもない極貧の中で育ち、お金がないために家族を死なせてしまったら、自分はどのように生きるのか?

アシュラのように飢饉の中世日本に生まれ、食べ物がまったくない状況に陥り、赤ん坊の頃に母親に食われかける状況を経験したら、どのようになるのか?

あるいは狸穴勇介のように、生まれもった素質や家庭環境に恵まれず、自堕落な人生に陥ってしまったら、どうなのか?

どの主人公も周りの人々を苦しめていますが、自身も大きなトラウマを抱えて、繰り返し「生まれてこない方がよかった」という台詞を語り、繰り返し自問自答し、その状況からなかなか抜け出せず、苦しみ抜いています。

 

「自分が同じ状況に陥っていないのは、とても恵まれた偶然なのかもしれない」と考えると、主人公たちが抱えているエゴや悩みが、ヒリヒリと痛いほど伝わってきました。

そして思い出したのが、冒頭の「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という言葉でした。

 

人間の深いエゴを容赦なくえぐって見せてくる、かなり重くズーンと響く作品群です。万人にはお勧めできませんが、興味がある方にはいわゆる「大人買い」する価値がある本だと思います。

 

 


 

2014-07-29 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

「あなたのFacebookアカウントで新しいパスワードのリクエストがありました」という件名のメールが届きました

一昨日、「あなたのFacebookアカウントで新しいパスワードのリクエストがありました」という件名で、Facebookからこんなメールが届きました。(本文中のメールアドレス、他は隠しています)

Facebookpwreset  

心当たりがないので、最初に考えたのは「これって、フィッシング詐欺?」

“あなたのFacebookアカウントで新しいパスワードのリクエストがありました”で検索してみると、なぜか上と同じ画面のブログページがいくつか出てきただけ。これらのページには、特に対応策も「困った」ということも書いていません。中には既に削除されてるページもありました。

 

上記の「今すぐお知らせください」のリンク先URLは下記でした。

https://www.facebook.com/login/recover/disavow_reset_email.php?n=(個人情報のため以下略)

どうも本物の警告メールのようなので上記をクリックすると、次のFacebook画面が出てきました。Facebookthanks_2
リンク先を辿り、このページ「新しいパスワードをリクエストしたことを示すメールが届きましたが、そのようなリクエストはしていません。」をクリックすると、こんな説明が出てきました。

—(以下、引用)—

パスワードの再設定をリクエストしていないのにFacebookパスワードの再設定に関するメールが届いた場合は、他のユーザーがあなたのメールアドレスまたはユーザーネームを入力して自分のアカウントにログインしようとした可能性があります。一般的なユーザーネームまたはメールアドレスを使っている場合は、このようなことが頻繁に発生します。受け取ったメール内のリンクをクリックしない限り、何の変更も行われず、アカウントは安全に保たれます。

パスワードが再設定されたことを確認するメールが再び届いた場合は、アカウントの安全を確保してください。

—(以上、引用)—

 

誰かが私のメールアドレスを使ってFacebookにログインを試み、ログインできないのでリセットを試みた、ということのようです。

どこからか入手したメールアドレス一覧でFacebookにログインを試みることで、弱いパスワードを設定している場合は、容易に乗っ取ることが可能である、ということですね。

怖いですね。

GmailやFacebookを使う場合、2段階認証は必須だと改めて実感しました。

 

一方で、すべての人がITリテラシーを持っているわけではありません。例えばFacebookやGmailの2段階認証を行えるスキルは、必ずしも全ユーザーが持っているわけではないでしょう。

今後、クラッキング技術が高まると、多くの人たちが被害に遭う可能性がますます高まります。

世の中のITリテラシーを高める一方で、一般の人でもクラッキングに対応できる方法も必要になってくるのではないか、と改めて思いました。

 

最近の私のニュース源

日々、色々な最新のビジネスニュースに接するようにしています。

数年前までは、ニュースサイトが出しているメルマガが主な情報源でした。

しかし私の場合、ある程度時間を確保して気合いを入れてメルマガを読むようにしていました。できれば隙間時間に読みたいものです。

そこで最近は、メルマガから離れて、スマホでもチェック出来る下記を主な情報源としています。

日本経済新聞のサイト
日経電子版の会員になったので、WebやiPad等からチェックしています。やはり有料サイトの情報は品質が高いですね。

My Yahoo!ニュースサイト
これは10年ほど愛用しています。ニュースの更新頻度は多くありませんが、重要な最新ニュースは比較的チェックできます。

SmartNews
一覧性があり、一旦読み込めばネット非接続状態でもサクサク読めるので重宝しています。最近は日韓・日中関係をよくウォッチしているので、「国際」関連のニュースを見ています。

Facebookのタイムライン
友達になっている人の意見を参考に見ています。

どれも隙間時間にチェックできるので、時間が有効活用でき、助かります。

日経ビジネスや東洋経済、週刊ダイヤモンドなどの週刊誌も参考になります。

 

また夜11時開始のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」は既に寝ている時間の放映なので、録画して翌日見ています。54分の番組ですが、1.3倍速再生 + CM早送りでチェックすると30分程度で見ることができます。

 

情報が多すぎて情報に溺れてしまうと、本質を見失ってしまい「木を見て森を見ず」の状態になりかねません。

一方で色々な情報のシャワーを浴びることは、マクロなトレンドを把握する上で重要なことです。

実際、色々な情報に接すると、一見繋がりがないように見える事象でも、実は本質的には関連し合っていることに気づくことも多いのです。

これからも、隙間時間を見つけて情報インプットに努めたいと思います。

 

イタリアのバールに影響を受けたスターバックスと、日本の喫茶店に影響を受けたサードウェイブ

スターバックスは、イタリアのバールで本場の深煎りエスプレッソを体験したハワード・シュルツが「こんなコーヒーを米国人にも味わって欲しい」と考えて、1980年代に広がりました。

 

一方で最近、米国でコーヒーの「サードウェイブ」と呼ばれる動きがあります。

Blue Bottleは、そのサードウェイブの先駆けとなる存在です。「コーヒー業界のApple」とも呼ばれ、テクノロジー系企業に出資する多くのベンチャーキャピタルがこの会社に出資しています。

「Blue Bottle Coffee 日本上陸、変化するサンフランシスコのスタートアップ文化」によると、Blue Bottle創業者のJames Freemanは、次のように語っています。

—(以下、引用)—

「日本の喫茶店はとても好きで、とてもたくさんのインスパイアがあり、よく訪れています。コーヒーに対する真剣さ、何に対しても均等に気が遣われていて、抜け目がない。Blue Bottleもこうした姿勢でコーヒーを提供できるようにしたいと思って取り組んできました。そのことは、Blue Bottleの素早い成長を助けてくれました。」

—(以上、引用)—

このサードウェイブの源流には、実は日本の古き良き喫茶文化があったのですね。

リンク元の記事では、James Freemanが影響を受けた喫茶店として、銀座のカフェ・ド・ランブル、渋谷の茶亭羽當、表参道の大坊珈琲店が挙げられています。大坊珈琲店は残念ながら閉店しましたが、カフェ・ド・ランブル、茶亭羽當は私もよく行きます。美味しいコーヒーを飲ませてくれます。

 

1980年代にスターバックスがイタリアのバールに影響を受けて大きく広がり、その30年後の現代、今度はサードウェイブが日本の喫茶店に影響を受けて広がり始めているのは、とても興味深いことですね。

 

ちなみに茶亭羽當でいただいたコロンビアです。

Photo  

 

かつて「反戦」だった日本国民は、次第に戦争に「熱狂」し、そして戦争を始めた

Twitterで佐々木俊尚さんが(米国と戦争を始めたのは)「国民が大喜びで戦争を求めたからです」と発言されたことで、多くの方々がコメントされています。

佐々木俊尚さん sasakitoshinaoの「国民が大喜びで戦争を求めたからです。」

やり取りを見ていて、とても多くの人たちが「戦争は軍部の独走。国民が強制されて戦争が始まった」と考えていることに、危うさを感じました。

戦争を体験していない現代の私たちは、日本が戦争を始めた状況を知ることで多くのことを学ぶことができます。その方法はいくつかあります。

NHK番組「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 ”熱狂”はこうして作られた」(2011/2/27放映)はそんな参考になる情報の一つです。上記Togetterの中でも紹介されています。

NHKオンデマンドで配信していますが、Dailymotionというサイトでも動画が掲載されていましたので、ご紹介します。

日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回「”熱狂”はこうして作られた… 投稿者 kotetsu1111

素晴らしい番組ですが、放映2週間後に大震災が発生し、話題が広がらなかったのが残念です。

大正デモクラシーの時代、メディアも日本国民も反戦でした。しかし盧溝橋事件、日華事変を経て、次第に社会は戦争に熱狂する空気に覆われていきます。

それでも1941年年頭の世論調査では、「日米開戦は避けられる」という意見は60%。

その11ヶ月後の1941年12月、英米との交渉に弱腰な政府に業を煮やし、首相官邸に「東条内閣は腰抜けだ。日米開戦すべし!」という強硬な投書が3,000通殺到します。

1941年12月8日、日本は米国に宣戦布告しました。

日本経済新聞に2014/1/12に掲載された記事『熱風の日本史 大戦果、日本中が熱狂 第20回 12月8日の「青空」(昭和) 「世界は一新」「ペルリへの復讐」』に、当時の様子が描かれています。

—(以下、引用)—

 皇居前広場には続々と人が集まり、喜びの声をあげた。東京のビルの屋上からは「屠れ!米英われらの敵だ」「進め!一億火の玉だ」の垂れ幕が下がった。日本中が「万歳!」の歓呼で沸き返った。

 この日の日本人の興奮と歓喜は、作家・詩人など知識人の文章に表されている。

【伊藤整「身体の奥底から一挙に自分が新しいものになったような感動を受けた。(略)ああこれでいい、これで大丈夫だ、もう決まったのだ、と安堵の念の沸くのを覚えた」(「十二月八日の記録」)

高村光太郎「世界は一新せられた。時代はたった今大きく区切られた。昨日は遠い昔のようである。(略)私は不覚にも落涙した」(「十二月八日の記」)

火野葦平「神々が東亜の空へ進軍してゆく姿がまざまざと頭のなかに浮かんで来た。(略)私はラジオの前で涙ぐんで、しばらく動くことも出来なかった」(「全九州文化協議会報告文」)

長与善郎「生きているうちにまだこんな嬉しい、こんな痛快な、こんなめでたい目に遭えるとは思わなかった」(「今時戦争とその文化的意義」)

 太宰治】 「日本も、けさから、ちがう日本になったのだ。(略)目色、毛色が違うという事が、之程までに敵愾心を起こさせるものか。滅茶苦茶に、ぶん殴りたい」(「十二月八日」)

—(以上、引用)—

このNHK番組では、2011年時点で「あなたは、日本が再び戦争をする日が、来ると思いますか?」と聞いた世論調査が紹介されています。

「来る」17.7% 「来ない」65.8% 「わからない・無回答」16.6%

しかし、1941年年頭の世論調査でも「日米開戦は避けられる」という意見が60%と大多数だったのにも関わらず、1941年12月には「戦争すべし」との空気が蔓延し、1941年12月8日の開戦当時は国全体が熱狂していたのです。

私たちが「国民は戦争を強制された被害者だった」という意識を持ったまま、「当時、国民は熱狂していた」という現実を直視しないとどうなるでしょうか?

一般的に問題を問題として認識しない人は、同じ過ちを繰り返す可能性があります。

感情的に「戦争反対」を叫ぶ意見は、ともすると何かのきっかけで「戦争賛美」に切り替わってしまうリスクもはらんでいます。

私たち一人一人が、戦争に至った当時の熱狂を事実として認識することが必要なのではないかと思います。

確かにメディアの責任も大きいでしょう。しかしメディアは聴衆の意向を汲み取り、聴衆が見たい・聞きたい情報を提供する宿命にあります。言い換えれば、メディアは聴衆の願望の鏡なのかもしれません。

聴衆である私たち自身が、メディア情報に踊らされないことが必要です。

幸い当時と違って現代では、ネットで比較的容易にオリジナルの一次情報を検証できますし、意識すればSNSで偏らない多様な意見に触れることも可能です。

一方で、単純化された強い意見やメッセージがSNSで一気に拡散され祭り状態になり、空気に沿わないマイナーな意見が封殺されてしまう現代の一部の風潮には、危うさも感じます。

人はともすると「単純で明快な答え」を求めがちです。しかし単純な答えに至るには様々なことを考える必要があります。多様な意見を封殺せずに尊重し、一人一人が自分自身で考え続けることもまた、必要なのではないか、と思います。

成熟した大人の社会とは、多様な意見を尊重する社会なのだと思います。

NHK番組の最後で、元・朝日新聞記者の武野武治さん(放映当時96歳)の言葉が紹介されています。武野さんは満州事変をきっかけに新聞記者を目指し、終戦の日に報道の戦争責任を感じて辞表を出し、その後、反戦の立場でフリーのジャーナリストをなさった方です。

スクリーンショット 2015-08-09 午後0.11.48

—(以下、引用)—

戦争を始めさせては、だめだということだ。
始めさせてはだめだと。
始めてしまってから「あぁこりゃひどい」「こんなことになるなら」と言って止めさせようたって、止まないんです。戦争は。
やらせないためには何が必要なのか。
いちばん簡単なことは、現実に世界で何が起こっているのか。
アメリカが中国があるいはロシアが、その他の国々が何を思って、何をやっているかっていう現実ですね。
これを正直にお互いに知らせあうということですよ。

—(以上、引用)—

私たちも、世界全体の状況を考えた上で、日本がいかにあるべきか、そして戦争をいかに避けるべきなのかを、感情的にならず、性急な単純化もせずに、考え続け、そして自分でできることは行動し続けることが必要なのだと思います。

このNHK番組と日経記事は、メディアの立場で、メディアの戦争責任を反省したものです。

戦争関係の本では、「日本軍は強かった」、「大変な悲劇で悲惨だった」、「軍部に問題があった」、「陰謀だった」といった論調の本がよく売れていて、逆に「我々も問題があった」という内省的な本はあまり売れないそうです。その結果、書店でもそんな本が多く並べられています。

だから「国民が大喜びで戦争を求めた」という佐々木さんの発言に、多くの人たちが「そんなことはない!」と反応してしまうのかもしれません。

そんな中で、このNHK番組と日経記事は、客観的な取材を重ね、勇気を持って作られた、とても貴重なコンテンツです。

現代の私たちが学べることはとても多いと考え、紹介させていただきました。

平和国家・日本を心から願う私たち一人一人が、再び過ちをおかさないためにも、是非理解し共有してきたいことだと思います。

仕事力に、男女差があるか?

結論から言うと、当たり前ですが、まったくないと私は思っています。

 

私が社会人になり、日本IBMに入社したのは1984年。翌々年の1986年、職場での男女平等を確保し、女性が差別を受けずに家庭と仕事が両立できるよう作った「男女雇用機会均等法」が施行されました。

日本IBMは元々女性社員が活躍している会社だったので、私にとっては、女性の上司、同僚、部下と一緒に仕事するのは、30年前から当たり前のことでした。

 

もちろん、色々な女性がいます。もの凄く頭が切れたり、人物の器がとても大きい方もいる一方で、中には感情的になったり、なかなか周囲の人とうまくできない人もいます。

しかし後者のよくない例を取り上げて、「女性というものは…」と一般論でいうのは全くもってナンセンス。

男性でも、急に感情的になったり、周囲の人とうまくできない人はおられます。

 

男女で仕事力に差はありませんが、男女では性差はあります。

たとえば、きめ細やかな気遣いができる方は、女性の方が多いように思います。

また、こちらに書かれているように、脳の構造が異なるという説もあります。女性よりも男性の方が空間認識力が優れている一方で、女性は言語能力が優れている、という説もあります。

しかしこれらは、個人が一人一人が個性が異なるのとまったく同じレベルの話だと思います。

また当然ですが、男性はどんなに頑張っても子供は産めません。女性は子供を産む期間は仕事ができませんが、仕事に戻れば男性と同様に仕事ができるようになります。

「子供を産むから女性には仕事を任せられない」という意見を稀に聞きますが、これはむしろ女性にとってのハンディキャップであり、ちゃんとしたサポート体制を整えるべきなのでしょう。

いずれにしても、個性の差です。男性同士で個性の差があるのを理由に、「仕事力が違う」という人はいないのと同様、男女間でも仕事力に違いはない筈です。

 

私はこれが当たり前のように思っているのですが、その一つの要因は、仕事をしてきた環境が、女性の仕事力は男性とまったく変わりがないと実感できるものだったなのでしょう。最近の若い人たちも、これが当たり前になっているように感じます。

一方で、女性問題で失言を繰り返す男性も散見されます。「仕事力に男女差はない」と実感する機会がなかったことが、大きな理由なのかもしれません。残念なことですね。

 

 

仕事から離れて夢中になれることは、なかなか他人が理解できないものなのかもしれない

仕事とは別に夢中になれることは、何でしょうか?

 

私の場合は、写真です。

一番夢中になっていたのは20代から30代の頃。

週末や休みには写真撮影に出かけ、作品が溜まると写真の個展を開催するのが大好きでした。自分の作品を個展で見ていただくことは本当に楽しいものです。疲れることもありませんでした。

しかし当時の上司(=団塊世代。20歳ほど年上)は、「なんでウィークディも仕事で忙しいのに、わざわざ夏休みにまるまる1週間、朝から晩まで写真展するの?疲れないの?もの好きだなぁ」と半分呆れて、なかなか私の行動を理解できないようでした。

 

第二次世界大戦中に英国首相だったウィンストン・チャーチルが夢中になったことは一風変わっています。

なんと、レンガ積み。

ある日、首相官邸のレンガが崩れた際に、「じゃぁ、私が直す」と張り切って直そうとしたところ、レンガ業者から苦情が来ました。

「レンガ工事はレンガ工組合に加盟している職人しかできません。首相と言えども、規則に従ってもらいます」

そこでチャーチルは、すぐにレンガ工組合に加入届を出して資格を取り、レンガ工の資格を取り、レンガ積みをしたそうです。

普通の感覚だと「レンガ積みなんて、退屈じゃないの?」と思う人が多いのではないでしょうか?

しかしチャーチルにとって、ナチスドイツとタフな戦いをしている最中にレンガを積むことが、何よりも癒やされるひとときだったのでしょうね。

 

仕事から離れて夢中になれることは、人によって本当に様々なのだと実感します。

 

2014-06-22 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

物持ちがいい友人

先週末、大学時代の友人たちと集まりました。

学生時代の友人たちの良さは、あっという間に数十年の時間を逆戻りできること。

楽しいひとときでした。

 

幹事をしてくれた一人が、デジカメで集合写真を撮ってくれました。

どこのメーカーのデジカメかな、と思ったら、KONICA(コニカ)でした。

しかしコニカは2003年にミノルタと合併してコニカミノルタになり、さらに2006年に写真関連事業から撤退しています。

そのデジカメは彼が10年前に買ったものでした。後でネット経由で送ってもらったら、写真はきれいに写っていました。

 

その友人が曰く、「テレビに出演した」

乗っている車が26年前に買ったもので、車関係の番組から声がかかったとのこと。

「それって、あの赤いホンダ・プレリュード?」

私が20代中頃に乗せてもらったことがある、そのプレリュードでした。

駐車時は愛車カバーを二重にかけているので「塗装し直したんですか?」と言われるほどキレイで、故障した場合のパーツをどのように調達するか常に頭を使っているそうです。

 

学生時代(30年前)に乗っていたバイクも、まだ持っているとか。こちらもキレイに使っているのでプレミアムものだとか。

携帯はガラケーでした。

彼は大手メーカー勤務の会社員ですが、まったく不自由はしていなさそうな感じでした。

 

人は、つい新しい商品をすぐ買ってしまいます。かく言う私もすぐ買い換えてしまいます。

しかし、「新しい商品を買わずに使い続けるという選択肢も、スマートだな」と思いました。

 

2014-06-17 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

皇居の森を一望

永田町駅近くにある平河町ライブラリーで仕事や打ち合わせをすることが多いのですが、平河町ライブラリーが入居する平河町森タワーの屋上(24階)からは皇居の森が一望できます。

こちらは昨日の晴れた午後に撮影。

1  

こちらは雨の日の景色。

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都心の真ん中に緑豊かな皇居があることがよくわかります。

皇居の向こう側に見えるのは、有楽町〜日比谷〜丸の内のビル群、目の前の建物は最高裁判所です。

 

先日テレビ番組で拝見しましたが、皇居の森は人がほとんど入らないため自然豊かだそうです。もしこの森がなければ、東京都心の真夏ももっと暑くなっているのかもしれません。

皇居一帯は、東京の巨大なビオトープなのだな、と改めて思います。

 

都心にこのような森があるのも、いいものですね。

 

 

2014-06-15 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

「みんな、ちょっと無責任」の積み重ねが、大きな災いをもたらす

ちょっと古い記事ですが、あのセウォル号事故について、韓国の方が書いたこんな記事を読みました。

沈没事故で露呈したのは、韓国社会にはびこる裏切りの連鎖だ

言動ではなく態度や挙動に注目し、船長や船員たちがどのように考え行動したかを考察した記事ですが、意外と的を射た意見のような気がします。

「みんな、ちょっと無責任」の積み重ねが、このような事故を起こしたということですね。

 

翻って、対策を怠り重大な原発事故を起こしたことが象徴するように、「みんな、ちょっと無責任」が積み重なっているのは日本も同じではないかと思います。

「このくらいは、適当にやっていいだろう」

その小さな積み重ねが、大きな災いをもたらします。

  

記事を拝読し、改めて「対岸の火事ではない」「私たち自身がもっと成熟していくことが必要だ」と思った次第です。

 

「あなたは、何によって記憶されたいか?」

ピーター・ドラッカーが13歳の時、教師が生徒達にこんな質問をした、というのは、有名な逸話です。

「あなたは、何によって記憶されたいか?」
What do you want to be remembered for?

この時の様子が、このサイトに書かれています。

No one could answer, but the teacher chuckled and said, “I didn’t expect you to be able to answer it. But if you still can’t answer it by the time you are 50, then you will have wasted your life.”

誰も答えられなかったが、教師はニヤッと笑って言った。「まぁ、キミたちが答えられることは期待していない。しかしもしキミたちが50歳になった時にまだ答えられなかったとしたら、人生を無駄使いしてしまったということだね」

 

ちょうど50歳を2歳過ぎた身には、ドキッとする話ですね。

自分の人生の意味を考えるのは、他ならぬ自分です。

自分自身が納得がいく、素晴らしい人生が送れるように生きたいものです。

そして日々の小さな二度と戻らない時間の積み重ねが、自分の人生を作っています。

冒頭の言葉を意識しつつ、かけがえのない時間を大切に過ごしたいと思います。

 

2014-06-10 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

「テルマエ・ロマエ」作者、ヤマザキマリさんの生き方

私は「テルマエ・ロマエ」は大好きで、全6巻を一気に読んでしまいました。その勢いで映画も楽しませていただきました。

その「テルマエ・ロマエ」の作者であるヤマザキマリさんのインタビューが、日経DUALに掲載されています。

ヤマザキマリ 波瀾万丈イタリア出産→分娩台別離

ヤマザキマリさんの作品からは、端々に人間への深い洞察や愛情を感じますが、凄い人生を送っておられた方なのですね。それを受け止めるお母様も肝っ玉が据わっていて、素晴らしい。

 

「自分が納得する人生を生きたい」ということは、誰でも思うことです。

自分の人生に責任を持っているのは、他の誰でもなく、自分自身です。その自分がまず幸せになることが大切。

 

しかしともすると、自己犠牲を理由に安定を求めて流されてしまうこともまた、多いもの。本当に納得がいく人生を生きることは楽しいことではありますが、リスクを伴う過酷なことでもあります。

 

「本当に自分に正直に生きることは、何か?」を教えてくれるインタビューでした。

 

 

2014-06-01 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

大友克洋「AKIRA」実写版の予告編

素晴らしい出来です。

「早く公開版を見たい」と思いながら、よく見てみたら、これはAKIRA PROJECTで集まった12カ国40人以上のアーティストたちが、クラウドファンディングで2年間・3500ドルかけて作成したものでした。

詳しくはWIREDの記事「世界中のファンが集結してつくった「実写版AKIRA」(予告編)」に書かれています。

それにしても、金田や鉄雄などまさにイメージ通りで、ネオ東京やSOL、鉄雄の覚醒の様子もよく出来ています。英語で作られているのがまたいいですね。

クラウドファンディングでは、共感のもとで才能ある人たちが集まれば、予算の制約を乗り越えて素晴らしいものが生まれる可能性を、垣間見せてくれる作品でした。

 

奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (3)

一昨日昨日の続きです。

2014/5/22(木)、ユーカリが丘に行ってみました。(「ユーカリが丘って何?」という方は、一昨日のブログを参照ください)

昨日のブログではその途中までご紹介しましたが、今日はマンションからです。

 

マンションの入り口です。通路に屋根が付いていますが、駅からずっと屋根があり、雨でも濡れずにマンションに入ることができます。共用の広い庭もあり、バーベキューが出来たり、ドッグヤードがあったり、子供用の滑り台もあります。

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このマンションの2階には免震施設があり、大地震で揺れを抑える仕組みになっています。

 

マンションの入り口は、事前に住んでいる人の顔を登録しておいて、顔認証で入ることができます。

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大地震などで家族がバラバラに帰宅する際などは、この顔認証のデータを元に、外出先でも家族が帰宅したかどうかをチェックできる仕組みになっているそうです。

後述する自家発電もありますので、災害の際でも、家族がこのマンションに戻っていれば安心です。

 

エレベータには「ペット」ボタンがあります。

このマンションはペット可なのですが、中にはペットが嫌いな方もいます。そこでペットと一緒にエレベータに乗る際には、このボタンを押しておけばペットが乗っていることがわかるので、ペットがダメな方が一緒に乗るのを避けられるということです。(まだ引っ越しが完了していないので、エレベータの中は養生しています)

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29階で街を眺望できる共用スペースに案内をいただきました。まさに絶景。ユーカリが丘線が一周している様子を見ることができます。

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上の写真の左側にある森は、ユーカリが丘の中で発掘された縄文都市遺跡(井野長割遺跡)。ここは4000年前の縄文時代に栄えた集落でした。国の史跡として指定されています。下の写真はその森のアップです。

3000-4000年前にこの森の中にあった集落と、そこで生活してた人々のことに思いを馳せると、感慨深いものがありますね。

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30階にある分譲中のモデルルームを見せていただきました。素晴らしい眺めです。

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昨日のブログで立ち寄った様子をご紹介した街ギャラリーが、十字交差点の左上に見えます。

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このマンションは自家発電施設も持っています。電力供給がカットされても大丈夫。

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ユーカリが丘の北側にある宮の杜公園にも案内をいただきました。自然の野山は昔からの田畑が残っているこのあたりは、まるで信州の山や森の中にいるような清々しい香りが漂います。真ん中には池があります。ここの噴水も太陽光発電で動いています。

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ユーカリが丘には、日本では数少ない建て売りのログハウスも分譲しています。個人のご自宅なので今回ログハウスは撮影はしませんでしたが、まるで別荘のような趣きでした。キャンピングカーを持っている家も多くありました。

東京から1時間強の距離にも関わらず空気もきれいですし、まさに「毎日、別荘から東京に勤務する」といった感覚です。

 

横にある広場とマンションです。画面左の森の中には古くからある神社があります。初詣はここで済ます人も多いとか。

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宮の杜地区にも、山万さんがユーカリが丘で運営するいくつかの保育園の一つがあります。

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ユーカリが丘の駅まで戻ってきました。ここにも「総合子育て支援センター」があります。年間300円払えば、色々なプログラムに参加できます。

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写真は撮っていませんが、街の北側には様々な高齢者向け施設もあります。

保育園と高齢者施設を統合した幼老統合施設の認可も3年かけて取得し、世代を超えた交流を積極的に行っています。子どもたちはエネルギーがあります。元気な幼児と触れあうことは高齢者にとってとてもいいことですし、子どもたちにとっても小さい頃からグループホームにいる高齢者と触れあう経験を通じてやさしさや思いやりを学ぶこともできます。

農場も経営する予定で、ビニールハウスを建てる計画もあるそうです。

ユーカリが丘では、街全体で高齢者と子どもに優しい街作りをされています。

 

他にも実に多くのところを案内していただきました。今回写真でご紹介したのはそのうちのごく一部です。すべてご紹介できないのが残念ですが、プライバシーの関係で住民の方が特定できる写真は撮らないようにしておりましたので、何とぞご容赦ください。

 

街全体で、考えられる限りあらゆる点で「サステイナビリティ」を追求なさっておられる様子がとても強く印象に残りました。

民間のデベロッパーである山万さんが、方針をぶらさずに、開発計画に着手した1971年以来、40年以上、街作りのためにひたすら積み重ねてきた集大成が、ユーカリが丘にあります。

すべて山万さんが管理なさっていることに加え、「住民の皆さんの役に立ちたい」という社員一人一人の強い想いがあることが、色々な施設や仕組みを見ていて伝わってきました。

 

松下電器(現・パナソニック)創業者の松下幸之助氏は、「利益追求が企業の最大命題ではない。企業に大きな利益が与えられるのは、さらに大きな社会貢献を為せとの世の声だ」と語っています。

■サステイナビリティとは自然保護の問題だけでない。あらゆる面で考えていくことが必要である。

■ビジネスとして利益を上げ続けることが、継続性ある『ユーカリが丘の魅力向上』に繋がる。

ということをビジネスの現場で学ぶことができた、貴重な半日でした

 

半日かけてユーカリが丘をご案内してくださった、山万株式会社の高橋常務(右側)と野口取締役(左側)です。

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お忙しい中、本当にありがとうございました!

 

実は来週と再来週、山万グループ社員の皆様に講演する機会をいただきました。

「講演の前に、ユーカリが丘についてしっかり学んでおこう」ということで、今回の見学をご快諾いただきました。

山万さんの社員の皆様にお目にかかれるのが楽しみです。

 

【連載サマリー】

2014/05/23 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (1)

2014/05/24 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (2)

2014/05/25 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (3)

2014/05/31 ユーカリが丘の開発に尽力されている山万様で、講演しました

2014/06/03 山万様で、第二回目の講演を行いました

2014/06/07 山万様で、第三回目の講演を行いました。3日間で計570名が参加されました

2014/06/09  「進化し続ける人や企業は、謙虚にならざるを得ない」…山万様の嶋田社長から学んだ、謙虚さの意味

 
 

奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (2)

昨日のブログの続きです。

一昨日(2014/5/22)、ユーカリが丘に行ってみました。(「ユーカリが丘って何?」という方は、昨日のブログを参照ください)

たまプラーザの自宅を朝6時に出て、半蔵門線→東西線→京成本線と乗り継いで、朝8時過ぎにユーカリが丘駅に到着しました。

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この駅の周りはイオンなどの商業施設もあって賑やかです。ホテルもあります。ホテルのカフェに入ってコーヒーを飲んでいたところ、タイからの観光客が大勢朝食を食べていました。国際色豊かです。

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9時過ぎに山万株式会社の高橋常務と野口取締役がお見えになりました。

「タイのお客さんが沢山いますね」とお話ししたところ、このホテルは成田空港から電車で直通20分余りの駅に直結していて交通の便がよく、商業施設で買い物もできるため、東南アジアからの観光客に人気だそうです。

確かに成田へ行くホテルの多くは、バスを使ったり、電車の駅を降りて結構歩くことが多いので、納得です。

ちなみにこのホテルも山万さんの運営です。

 

当日午前の予定を高橋常務からご説明を伺い、9時15分発のユーカリが丘線に乗りました。モノレールのように見えますが、実はゴムタイヤで軌道を走る新交通システムです。この鉄道も山万さんの運営。この日の運転士は入社3年目の女性で、この方も山万さんの社員です。

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ユーカリが丘の真ん中には田畑が残されています。電車からも田園風景が見えます。私が子どもの頃は鎌倉に住んでいて野山を駆け回っていましたが、現代でも同じ環境が東京から1時間強にあるここには残されています。

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ユーカリが丘線を1周して、ユーカリが丘街ギャラリーに案内をいただきました。

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この町では屋外の自販機の上に太陽電池が搭載されています。

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募金もできます。山万さんの社会福祉協議会に寄付されます。寄付金付き自販機は初めて見ました。

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メッセージが表示される自販機も多くあります。災害時などのメッセージボードになります。

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街ギャラリーの横には、電気自動車用の給電スタンドもあります。

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街ギャラリーの横には、山万さんの社員がユーカリが丘の各家庭を巡回する電気自動車も駐車していました。給電中でした。

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ユーカリが丘ではかなり早い時期から、最近言われるようになったいわゆる「サステイナビリティ」を実に様々な面で追求しています。様々な技術も先行して投入し、検証しながらチューンアップされているという印象を受けました。

ここからは京成高速バスも出ています。東京駅まで1時間ほどだそうです。

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コミュニティバスもあります。ユーカリが丘では、どの家からも徒歩10分以内で駅に行けますが、歳を取るとそれでも結構遠く感じます。そこで試験的にコミュニティバスを運行しています。ルート上であれば運転手さんに声をかければどこでも降りることができるそうです。ルート上に自宅があれば、自宅の前にもつけてくれます。これも山万さんの運営です。

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街ギャラリーの中では、ユーカリが丘全体の模型をみせていただきました。こんな模型、実は大好きです。

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これは北から見た様子。

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こちらは商業施設とマンション群。この白いマンションは現在入居中だそうです。

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だいぶ長くなりましたので、続きはまた明日。明日は、この上の写真にある白いマンションの上に上がった様子をご紹介します。
 

【連載サマリー】

2014/05/23 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (1)

2014/05/24 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (2)

2014/05/25 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (3)

2014/05/31 ユーカリが丘の開発に尽力されている山万様で、講演しました

2014/06/03 山万様で、第二回目の講演を行いました

2014/06/07 山万様で、第三回目の講演を行いました。3日間で計570名が参加されました

2014/06/09  「進化し続ける人や企業は、謙虚にならざるを得ない」…山万様の嶋田社長から学んだ、謙虚さの意味

  

奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (1)

昨日2014/5/22、ご縁をいただいて千葉県にある「ユーカリが丘」に行き、ここを開発された山万株式会社様に案内をいただきました。

「ユーカリが丘」と言っても、千葉県に住んでいない方はご存じない方が多いかも知れません。私も名前しか知りませんでした。

しかし色々とお話しを伺っていくうちに、「これは奇跡の街だ」と思うようになりました。

そこで、実際に案内をしていただいた様子をご紹介する前に、まずユーカリが丘のご紹介をしたいと思います。(なお、図や写真は「ユーカリが丘 公式タウンポータルサイト」からダウンロードできる「夢百科 『千年優都 ユーカリが丘』」より引用しています)

 

まずユーカリが丘の場所の確認。東京から成田空港に向かって38Km程の場所にあります。東京まで電車で1時間強です。

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ユーカリが丘は、総開発面積は245ha、総計画戸数は約8,400戸の街です。

現時点で約6,900戸、人口約16,000人。まだ開発中の街です。真ん中に自然のままの田畑を残し、その周りに住居や都市機能を配置しています。

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空から見るとこんな感じ。

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全体図でもわかるように、京成本線・ユーカリが丘駅から出発している「山万ユーカリが丘線」が、ユーカリが丘全体を14分で一周しています。

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ちなみにこの「山万ユーカリが丘線」は、ユーカリが丘を開発した民間企業である山万さんが運営しています。不動産会社が運営する日本で唯一の鉄道です。

この路線のおかげで、ユーカリが丘ではどの家からも徒歩10分以内で駅に到着できます。山万さんは住民の利便性を考えて鉄道開設を決定し、苦労して許認可を取られたそうです。

山万ユーカリが丘線の起点となるユーカリが丘駅は京成本線と接続しています。1982年に開業したこのユーカリが丘駅も、ユーカリが丘の開発を決断された山万さんが自腹で作って、京成電鉄に寄付されたそうです。

 

ユーカリが丘がすごいのは、1980年の入居開始以来、一貫して人口と世帯数が増え続けていること。

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同時期の1970-1980年代に開業した他のニュータウン(多摩ニュータウンなど)は、30年以上経った現在、急速に高齢化しており、社会的な問題になっています。

実は日本のほとんどのニュータウンでは、計画戸数をすべて一斉に分譲して、売り切った後の管理は他の会社に任せる形になっています。こうすると同じ世代の人たちだけが街に住むことになり、数十年後には街が一斉に高齢化することになるのです。

 

しかしユーカリが丘では、子どもたちが沢山いて保育園もいくつかありますし、様々な年代の人たちが暮らしています。30年前に入居してご年配になったお子さんたちもユーカリが丘に住み、親子三代で同じ街に住んでいるケースも多いそうです。

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では、なぜユーカリが丘が高齢化しないのかというと、「毎年販売するのは200戸(平均)」という方針を1979年の分譲開始以来、継続し続けているからです。このおかげで、常に若い世代が街に入り続けています。

 

先に書いたように、ユーカリが丘では総計画戸数8,400戸に対して、現在6,900戸ですので、残りはあと1,500戸。7−8年で新分譲分は完売になります。(ただ新設マンションなどで若干増える可能性はあります)

ではこの後はどうするか?

そのために「”シニア”ハッピーサークルシステム」というリロケーションの仕組みを用意しています。

一戸建ては子育て世代にとって理想の家ですが、二人または単身世帯が多い高齢者世帯にとっては管理負担が大きくなるので住みにくくなってしまいます。

そこで山万さんでは、一戸建てから、同じユーカリが丘内にあるマンションや老人ホームへの住み替えをサポートしているのです。

通常の住み替えでは、一戸建ては評価額の7割での買い取りになります。そのために住み替えの費用負担が大きくなってしまいます。

しかしユーカリが丘では山万さんがすべて開発しているので、評価額の10割での買い取りになります。あるケースでは、180万円の負担で一戸建てからバリアフリーで最新セキュリティ・防災設備のあるマンションに住み替えをしています。

買い取った一戸建ては、山万さんがリフォームし、新たに子育て世代に販売します。

やはり消費力が高く元気いっぱいな若い世代がいることが、街の活性化に繋がるのです。

つまり、計画8,400戸のうち毎年平均200戸だけ販売する方針に加え、ユーカリが丘全体を山万さんが管理していることで、活気ある街を維持できているのですね。

 

山万さんは、他にも高齢者向け施設、保育施設、学校、貸し農園、商業施設のテナントなど、ユーカリが丘の街作り全体を手がけておられます。3年かけて保育園と高齢者施設を統合した幼老統合施設の認可も取られています。

山万さんは非公開企業です。短期利益を追求せず、長期的な視点で常により魅力的な街作りに邁進された結果が、今のユーカリが丘になっています。

それにしても、この数十年の間には、バブル経済による土地の高騰、そしてバブル崩壊もありました。そんな中でもブレることなくユーカリが丘の開発を進めてこられた慧眼には感服致します。

先見性に加え、地道な努力の積み重ねが、奇跡のニュータウンを生み出したのですね。実際に、ユーカリが丘では、実に様々な面でサステイナブルな街を実現しておられます。

 

だいぶ長くなりましたので、実際に見学に行った様子は明日ご紹介したいと思います。

【連載サマリー】

2014/05/23 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (1)

2014/05/24 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (2)

2014/05/25 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (3)

2014/05/31 ユーカリが丘の開発に尽力されている山万様で、講演しました

2014/06/03 山万様で、第二回目の講演を行いました

2014/06/07 山万様で、第三回目の講演を行いました。3日間で計570名が参加されました

2014/06/09  「進化し続ける人や企業は、謙虚にならざるを得ない」…山万様の嶋田社長から学んだ、謙虚さの意味

 

2014-05-23 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

街で高級カフェが急速に増えている

最近、街で1杯1,000円前後のコーヒーが増えています。

先日のブログにも書きましたように、表参道ヒルズのタリーズも「TULLY’S SINGLE ORIGIN」 というサービスを提供しています。この店では、注文毎に豆を挽き、専用マシンで一杯ずつ2分ほどかけて淹れます。

また銀座5丁目にも、ドトール創業者の鳥羽博道氏が開いたロイヤルクリスタルカフェというカフェがあります。ある本でこの店のことを知り、先日行ってみました。地下に豪華な内装の空間が広がり、ゆったりとしたソファもあり、きちんとした身なりの年配女性客が優雅に時間を過ごしておられました。ブレンドコーヒー一杯で1,500円。あまり頻繁に行けそうもないですが、いい店でした。

 

2014/5/20の日本経済新聞・夕刊にも、「カフェ大手で高級感 珍しい豆・居心地重視 コンビニに対抗」という記事が掲載されています。

この記事では、下記の店が紹介されています。

プロント:エチオピア起源の「ゲイシャ種」のアイスコーヒーを発売。数量限定で380円。1本の木から取れる収穫量は通常の半分程度

ドトールコーヒー:丸の内に高級カフェ「カフェ レクセル」を出店。「メキシコ レティロ」など3種類の豆を用意。淹れ方も選べる。1杯400~680円

スターバックス:都内の高級住宅地に「インスパイアード バイ スターバックス」の出店を開始。家具や内装に凝った新業態。近隣住民のリピーター顧客化を狙う。

 

カフェの高級化が急速に進んでいることを実感します。

 

昨日、全米公開されたGodzilla予告編&ティーザーを集めてみた。そしてティーザーについて考えてみた

ハリウッド版Godzillaが5/16に米国で公開されました。

かねてより様々な予告編やティーザー動画が少しずつ公開されています。

色々なバージョンの予告編があり、似たようなものでも微妙に異なっていたり、ゴジラ以外の怪獣もチラッと映っていたりして、ついつい見入ってしまう方もおられるのではないでしょうか?

そこでYouTubeで動画を拾ってみました。

これは色々な予告編を集めたもの。似たようなものでも、少しずつ出てくる場面が違います。最後にゴジラ登場のコミカルなCMがあったりします。(しかし不思議なことに、下記の静止画像に出てくる多足怪獣は、この動画には出てこないようですね)

これは5分ものの予告編。

これは上記のいずれにも入っていない動画。ラドンのような怪獣が飛翔しています。

これは中国語版。上記にない場面が多く掲載されています。

 

こちらは東宝のGODZILLAサイトに掲載されているYouTube動画。字幕付きです。



 

一般の方が自作された日本版ゴジラ風BGMと組み合わせた予告編もあります。これも風情があります。

 

「ティーザー」とは「じらし」という意味です。発表前に、商品そのものは見せず、少しずつ見せて顧客の興味を高めていく手法です。

確かに”Godzilla”はまさにチラ見の予告編ばかりで、しかも似たようなものでも少しずつ変えています。

商品力が極めて強い場合、「ティーザー」は需要を大きく喚起し話題性を獲得する上で極めて有効です。

ただしティーザーは顧客の事前期待値をもの凄く上げてしまう効果があるので、商品力がさほど強くない場合、顧客は期待を裏切られてしまうために満足度が極めて下がってしまいます。

つまりティーザーは、逆効果になるリスクも抱えています。「予告編でとても期待したけど、期待はずれだった」となり、低評価になる映画がこのパターンですね。

 
 
現在全米公開中の”Godzilla”については、Wikipediaで詳しく紹介されています。(5/17時点ではストーリーは掲載されていません )→リンク

 

ちなみに、”Godzilla”日本語版は7月25日公開です。

 

ホームユースでパソコンに取って替わっているのは、タブレットというよりも、スマホ?

2014年度の中小企業白書概要を見ていたら、「情報通信端末の世帯保有率の推移」という図がありました。

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これを見ると、パソコン保有率は2009年の87.2%をピークに2012年は75.8%になっています。11.4%の低下は、かなり大きな数字です。

一方でスマホは、2010年に9.7%だったのが、2012年には49.5%に急増しています。

またタブレットは、2010年に7.2%だったのが、2012年には15.3%。スマホほどは増えていないようです。

 

職業柄、私の周りには「パソコン持っていない」という人はあまりいないのですが、思い起こせば、以前よく通っていた理髪店では、「パソコン持っていません。携帯で十分だし」という若い理容師の方は結構いました。(当時はスマホは登場していませんでした)

この図だけでは相関関係は必ずしも証明できませんが、実際の感覚からは、どうもホームユースでは、パソコンに取って替わっているのは、タブレットというよりもスマホなのではないか、という気がします。

企業での使用状況を調査すると、また違った結果が出るのでしょうね。

 

2014-05-13 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

椅子を変えてみたら、腰痛が激減

昨年6月に会社員を卒業して7月に独立以来、自宅での作業が増えました。

特に集中して執筆する作業は、一日10時間以上椅子に座りっぱなしの状態が数週間続いたりします。

そのためか腰や肩がかなり凝ってしまい、ちょっとした拍子にぎっくり腰になりかねない状態になってしまいました。(幸い、まだぎっくり腰は未経験ですが)

 

自分の姿勢を観察してみると、背筋が丸まってしまいかなり猫背になっています。肩や腰が痛くなるのもこの猫背のためのようです。

また椅子に座って20分も経つと腰が張ってきます。ストレッチを頻繁に行ってもなかなか直りません。

実は使っているのは、巷で2,000円程度で売っているスチール製のパイプ椅子です。

「もしかしたら、椅子のせいかも?」と考え、この椅子に買い換えました。8,780円でした。

アマゾンで注文して、翌日に配達。

実際に試してみると、「背筋が伸びて、自然とイイ姿勢に!」と書いている通り、膝で体重を支えて安定した状態で姿勢を固定できます。

丸一日使ってみましたが、腰の負担もほとんど感じません。

半面、体重が膝に乗るために、膝に負担が来ます。言い換えると以前の椅子では、この膝への負担が、そのまま腰に来ていたのかもしれませんね。

これまでの椅子とは異なり、座っている姿勢を変えにくい構造なので、強制的によい姿勢を維持できるのもグッドです。

 

しばらく使ってみて、また気づいた点がありましたらご報告したいと思います。

 

若いビジネスパーソンを中心に、朝シフト進行中

私、以前より朝時間活用を提唱しております。2011年には「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」という本も出版致しました。

この朝時間活用、着実に世の中に定着しているようです。

 

2014/5/3の日本経済新聞に、「働く若者、朝型にシフト」という記事が掲載されています。

■東京都心で働く女性の若手社会人への調査 (森永製菓、2013年)
・「以前より朝型になった」43.4%
・「夜型になった」24.8%
・「朝に運動や勉強などの活動をすることに興味がある」61.7%

■男性の若手社会人への調査 (アサヒ飲料)
・39.0%が何らかの形で始業前の時間を活用
・男性の若手社会人の多くが朝型人間に「健康で仕事ができる」イメージを持つ。夜型人間はその逆

 

この調査結果は、私の個人的な感覚にも合っています。

夜の宴会で比較的遅くまで飲んでいる人たちは、私と同じ年代の方々(40-50代)が多いように思います。

一方で20代・30代の方々は、飲み会を早めに切り上げたり、朝活も活発に行っている人が多いように思います。

記事ではこのように書かれています。

—(以下、引用)—

 かつて若者には就業後の夜こそ、酒や食事を通じ友人らとじっくり交流するための時間だった。携帯電話とネットがある今、顔を合わせる必要性は薄れた。宴会でも食事と酒、カラオケを1カ所で済ませ、短時間で解散する傾向が強まる。

—(以上、引用)

このように考えると、「朝に活発」か「夜に活発」かは、年齢的な違いというよりも、世代的な違いなのかもしれませんね。

 

2014-05-06 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

美味しいコーヒーが、続々と東京に生まれています

昨日、表参道にできたタリーズ表参道ヒルズ店に行ってきました。

この店では、「SPECIALTY」をキーワードに、産地別にコーヒーを選んで、味わいを楽しめる「TULLY’S SINGLE ORIGIN」 という新しいサービスを提供しています。→お店の紹介

豆も注文毎に挽いて、専用マシンで一杯ずつ2分ほどかけて淹れます。

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AC電源付きテーブルもありますし、100席あるシートはゆったりしています。よい空気感が漂います。

私は昨日の土曜日午前に行きましたが、店内は空いていました。

 

また、米国にはブルーボトルコーヒーというコーヒー焙煎所が、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスに続く第四の都市として、東京に進出することが決まったそうです。

ブルーボトルコーヒーとは….こんな感じ。

ニュースは下記です。

コーヒー界の『Apple』こと『ブルーボトルコーヒー』がいよいよ日本上陸! 初店舗の場所は意外すぎる「清澄白河」

西海岸のコーヒー焙煎所「ブルーボトル」日本上陸、変化するサンフランシスコのスタートアップ文化

実は創業者のJames Freeman氏は、日本の喫茶文化に啓発されてブルーボトルコーヒーを始めたそうです。

日本でいつ展開するかはまだ未定とのことですが、美味しいコーヒーが街中で増えていくのは、とても有り難いですね。

 

2014-05-04 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

太宰治が恩師・井伏鱒二夫妻に宛てた結婚への誓約書

1938年、太宰治が美知子夫人との結婚に際して、結婚を仲介した恩師・井伏鱒二夫妻に宛てた、結婚生活への努力を誓う“誓約書”が日本経済新聞に掲載されています。

「結婚は努力」…太宰治、井伏鱒二夫妻に手紙12通

新聞記事では手紙の画像がありますが、文章はテキスト化されていません。そこで文章を書き起こしてみました。

—(以下、引用)—

井伏様、御一家様へ。手記。

このたび石原氏と約婚するに当り、一礼申し上げます。私は、私自身を、家庭的の男と思ってゐます。よい意味でも、悪い意味でも、私は放浪に堪へられません。誇ってゐるのでは、ございませぬ。ただ、私の迂愚な、交際下手の性格が、宿命として、それを決定して居るやうに思ひます。小山初代との破婚は、私としても平気で行ったことではございませぬ。私は、あのときの苦しみ以来、多少、人生といふものを知りました。結婚といふものの本義を知りました。結婚は、家族は、努力であると思ひます。厳粛な、努力であると信じます。浮いた気持は、ございません。貧しくとも、一生大事に努めます。ふたたび私が、破婚を繰りかへしたときには、私を、完全の狂人として、棄てて下さい。以上は、平凡の言葉でございますが、私が、こののち、どんな人の前でも、はっきり言へることでございますし、また、神様のまへでも、少しの含羞もなしに誓言できます。何卒、御信頼下さい。

昭和十三年十月二十四日  津島修治

—(以上、引用)—-

この手紙が書かれた前後の状況を理解すると、この手紙はより深く理解できると思います。

まず「津島 修治」は太宰治の本名です。

この前年の1937年、太宰治は内縁の妻と心中未遂し、離れました。(ちなみに太宰治は東京大学在学中の1930年にも女性と心中を試み、この時は相手の女性は死亡しています)

1938年の結婚後、しばらくは平穏な生活を送り、「走れメロス」(1940年)、「新ハムレット」(1941年)、「津軽」(1944年)、「ヴィヨンの妻」(1947年)、「斜陽」(1947年)、「人間失格」(1948年)などの名作を生み出します。

そして1948年、愛人と玉川上水で入水自殺し世を去りました。執筆中の「グッド・バイ」は未完の遺作になりました。(ちなみに「グッド・バイ」は、太宰治の中では珍しい、ユーモアがある作品で、私は好きでした)

 

Wikipedia「太宰治」によると、1998年5月23日に遺族らが公開した遺書では、死の理由について「小説を書くのがいやになつたから死ぬのです」と説明しています。

太宰治は、死の直前の1947年から1948年にかけては、代表作とも言える名作をいくつも生み出しています。太宰治の代表的な肖像写真は1948年2月に撮影されたもの。その心中は察するばかりしかありません。

 

太宰治の人生とあわせて、1938年に書かれたこの文章を拝読すると、氏のとても細やかで繊細な心を感じるとともに、内面の苦しみや葛藤も感じざるを得ません。
 

 

2014-04-19 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

テレビの視聴時間が、急激に減少中?

InternetWatchに、総務省情報通信政策研究所が4/15に発表した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の速報結果が掲載されています。

40代・50代がテレビ離れ開始か? 10代・20代はSNS時間倍増、メールを逆転

この調査によると、2012年から2013年にかけて、テレビの視聴時間は次のように変わっています。

(n=3000)
全体 184.7分 →168.3分 (-16.4分/- 9%
10代 102.9分 →102.5分 (- 0.4分/- 0%)
20代 121.2分 →127.2分 (+ 6.0分/+ 5%)
30代 158.9分 →157.6分 (– 1.3分/- 1%)
40代 187.4分 →143.4分 (-44.0分/-23%)
50代 219.2分 →176.7分 (-43.5分/-19%)
60代 263.0分 →257.0分 (– 6.0分/- 2%)

一方で、ネット利用時間は次のように変わっています。

全体  71.6分 → 77.9分 (+ 6.3分/+ 9%)
10代 108.9分 → 99.1分 (– 9.8分/- 9%)
20代 112.5分 →136.7分 (+24.2分/+22%)
30代  76.5分 → 87.8分 (+11.3分/+15%)
40代  74.6分 → 70.0分 (– 4.6分/- 6%)
50代  51.3分 → 61.8分 (+10.5分/+20%)
60代  33.9分 → 36.7分 (+ 2.8分/+ 8%)

20代では既にネット利用時間がテレビ視聴時間を上回っています。

1年間で全体で-9%、特定世代で-20%の減少は、極めて大きな変動です。

また、平成25年6月の「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」(n=2609)によると、「スマートフォンを持ったことによる時間の変化」で短くなった時間では、スマホ所有者の29.2%が「テレビを見る時間」をあげていて、これは減った項目の第一位になっています。

 

私は「顧客中心主義」のテーマで講演する際に、テレビの使い方を事例にしてお話しすることがよくあります。

その際に、会場におられる参加者に「この10年間でテレビを見る時間が増えた方は挙手ください」と聞くと、挙手する方はほぼゼロ。多くても1名いるかどうか。一方で、「減った方は?」と聞くと挙手する方はほぼ8割。

これは、これまで20回以上の講演で全て同じ傾向でした。

記事では、この調査は2012年と2013年の2回しか実施していないため、「忙しい」などの要因でテレビ視聴時間が減った可能性も否定できない、としています。しかしながら、これら調査結果は、私の実感と整合性があります。

 

既に前々から言われてきたことではありますが、メディアとしてのテレビの役割は、現在進行形で急速に変わっています。

マーケティングコミュニケーションで成果を出さなければならないあらゆる企業にとって、メディア活用方法の見直しが急務になってくると思います。

 

国内メディアではなかなか見えない、中国に関する2つの海外メディア (日本語)

国内メディアでは、日中関係が膠着している様子が報道されています。ただ、国内メディアでは報道されていない情報も多いようです。

私は中国関係で何かあった際には、中国人自身が発信している2つの日本語メディアを参考にしています。

日本のマスメディアを通していない情報ですので、バランスを持って中国のメディア情報に接する上でとても参考になります。

大紀元日本

中国大陸以外で生活する中国人向けに、もともとニューヨークで創刊されたもの。中国共産党の内政や外交問題を報道し続けています。中国共産党に対する報道姿勢は批判的です。(法輪功迫害問題など)

たとえば、2013/11/27に掲載されたコラム「相手にしないことは上策」では、中国が東シナ海に防空識別圏を設定したことに関連して、次のように述べています。

—(以下、引用)—

これまで日本は中国政府にとって、非常に都合のいい存在であり、国内で解決できない危機に臨むたびに尖閣諸島、教科書、靖国神社問題を持ち出し、国民の共産党政権への怒りを日本に転嫁していた。この策略はまた、しばしば奏功した。日本はいつも真剣に中国共産党(中共)の遊び相手となり、中共にとって日本ほど都合のいいカードはない。

しかし、今回は….日本は官民一致で中共の設定した防空識別圏を無視することにした。これはまさしく日米同盟の絶妙な共同演出だ。今回の対応は日本社会に非常に大事なメッセージを伝えている。今まで中共が虚勢を張るというやり口をしばしば使い日本を利用してきたが、実際のところ中共は張子の虎に過ぎない。

—(以上、引用)—

 

一方で、中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報』の日本語サイトもあります。

人民網日本語版

こちらは中国共産党の意図が正確に反映されています。

たとえば、2014/4/14に掲載されたコラム「中日関係修復、日本は中国より焦って当然」では、次のように書かれています。

—(以下、引用)—

 日本が中国より焦っているのはなぜか?

 第1に、…中国側の一連の強力な反撃措置によって日本は自らを苦しい状況に追い込んでおり、実行支配や国際世論などの面で何ら得をしていない。

 第2に、日本は一貫して同盟国の米国が日本の後ろ盾になることを望んできたが、結局のところ得られたのは口先の支持だけだった。….

 第3に、中日関係悪化が日本経済にもたらす悪影響が明らかになってきている。….中日関係を正常な軌道に戻すことは、日本経済界の一貫した期待であり、日本の長期的な経済的利益にも合致する。

….中日関係修復の問題において、日本はずっと「二枚舌」であり、言行不一致が常態となっている。だが各方面から圧力がかかるに伴い、中日関係悪化のもたらす「身を切るような痛み」を日増しに感じ、できるだけ早い中日関係修復に向けて一歩を踏み出す意向を徐々に示している。

—(以上、引用)—-

 

同じ事象でも、まさに正反対の意見になっています。

 

時々、両方のサイトをチェックしてみると、中国に関する視点が広がりますし、世の中には様々な意見があることを理解する一つの気づきが得られるのではないかと思います。
 

また両方のサイトを見ると、国や企業としては、世界に向けた広報活動はとても大切であり、地道に続けることが必要であることがわかりますね。 

 

「本物」に触れる時間

2014/4/2付の日本経済新聞夕刊に、資生堂名誉会長の福原義春さんの談話「本物の美には命が宿る「生」に触れて感受性磨く 資生堂名誉会長 福原義春さん」が掲載されています。

福原さんは、「本物」に触れる時間を持つことの大切さを、述べておられます。

—(以下、引用)—

「モナ・リザ」は誰でも知っている。カレンダーやポスターでさんざん目にしたこの絵を、わざわざパリのルーヴル美術館で見ることにはやはり大きな意味がある。絵が置かれた場所、雰囲気もひっくるめて、そのすべてに感動することが大切なのだ。

私の伯父(福原信三=写真家で資生堂の初代社長)は「花瓶でもバラの花でもいい、『本物』を見ろ」といい、私はそれを信条にしてきた。ドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミンがいうように、複製したものにはオリジナルが持っていたエネルギーが失われている。複製芸術といわれる写真ですらそうだ。写真展でオリジナルプリントの作品を見れば、印刷されたものとは全く異なるということに気づくだろう。

それはなぜかというと、「本物」は生きているからだ。

—(以上、引用)—

私は写真がライフワークです。大学時代から写真を撮る傍ら写真ギャラリーを回るようになり、本物の写真作品が持つ力に圧倒され、感動したことをよく覚えています。

美術館で絵画や彫刻などの作品に触れることも、「本物」を頭ではなく肌で理解する上で、とても大切なことだと思います。

やはり「本物」は、複製とはまったく違います。

私は写真展巡りをして、「いつか、こんな写真を撮ってみたい」と思って、写真の個展も何回かやってみました。

1998年に行った写真展では、展示しているオリジナルプリント、印刷された写真集、パソコン上のウェブ画面で、同一作品を鑑賞できる環境を作ってみました。

自分のささやかな写真作品ではありましたが、この時、オリジナルプリントが持つ圧倒的な力を実感しました。

福原さんもおっしゃっているように、複製物にはオリジナルが持つエネルギーが失われています。できる限り本物に触れていきたいものです。

そして本物の人物にも、できるだけ触れるようにしたいものです。

 

 

2014-04-03 | カテゴリー : 写真, 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

新社会人の皆さんへ…今しかできないことが一つあります

本日4月1日、新社会人になられた皆様、おめでとうございます。

今日から(あるいは職場によってはもっと早い時期から)、入社式や新しい職場で、先輩や同期になる皆さんと新たな出会いを得ておられることでしょう。

 

実は一生の間で、この時期しかできないことがあります。

それは、同期入社の仲間を作ることです。

同期入社の仲間は、不思議なものです。

様々な業界に巣立っていく学生時代の友人と違い、多くの場合、数十年間同じ業界で仕事をすることになります。

また入社時点で利害関係はありません。学生時代の延長で、時にタメ口で、将来の夢を語り合うことも多いでしょう。

社会人生活を10年・20年と続けていくと、そんな同期入社の仲間も、様々な岐路に分かれていきます。

転勤して別事業部や地方・海外に移ったり、あるいは同業他社(時にライバル)やビジネスパートナー等に移る同期もいるでしょう。同期同士で、職位が上になったり、下になったりすることもあるでしょう。

微妙な利害関係も、徐々に生まれてきます。

しかし年末などの同期会で会えば、利害関係はひとまず脇に置いておいて、一瞬で入社当時のタメ口の関係に戻れるのもまた、有り難い同期入社の仲間でもあります。

時に仕事で助け合うこともあり、時に心のよりどころにもなるのも、同期入社の仲間です。

これから研修や実習などで、同期入社の仲間と一緒に過ごす時間もあるでしょう。しかしそのような時間は、一生の間で今しかありません。

かけがえのない同期入社の仲間は、今しか作ることができません。そのありがたさは、数十年経つと、よくわかってきます。

ちょうど30年前の今日、1984年4月1日に新社会人としてスタートを切った、私自身の実感です。

 

以前、当ブログで何回か申し上げてきたことですが、大切なことかな、と思ったので、再度書かせていただきました。

 

2014-04-01 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

「楽観的になると脳が若返る。逆に、心配ごとや不安が多いと軽度認知症が起きやすい」という話

「悲観主義は感情に属し、楽観主義は意志に属する」という言葉があります。

このことについて、医師であり脳に詳しい米山公啓さんが、記事を書いておられます。

「脳に学ぶ経営戦略:楽観的な考えが脳を救う」
 

米山さんは、「楽観的になると右脳が刺激され脳の神経細胞が増えることがわかっている。つまり脳自体が若返る」「さらに重要なことは、楽観的になることによってストレスを早く解消できる」とおっしゃっています。

一方で、怖いことも書かれています。

—(以下、引用)—

心配ごとや不安が多い人に、認知症の前段階といえる、軽度認知障害が起きやすいと言われている。
これも、日々のストレスによって脳の一部が破壊されていくので、認知症を起こしやすくなると考えられている。

—(以上、引用)—

 

私は、時々周囲の方々から「どうしてそんなに楽観的でいられるんですか?」と言われることがあります。

しかし20代前半までは、いつも物事を悪い方へ悪い方へと考えるタイプでした。

これが変わったのは、25歳の頃に十二指腸潰瘍を患ったのがきっかけでした。社会人3年目になり、それなりに仕事のストレスが増えたのが原因だったようです。

十二指腸潰瘍というのは結構辛いもので、ストレスを感じるとそれだけでキューっと痛くなったりします。そこで身体の負荷を減らすためにも、常にできるだけ楽天的に考えるようになりました。幸い、半年ほどで快癒し、その後は再発はありません。

今になって振り返れば、このときに十二指腸潰瘍になったおかげで、悲観的に考えがちな状況であっても、楽観的な考えに意識して切り替えられるように訓練できたように思います。

 

実は今でも、ともすると悲観的に考える癖は抜けません。しかし悪い状況のことをある程度以上考えた後は、楽観的に考えを切り替えられるようになりました。これは本記事にも書かれているように、脳にとってもよいことのようです。

人生、何が幸いするかわからないものです。

 

2014-03-27 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

コーヒーの人体実験 – コーヒーは身体にいいのか、悪いのか?

神戸にあるUCCコーヒー博物館で知り、「なるほど」と思ったことの続きです。

コーヒーは習慣性はありますが、身体への害はどうなのでしょうか?

これは17世紀にコーヒーがヨーロッパに上陸以来、ヨーロッパでは議論されてきたそうです。特にスウェーデンでは18−19世紀に紅茶とコーヒーは何度も禁止される状況に。

そこでとうとう国王グスタフ3世(1746-1792年)は、奇妙な実験をすることにしました。

2人の死刑囚に、片方にはコーヒーを、片方には紅茶を与え続けて、いずれに害が現れるかを観察したそうです。

結果は、二人とも何ら問題がないまま天寿をまっとう。

その前の1792年、グスタフ3世の方が先に暗殺されてしまいました。

 

ただしこれでは実験サンプル数は1件だけ。実際にはどうなのでしょう?

NAVERまとめですが、これこれを見ると、当然ながらいい面と悪い面がそれぞれあるようです。こんな記事もありますね。

どうも決定的に「害」と言い切れる点は、ないようですね。

しかし調べてみる限り、仮に人体に害があったとしても、タバコと比べると無視できる程度なのではないでしょうか?

 

ということで、私は「普通にコーヒーを飲んでいる限りは、あまり健康の心配はしないでもよい」と考えて飲むようにしております。

 

「走りながら考える」の言葉の意味が、この30年間で変わってきた

昨日のブログの続きです。

「走りながら考える」という言葉があります。

 

1980年代後半、私がまだ20代だった頃は、先輩社員が「あの人は、相変わらず走りながら考えているなぁ」と言うことがありました。

当時、「走りながら考える」という言葉には、どちらかというと「もっとちゃんと考えた上で行動するべきだ」という多少揶揄するニュアンスが入っていました。

 

しかし現代では、「走りながら考える」という言葉のニュアンスはかなり変わってきたように思います。

揶揄するニュアンスはなくなり、むしろ「タイミングを逸しないように、実行力を重視している」というポジティブな意味が強くなっているのではないでしょうか?

 

ただこのことは、「戦略を考える必要はない。まずは実行だ」という意味に捉えると、本質を見間違えるかもしれません。

「3ヶ月の完璧な戦略を立てる」のでなく、「半日で仮説を立てて、すぐに実行する」形に変わってきた、ということだと思います。

言い換えると、「時間をかけてあらゆるケースを想定して熟考を重ね、戦略を立てた上で、実行する」という方法論から、「迅速に仮説としておおまかな戦略を立てた上で、まず小さく実行し、仮説を検証しながら速度を上げ、規模を拡大する」という方法論へ、変わってきたと言うことだと思います。

 

「走りながら考える」という言葉のニュアンスが変わってきたこと自体、この30年間で「時間が第5の経営資源」になっていることを象徴していることなのでしょう。

 

ジェフ・ベゾスの母校・プリンストン大学での卒業式スピーチを聴いて、考えたこと

こんな記事を見つけました。

『「才能と選択の違いを知ること」 Amazon創業者ジェフ・ベゾスが卒業式で語った、道の切り開き方』

アマゾンCEOのジェフ・ベゾスが、母校・プリンストン大学の卒業式でスピーチした内容です。

実際のスピーチもYouTubeでご覧になれます。

ペゾスが言う通り、人生はまさに「選択」の連続。

80歳になった時、過去を振り返って思い出す数々は、「自分が選択した結果」です。

挑戦することも、挑戦しないことも、自分自身の選択です。

 

私は22歳から51歳まで会社員としての立場で挑戦をしてきました。

昨年独立し、新しい挑戦を始めました。この判断をしてよかったと思っていますし、自分としてはベストタイミングだったと思ってます。

 

人によって様々な挑戦があると思います。

そして挑戦しないことには、成功はありません。

一方で、挑戦には必ず失敗を伴います。

このことは、ヤフーCEOの宮坂学さんが「爆速経営 新生ヤフーの500日」で語られていた次の言葉がもっとも的確に表現していると思います。

「今よりも10倍挑戦して、5倍失敗して、2倍成功する」

 

挑戦は、数多くの失敗を受け入れることが前提です。

 

ペゾスのスピーチを聴いて、

■信念:「自分のビジョンは正しい」という絶対的な自信。

■コスト意識:失敗は必要経費の一部と考えること。

■学習:失敗からは必ず貪欲に学び、成長するという腹決め。

挑戦の際には、これらが問われるのではないか、と改めて思いました。

 

Googleトレンドで、どんなキーワードが旬なのか調べて見た

Googleトレンドで、キーワードの過去10年間のトレンドが簡単にわかるので、チェックしてみました。

 

これは「朝活」。結構キていますね。

これは「マーケティング」。これは使い古された感がありますね。

こちらは「戦略」。これも使い古された感があります。

こちらは「イノベーション」。こちらはまだまだといった感じですね。

こちらは「仮説思考」

こちらは「ブルーオーシャン」。ううむ。

こちらは「カフェ」。意外とこの1−2年はブームですね。

念のため「コーヒー」もチェック。こちらも来ていますね。

何か言葉を考える際に、Googleトレンドでチェックしていると、何らかの参考になりそうですね。

 

ごく自然に、きれいで品がある言葉が使えるようになりたい

最近思うのは、「ごく自然に、きれいで品がある言葉が使えるようになりたい」ということ。

「上品な言葉遣い」とか、「うわべを飾った言葉」という意味ではありません。

「密やかな悪意や卑屈さを感じさせない言葉」というと、近いでしょうか?

しかしこれが難しいですね。

 

自分を振り返ってみると、自分の中に何か黒いもの(あるいはエゴ)があり、それが見えていない状態で自覚せずに文章を書く時は、きれいで品がある言葉になっていないことが多いように思います。

「自分が見えていない」というのは、こういう状態を言うのかもしれませんね。

私はここ8年間、ほぼ毎日ブログを書き続けてきたおかげで、文章を公にする場合は何回か見直す習慣がつきました。何か感じるものがある場合は、時間をかけて書いた文章でも、思い切って全文削除することもあります。

しかし自分のエゴがよく見えていれば、そもそもこのようなことも不要ですよね。

 子の曰く、吾れ
 十有五にして学に志す。
 三十にして立つ。
 四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る。
 六十にして耳順がう。
 七十にして心の欲する所に従って、
 矩を踰えず。

という言葉があります。

思うままにふるまって、それで道をはずれないようになるまで、まだまだ多くのハードルが控えています。先がかなり遠いようです。

生涯修行ですね。

 

新潟県が大雪被害の山梨県に職員派遣

今回の豪雪で、普段は大雪が降らない地域は大変な思いをされています。

一方で、今回の大雪被害が比較的少なかった新潟県が、山梨県の支援を行うことが大きな話題になっています。

世界最強の除雪機甲師団の1つ? 新潟県内部隊(官民混成)+北陸が山梨県に即参上までの経過

(尚、リンク先の冒頭で「(機甲師団は大げさな表現で、実際にはありません。除雪隊あたりが妥当ではないかと。) 」と付記されています)

今回のことで、田中角栄の一生を描いた津本陽著「異形の将軍」のこんな一節を思い出しました。

—(以下、上巻 p.262から引用)—

 豪雪の季節には、重病人は家族、親戚が総出でソリにのせて曳いてゆく。ソリも動かせない吹雪のときには、医師の手当てもうけられないまま息をひきとる病人が、めずらしくなかった。
 …
 東京の官僚は、数十億円の経費でかけ橋を架けるのであれば、利用者は最低数十万人が必要であるという。
 角栄はそのような官僚の考えを打ちくだいた。
 「トンネルの利用者が百五十人しかいなくても、その人たちに欠かせないものならば、億単位の金をつぎこみ、トンネルをつけるのが政治だ。橋をかけるのも同様だ。
 都会ではトンネル一本、橋一本が地域住民の生活を左右するようなことはない。橋一本の重みが、東京と新潟とではまったく違うということを、君たちは考えたことがあるか」

—(以上、引用)—

引用の冒頭で描いた場面は、これまで大雪の恐ろしさを体験したことがない我々が身近に感じたことであり、山梨県を中心に孤立されている方々がまさに体験していることでもあります。

他人の痛みを自分の痛みと感じる。新潟県の対応は、まさに「共感の行動」ですね。

 

ここ数年間、大地震、大雨、台風、大雪と日本は災害が続いています。財政が厳しい中で過剰な公共投資は控えていただきたいですが、限られた予算で効果が最大化できる対策を望みたいですね。

 

2014-02-19 | カテゴリー : 社会 | 投稿者 : takahisanagaicom

「コーヒー豆」は、実は豆じゃありません

…というと、意外に思われる方は多いのではないでしょうか?

コーヒーはマメ科の植物ではありません。

コーヒーノキというアカネ科の果物の実が、コーヒーのおおもとです。

この赤く完熟したサクランボウのような実(コーヒーチェリー)の種が、コーヒーの生豆です。「コーヒー豆」と言いますが、実は種なのですね。

 

コーヒーチェリーから種を取り出して乾燥させ、焙煎し、粉砕して、湯を注ぐと、1杯のコーヒーが出来上がります。

一言で書いてしまいましたが、この作業はすごく人手がかかっています。

 

まずコーヒーノキからコーヒーチェリーという実を取る作業。機械を使ってガーッとやってしまう方法もあるそうですが、コーヒーノキが傷んでしまいます。完熟豆を見極めるスキルを持った人たちが、人手をかけて摘んでいく方法が理想です。

さらにその果実から果肉を除去し、さらに内皮の粘質を除去して、水洗いし、天日で乾燥させ、豆を選別するのもとても手間をかけて作業しています。これでいわゆる「生豆」が出来ます。

さらにその生豆を、ブラジル、タンザニア、ジャマイカといった生産国から消費国へ輸入します。

しかし生豆は味も香りもほとんどありませんし、このままでは飲むことはできません。そこで、輸入した生豆を焙煎します。「ロースト」とも呼ばれます。熱い温度で加熱して、水分を飛ばして成分を化学変化させます。焙煎によりコーヒー豆は揮発性の素晴らしい香りを放つようになり、苦味、酸味、甘味等、コーヒー独特の風味も生まれます。UCC上島珈琲、AGF、キーコーヒーなどが焙煎業大手ですが、最近は自家焙煎のカフェも増えてきています。

焙煎した生豆をコーヒーミルで挽いて、ドリッパーなどで淹れるわけですね。

 

このようにコーヒーは実に手間がかかる飲料ですが、このステップ一つ一つの違いで、味わいが大きく変わってきます。

また最近は、新しいコーヒーのカルチャーとして「サードウェイブコーヒー」の波が起こっています。ちゃんとした定義はまだないようですが、産地や農園単位でコーヒー豆を厳選して焙煎し、豆に合わせた挽き方、抽出をして、一杯を楽しもう、というものです。

最近は、おしゃれで美味しい個人経営のカフェも、増えてきました。世の中も、「カフェはおしゃれだ」という風潮になってきています。

世の中に、もっと美味しいコーヒーと、居心地のよいカフェが増えるといいな、と思います。

 

箱根登山鉄道の名物車掌・落合伸哉さん、1月27日にご卒業

自宅から2時間程度で行けるということもあり、時々箱根に遊びにいきます。

私は車は持っていないため、移動は電車です。そこで箱根に行く際は箱根登山鉄道に乗ります。

この箱根登山鉄道には、「名物車掌」として名高い落合伸哉さんがいます。

FNNが番組で落合さんを紹介しています。落合さんの車内アナウンス、是非ご堪能ください。

落合さんの上司も暖かく見守っています。

幸運なことに、私も落合さんの電車に乗ったことがあります。とても癒やされました。

 

この落合さん、今年1月27日を最後に車掌をご卒業で、2月から運転士を目指して研修に入るそうです。

箱根登山電車の名物車掌 1月末で“卒業” 沿線魅力「しゃべり倒す」 今後は運転士に

「箱根登山鉄道を日本で一番バリアフリーが進んだ会社にしたい。どんな世代の方でも安心して利用できる環境をハード、ソフト両面で追求していく」

素晴らしい志ですね。

 

落合さんの今後のご活躍、楽しみです。

1月27日の箱根登山鉄道は、落合ファンで大変なことになりそうですね。