永井孝尚ブログ

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朝活勉強会「永井塾」第8回『あなたかワークショップ』を行いました

本日、朝活勉強会・永井塾を行いました。

今回のテーマは「あなたかワークショップ」。
『「あなた」という商品を高く売る方法』に基づいて、皆様に事前にご自身のバリュープロポジションを作っていただいた上で、議論をしました。少人数でかなり密度が濃い議論ができました。

皆様のご感想です。

■自分の会社以外の方から貴重なご意見をいただき、たいへん勉強になりました。普段思いつかなかったアイデアや発祥に気づけました。本当に面白かったです。また人数がちょうど良かったと思います。このくらいの人数で、もう少し長いワークショップだと嬉しいです。

■少人数で深い意見交換ができ、期待を超えたフィードバックをいただけました。今回のようなワークを元に、活発に意見交換する機会があるといいと思いました。

■じっくりお話しできる機会も、時々はいいですね。参加者の皆さんの考えていることを聞くのは参考になります。

■自分の価値を高める方法を、他の方々からアドバイスいただいたり、他の方のプランを実際にうかがえてよかった。

皆様、有り難うございました。

 

 

小池さんの強みは、「潮目を見切る勝負勘」だけではない


(写真は都庁サイトより引用)

 

衆議院選挙に向けて、急に世の中が慌ただしくなってきました。

安倍さんは今夏に事前調査し、「今の情勢なら勝てる」と判断して衆議院解散を決めた、と言われています。

しかし9月25日に小池さんが「希望の党」を立ち上げ、事前根回ししていたと言われる民進党が呼応し、本稿を書いている10月2日時点で一大勢力となりつつあります。

 

小池さんは「潮目を見切るセンスが抜群」「勝負感が鋭い」と言われています。
しかしそれだけではありません。
それは、私たちビジネスパーソンにとっても、大きな学びがあるのです。

あなたの同僚やお知り合いでも、正確に世の中の動きを見極めている人は、何人かお心当たりがあると思います。実際に潮目を読み切れるだけならば、そういう人は少なくありません。

しかし潮目を見極めた上で、実際に行動に移せる人となると、途端に数はガクンと減ります。多くの人は、潮目を読み切ってもリスクを考え、行動を躊躇してしまうのです。

潮目を見切った後、初動までの判断が極めて短いのが、小池さんの強みの本質だと私は考えています。

昨年桝添さんが東京都知事を辞任後、都知事選の自民党候補がなかなか決まらないと見るや、小池さんが「後出しじゃんけん」で都知事選出馬を公言し、自民党の公認が得られないとわかると、「崖から飛び降りる覚悟で」非公認で立候補した時も、同様でした。

 

モノゴトが変わるスピードは、ますます速くなっています。
だからこそ、潮目を見切った上で、初動までの判断の短さが、勝負を決するのです。

小池さんが愛読する書が、「失敗の本質」 です。
「失敗の本質」では、第二次世界大戦で日本軍が負け続けた要因を分析しています。共通する要因は、

「事実を客観的に見ようとせず、合理的に判断しない」
「個人が責任を持たないので、判断のスピードが遅く、タイミングを逸する」

このために、「トップが責任を持って、合理的、かつ迅速に判断する」米軍に負け続けました。

 

組織の空気のしがらみに囚われ、合理的な判断ができず、タイミングを逸しているのは、低迷する多くの日本企業にも共通する要因です。

「判断して即動くべき時に、リスクを取れずに判断を保留してしまい、動けない」

その結果、せっかく目の前に大きなチャンスがぶら下がっていても、それをライバルにみすみす取られてしまのです。

 

これを克服するのが、初動への判断の短さ。言い換えれば、事実に基づいた迅速で合理的な判断です。そして「リスクよりもメリットの方が大」と判断したら、即実行です。変化が激しい現代では、初動への判断の短さこそが、多くのデメリットを帳消しにする絶大な武器になり得るのです。

初動への判断が短いから、小池さんは「勝負師」と言われるのです。

 

小池さんには、「政局で動いており、政策がない」との批判もあります。
この議論はひとまず保留した上で、私たちビジネスパーソンが小池さんから学べることは、多いはずです。

(なお本稿は、私の支持政党とはまったく関係ありません。また選挙結果を予測するものでもありません)

 

 

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【書店限定企画】「あなたか」出版記念講演@渋谷 #2を行いました

9月28日、渋谷で『あなたか』(『「あなた」という商品を高く売る方法』)の発売記念セミナー第2回目を行いました。今回は約20名が参加。講演の後、皆さんに実際にご自身のバリュープロポジションを作って発表いただき、講評しました。

参加された皆様のご感想です。

■お話を聞いて突破口が開かれた気がします!ありがとうございました。

■今回は本を購入している前提のセミナーなので、前半部分は省略して、ワークと解説に時間をさくべきと思った。

■直接お話しを聞けて、理解が深まりました。ありがとうございます。

■本の内容や書かれていないことが聞けて、とても勉強になります。

■本を買って、セミナーに参加できるということが、とても面白い仕組みだと思いました。本にのっていない内容も聞けて、嬉しかったです!

■もっと速く知ることが出来たら良かったな!と…。でも決して遅くはない…と考えます。

■本当にありがとうございます。自分の強みを活かし私しか提供できない価値を深掘りしていこうと思いました。本もわかりやすく、今後の参考にします。

■バリュープロポジションを通じて今後の自分の仕事に活かしていきたい。ストーリーを描けるようにしたい。

■ご講演ありがとうございました。実際にバリュープロポジションを考えるのはとても難しかったですが、今後どのように働いていくか、メンバーと向き合っていくか、参考になりました。ありがとうございました!

■時間がタイトで焦りましたが、その分、頭をフル回転させて考えられ、楽しかったです。

■有料でよいので、ワークショップの時間を多く取って、個人的な相談ができる形を取っていただけたら有り難いです。その際は、①副業・独立を考えている人向け、②今の会社で上を目指す人向け、とわけていただけると幸いです。

参加いただいた皆様、サポートして下さったNHK出版の皆様、有り難うございました!

 

 

 

 

レディバードクラブ様で講演しました

9月26日に広島で行われたレディバードクラブ様のセミナーで、『お客様が買う理由を、いかに作るか? 「ニーズ対応」から、「ニーズサキドリ」への変革』と題して講演しました。

レディバードクラブとは、印刷産業ビジネスのさまざまな経営課題解決のために、セミナーや情報提供などを行うことで、業界を発展させるために設立された団体です。

中国・四国地区の印刷会社を中心に、105名もの方々が参加されました。有り難うございました。

 

 

会社員の独立で、一つだけ押さえるべきは何か?

『「あなた」という商品を高く売る方法』(あなたか)の講演の後、こんなご質問をいただきました。

「永井さんは、4年前に日本IBMを退職後、独立されたのですよね。
起業や独立にあたって、一つだけ押さえておきたいことは何でしょうか?」

「あなたか」の講演では、このようなご質問を意外と多くいただきます。
「独立に挑戦したい」という会社員は、かつてなく増えているようです。
挑戦しようと考えることは、素晴らしいことですね。

このご質問に対して、私は自分の経験で、次のようにお答えしました。

 

私の経験で言えるのは、「お客様がいるかどうか?」 これに尽きると思います。

私の場合、本を書いていました。たまたまその時は売れていましたが、本は水物なので、今後も売れるかどうかは全くわかりません。ですから、本に頼ることは考えていませんでした。

ただ、日本IBMに在職して本を執筆していた最後の3年間、社外から講演のご依頼をかなり多くいただいていました。残念ながらすべて平日のご依頼でした。平日は、私は会社の仕事があります。ですので大変申し訳なかったのですが、すべてお断りしていました。

そんな中、ある企業様から「それなら、土曜に社員を集めるから、数回にわけてワークショップをして欲しい」というご依頼をいただきました。そこで半日のワークショップを数回にわけて数週間行いました。

この時、「謝礼をお支払いしたい」との有り難いお話をいただいたのですが、会社勤めでしたので固辞させていただき、無償で実施しました。ただ勤務先では人材育成部長をしていたので、同一内容を研修で提供した場合、どの程度の相場になるかは、ほぼ把握できました。

「これは独立しても、お客様がいるのではないか?」と考えました。

私は30代前半の頃から「50歳になったら独立しよう」と考えていましたが、この時は51歳。私は「50代がビジネスパーソンとして仕事のピーク」とも考えていたので、「このタイミングで独立しよう」と考え、この年の6月に退職して、独立しました。

 

ここで大切なのは、

「〇〇〇社の社員だから、仕事をお願いしてくれるお客さん」と、
「□□さんだから、仕事をお願いしてくれるお客さん」

の違いを、見極めることが大切です。

私の場合、有り難いことに、「あの本を書いた永井さんだから」と、仕事をお願いされました。
しかし実際には、「〇〇〇社社員の□□さんだから」と、仕事をお願いするお客さんが圧倒的に多いのが現実だと思います。

また、独立する際には「志」もとても大切です。そして若い時期であれば、お客様がよく見えていない状況で「志」だけで独立し失敗しても、失敗から学んでリカバリーできる余裕があります。

しかしシニアの場合、責任も抱えるものも、若い頃と比べると格段に増えています。会社員で長年経験しシニアになってから、「志」だけで独立して失敗すると、失うものは大きいのです。

一方でシニアは、若者が持っていないものを持っています。「経験と勘」です。失敗の勘所がわかっているはずです。

その「経験と勘」に加え、「自分個人に、お客さんがいる」という状態にして独立をすることが、必要なのです。

 

 

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